excel

【Excel】エクセルでの非表示ボタン・プラスマイナスボタンの使い方(グループ化・折りたたみ設定も)

当サイトでは記事内に広告を含みます

【Excel】エクセルでの非表示ボタン・プラスマイナスボタンの使い方(グループ化・折りたたみ設定も)

Excelで大量のデータを扱っていると、「一部の行や列を一時的に隠したい」「必要なときだけ表示したい」と感じる場面は多いでしょう。そのようなときに活躍するのが、グループ化機能とプラスマイナスボタン(折りたたみボタン)です。

この機能を使いこなすことで、シートを見やすく整理したり、プレゼン資料として見せる範囲をコントロールしたりすることが可能になります。

本記事では、エクセルの非表示ボタン・プラスマイナスボタンの基本的な使い方から、グループ化・折りたたみ設定の具体的な手順まで、丁寧に解説していきます。

エクセルのプラスマイナスボタンはグループ化機能によって表示される

それではまず、プラスマイナスボタンの正体と、その仕組みについて解説していきます。

エクセルのシートを操作しているときに、行番号や列番号の外側に「+」や「-」のボタンが表示されているのを見たことはないでしょうか。

このプラスマイナスボタンは、Excelの「グループ化」機能を使用したときに自動的に表示されるボタンです。

グループ化とは、特定の行や列をひとまとまりのグループとして設定することで、折りたたんで非表示にしたり、展開して再表示したりできる機能のことを指します。

プラスマイナスボタンの基本的な動作はシンプルです。

「-(マイナス)ボタン」をクリックすると、グループ化された行・列が折りたたまれて非表示になります。

「+(プラス)ボタン」をクリックすると、折りたたまれていた行・列が展開されて再表示されます。

単純な「行・列の非表示」との違いとして、グループ化による折りたたみは視覚的なボタン操作で素早く切り替えができる点が挙げられます。

また、アウトラインレベルと呼ばれる階層構造を持たせることもでき、大規模なデータ管理に非常に有効な手段といえるでしょう。

グループ化と単純な非表示の違い

Excelには行・列を「非表示」にする機能も存在しますが、グループ化との違いを把握しておくことが重要です。

項目 グループ化(折りたたみ) 単純な非表示
操作方法 プラスマイナスボタンで切り替え 右クリックメニューから操作
視認性 ボタンで折りたたみ状態が一目でわかる 非表示になっていることに気づきにくい
再表示の手軽さ ボタン1クリックで再表示可能 範囲選択してから再表示操作が必要
階層設定 アウトラインレベルで多段階管理が可能 階層構造なし

このように、グループ化は単純な非表示に比べて操作性・視認性ともに優れており、繰り返し表示・非表示を切り替える場面に適しています。

プラスマイナスボタンが表示される位置

グループ化を行ったとき、プラスマイナスボタンはシートのどこに表示されるかを確認しておきましょう。

行をグループ化した場合は、行番号の左側(シートの左端)にプラスマイナスボタンが表示されます。

列をグループ化した場合は、列番号の上側(シートの上端)にボタンが表示される形になります。

また、シートの左上にはアウトラインのレベルを示す数字ボタン(1・2・3など)も表示され、レベル単位でまとめて折りたたみ・展開の操作が行えます。

アウトラインレベルとは

アウトラインレベルとは、グループ化を入れ子構造(ネスト)にしたときに割り当てられる階層の深さを表す概念です。

たとえば、大分類のグループの中にさらに小分類のグループを設定すると、レベル1・レベル2というように階層が作られます。

シート左上の数字ボタンを押すことで、指定したレベルまでの折りたたみをまとめて実行できるため、複雑な構造のシートでも素早く表示を切り替えることが可能です。

エクセルでグループ化(折りたたみ)を設定する手順

続いては、実際にグループ化を設定する具体的な手順を確認していきます。

グループ化の設定は、行・列どちらに対しても同じ流れで行うことができます。

行をグループ化する方法

行のグループ化を設定する手順は以下のとおりです。

① グループ化したい行を選択します(複数行の場合は行番号をドラッグして選択)。

② リボンの「データ」タブをクリックします。

③「アウトライン」グループ内にある「グループ化」ボタンをクリックします。

④「行」を選択してOKをクリックします(行が選択済みの場合は自動的に行グループ化が実行される場合もあります)。

⑤ 行番号の左側にマイナスボタンとアウトライン番号が表示されれば設定完了です。

この手順を踏むことで、選択した行がグループ化され、プラスマイナスボタンによる折りたたみ操作が可能になります。

なお、小計行や合計行など、まとめて隠したい明細行に対して設定するのが一般的な使い方です。

列をグループ化する方法

列に対してグループ化を設定する手順も基本的には同様です。

① グループ化したい列を選択します(列番号をクリックまたはドラッグして選択)。

② 「データ」タブをクリックします。

③「グループ化」ボタンをクリックします。

④「列」を選択してOKをクリックします。

⑤ 列番号の上にマイナスボタンが表示されれば完了です。

列のグループ化は、普段は表示する必要のない補助列や計算列を折りたたんでおく際に非常に便利です。

必要なときだけ展開して参照できるため、シートがすっきりと整理された状態を保てるでしょう。

ショートカットキーでグループ化を素早く行う方法

グループ化の操作はショートカットキーを使うことで、より素早く実行できます。

行・列を選択した状態で、以下のショートカットキーを押すだけでグループ化が完了します。

グループ化: Alt + Shift + →(右矢印キー)

グループ解除: Alt + Shift + ←(左矢印キー)

