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【Excel】エクセルでシートの非表示と解除(再表示をまとめて・ロック・一括・出てこない・タブも)

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【Excel】エクセルでのシートを非表示にする方法・解除方法(ロック・一括表示・シートの再表示も)

Excelを使って業務を行う中で、特定のシートを他の人に見せたくない場面はよくあるものです。

計算の元データや設定シートなど、誤って編集されたくない情報を安全に管理するために、シートの非表示機能はとても役立ちます。

しかし、「非表示にしたシートを元に戻せなくなった」「一括で表示させる方法がわからない」「ロックをかけてシートを隠したい」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Excelでシートを非表示にする基本的な方法から、解除方法・ロック・一括表示・VBAを使った応用テクニックまでを、わかりやすく丁寧に解説していきます。

操作に慣れていない方でもすぐに実践できる内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

Excelでシートを非表示にする方法と解除方法の全体像

それではまず、Excelでシートを非表示にする方法と、その解除方法の全体像について解説していきます。

シートの非表示機能とは、シートタブを画面上から隠して見えなくする機能のことです。

シート自体が削除されるわけではなく、表示されていないだけなので、データはそのまま保持されます。

用途としては、他のユーザーに見せたくないデータの管理や、複雑な計算式を含む補助シートの整理などが挙げられます。

シートを非表示にする基本操作

シートを非表示にするもっともシンプルな方法は、シートタブを右クリックすることです。

①非表示にしたいシートのタブを右クリックする

②表示されたメニューから「非表示」をクリックする

③シートタブが画面から消えて非表示の状態になる

この操作だけで、簡単にシートを隠すことができます。

複数のシートを同時に非表示にしたい場合は、Ctrlキーを押しながら複数のシートタブをクリックして選択したあと、同様に右クリックから「非表示」を選べば一度に隠せます。

シートの再表示(解除)の基本操作

非表示にしたシートを元に戻すには、任意のシートタブ上で右クリックし、「再表示」を選択します。

①任意のシートタブを右クリックする

②「再表示」をクリックする

③再表示させたいシート名を選んで「OK」を押す

ただし、この方法では一度に1つのシートしか再表示できないという制限があります。

複数のシートをまとめて表示したい場合は、後述するVBAを使った一括表示の方法が便利です。

非表示と再表示の比較まとめ

ここで、非表示と再表示の操作をまとめた表を確認しておきましょう。

操作 方法 複数対応
非表示にする タブを右クリック →「非表示」 〇(Ctrl複数選択)
再表示する タブを右クリック →「再表示」 ✕(1枚ずつ)
一括再表示 VBAマクロを使用
ロックして隠す VeryHidden設定+シート保護

この表のように、操作によって対応できる範囲が異なります。

目的に合った方法を選ぶことが、スムーズな作業につながるでしょう。

シートの非表示をロックして隠す方法(再表示させないための設定)

続いては、シートの非表示をロックして他のユーザーが再表示できないようにする設定を確認していきます。

通常の非表示設定では、右クリックメニューから誰でも簡単にシートを再表示できてしまいます。

機密性の高いデータを扱う場合には、ロックをかけて再表示を防ぐことが重要です。

ブックの保護を使ったロック方法

もっとも手軽なロック方法が、「ブックの保護」を使う方法です。

①「校閲」タブをクリックする

②「ブックの保護」をクリックする

③パスワードを入力して「OK」を押す

この設定を行うと、シートの追加・削除・移動・名前変更などの操作がすべてロックされます。

もちろん、非表示シートの再表示メニューもグレーアウトされて選択できなくなります。

パスワードを設定しておけば、知っている人以外はロックを解除できない状態になるので、セキュリティ面でも安心です。

VBAのVeryHiddenを使った強力な非表示設定

さらに強力な非表示設定として、VBAの「VeryHidden」プロパティを使う方法があります。

通常の非表示(xlSheetHidden)とは異なり、VeryHiddenに設定されたシートは右クリックメニューの「再表示」リストにすら表示されません。

①「開発」タブからVBAエディター(Alt+F11)を開く

②「イミディエイトウィンドウ」に以下を入力してEnterを押す

Sheets(“シート名”).Visible = xlSheetVeryHidden

VeryHiddenに設定したシートは、VBAエディターを使わない限り再表示することができません。

VBAエディター自体にもパスワードロックをかけることで、より強固な保護が実現できます。

この方法は、設定ファイルや管理用のシートを完全に隠したいときに特に有効です。

ロック解除の方法

ブックの保護によるロックを解除するには、再度「校閲」タブの「ブックの保護」をクリックし、パスワードを入力するだけです。

VeryHiddenのシートを再表示するには、VBAエディターで以下のように設定を変更します。

Sheets(“シート名”).Visible = xlSheetVisible

この操作によって、完全に隠れていたシートを再び表示させることができます。

ロックの仕組みを理解しておくと、いざというときも慌てずに対応できるでしょう。

非表示シートを一括で再表示する方法(VBAを使った一括表示)

続いては、非表示になっている複数のシートを一括で再表示させる方法を確認していきます。

シートが多くなると、1枚ずつ再表示する作業は非常に手間がかかります。

VBAマクロを活用すれば、すべての非表示シートを一括で表示させることが可能です。

VBAで一括再表示するコードの書き方

VBAエディター(Alt+F11)を開いて、以下のコードを入力・実行するだけです。

Sub 全シート再表示()

Dim ws As Worksheet

For Each ws In Worksheets

ws.Visible = xlSheetVisible

Next ws

End Sub

このコードは、ブック内のすべてのワークシートを順番にチェックし、非表示のものをすべて表示状態に切り替えるものです。

VeryHiddenに設定されたシートも、このコードで一括表示させることができます。

特定のシートだけ除外して一括表示する方法

すべてを表示させるのではなく、特定のシートだけを除外して再表示させたい場合もあるでしょう。

その場合は、条件分岐を追加したコードを使います。

Sub 特定除外で再表示()

Dim ws As Worksheet

For Each ws In Worksheets

If ws.Name <> “除外シート名” Then

ws.Visible = xlSheetVisible

End If

Next ws

End Sub

「除外シート名」の部分を、表示させたくないシートの名前に変更して使用してください。

このように少しアレンジするだけで、柔軟な一括操作が実現できます。

一括表示の操作をボタンに割り当てる方法

VBAのマクロを毎回エディターから実行するのが面倒と感じる方には、シート上にボタンを配置してワンクリックで実行できるようにする方法がおすすめです。

①「開発」タブの「挿入」からボタン(フォームコントロール)を選ぶ

②シート上にボタンを配置する

③「マクロの登録」で先ほど作成したマクロを選択して「OK」を押す

これで、ボタンをクリックするだけで一括再表示のマクロが動作するようになります。

繰り返し使う操作はボタン化しておくと、業務効率が大きく向上するでしょう。

Excelのシート非表示に関するよくある疑問と注意点

続いては、シートの非表示に関するよくある疑問や注意点を確認していきます。

実際に操作していると、「思ったように動かない」「エラーが出た」といった場面に遭遇することもあります。

よくあるトラブルと対処法を知っておくと、スムーズに作業を進められるでしょう。

すべてのシートを非表示にできない理由

Excelでは、ブック内に最低1枚は表示状態のシートが必要というルールがあります。

そのため、残り1枚のシートを非表示にしようとしても、操作が受け付けられずエラーになります。

すべてのシートを非表示にすることはExcelの仕様上できません。

必ず1枚