リボン操作に比べてステップが少ないため、頻繁にグループ化を行う作業では積極的に活用したいショートカットです。

Windowsの場合はこのショートカットが有効で、覚えておくと作業効率が大きく向上するでしょう。

エクセルのプラスマイナスボタンを使った折りたたみの操作方法

続いては、設定したグループ化を実際に操作する方法を確認していきます。

グループ化が完了したら、プラスマイナスボタンやアウトラインレベルの数字を使って、表示・非表示を柔軟にコントロールできます。

プラスマイナスボタンで折りたたみ・展開を切り替える

グループ化を設定した直後は「-(マイナス)ボタン」が表示されており、グループが展開(表示)されている状態です。

マイナスボタンをクリックすると、グループ内の行・列が折りたたまれて非表示になり、ボタンが「+(プラス)」に変化します。

再度プラスボタンをクリックすれば、折りたたまれていた行・列が展開されて元の表示に戻ります。

この1クリックで切り替えられるシンプルな操作が、グループ化の最大の魅力といえるでしょう。

アウトライン番号ボタンでレベル単位に一括制御する

シートの左上(行グループの場合)または上端(列グループの場合)に表示される数字ボタンを使うと、レベル単位でまとめて折りたたみ・展開ができます。

例:アウトラインレベルが2段階ある場合

「1」ボタンをクリック → すべてのグループを折りたたんで最小表示に

「2」ボタンをクリック → レベル2まで展開(レベル1は折りたたまれたまま)

「3」ボタンをクリック → すべてのグループを展開して全表示に

大きな表全体の表示を一括で切り替えたいときに、この方法は非常に効率的です。

グループが多数ある場合でも、数字ボタン1つで全体の表示状態をコントロールできるのは大きなメリットといえます。

グループ化を解除する方法

設定したグループ化を解除したい場合は、以下の手順で操作します。

① 解除したいグループの行・列を選択します。

② 「データ」タブ →「アウトライン」グループ →「グループ解除」をクリックします。

③ 行または列を選択してOKをクリックすると、グループ化が解除されプラスマイナスボタンが消えます。

すべてのグループ化をまとめて解除したい場合は、「グループ解除」ボタンの下矢印をクリックして「アウトラインのクリア」を選択するとよいでしょう。

なお、グループ解除を行ってもデータ自体は削除されず、折りたたみ状態のまま解除すると行・列が非表示のままになる場合があるため、解除前に展開しておくことをおすすめします。

エクセルのプラスマイナスボタンが表示されない・消えた場合の対処法

続いては、プラスマイナスボタンが表示されない場合や、意図せず消えてしまった場合の対処法を確認していきます。

グループ化は正しく設定されているはずなのに、ボタンが見当たらないというケースも少なくありません。

アウトラインの表示設定を確認する

プラスマイナスボタンが表示されない原因として最も多いのが、アウトライン(グループ化のボタン)の表示設定がオフになっているケースです。

この設定はExcelのオプションから確認・変更することができます。

① 「ファイル」タブをクリックします。

② 「オプション」を選択します。

③「詳細設定」をクリックし、「次のシートで作業するときの表示設定」セクションを探します。

④「アウトラインが適用されている場合はアウトライン記号を表示する」にチェックが入っているか確認します。

⑤ チェックが外れている場合はチェックを入れてOKをクリックします。

この設定を確認・修正することで、多くの場合はプラスマイナスボタンが再び表示されるようになります。

ショートカットキーでアウトライン表示を切り替える

アウトライン記号(プラスマイナスボタン・数字ボタン)の表示・非表示は、ショートカットキーでも切り替えることが可能です。

アウトライン記号の表示・非表示切り替えショートカット:

Ctrl + 8

このキーを押すたびに、アウトライン記号の表示・非表示がトグル(切り替え)されます。

グループ化は設定されているのにボタンが見えないと感じたとき、まずこのショートカットを試してみるとよいでしょう。

設定を変更せずに素早く確認できる点が便利です。

シートの保護や共有設定が影響している場合

シートに保護が設定されている場合、グループ化の折りたたみ操作が制限されることがあります。

シート保護の設定時に「行の書式設定」や「列の書式設定」の許可を与えていないと、プラスマイナスボタンをクリックしても折りたたみ操作が行えない場合があります。

保護されたシートでも折りたたみを許可するには、シート保護の設定画面で「行の書式設定」「列の書式設定」にチェックを入れた状態で保護をかける必要があります。

また、共有ブック(ブックの共有機能)が有効になっている場合もグループ化に制限がかかることがあるため、設定内容を確認してみてください。

まとめ

本記事では、【Excel】エクセルでの非表示ボタン・プラスマイナスボタンの使い方(グループ化・折りたたみ設定も)について解説しました。

プラスマイナスボタンはExcelのグループ化機能によって表示されるボタンであり、行・列を折りたたんで一時的に非表示にしたり、再展開したりする操作をワンクリックで行えます。

グループ化の設定は「データ」タブの「グループ化」から簡単に行うことができ、ショートカットキー(Alt+Shift+→)を使えばさらに素早く設定が可能です。

アウトラインレベルの数字ボタンを活用すれば、複数のグループをまとめて折りたたみ・展開できるため、大規模なデータ管理にも十分対応できるでしょう。

プラスマイナスボタンが表示されない場合は、Excelオプションの表示設定やCtrl+8のショートカット、シートの保護設定を確認することで多くのケースが解決します。

グループ化・折りたたみ機能を使いこなすことで、Excelシートの管理や資料作成の効率が大きく向上するはずです。ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。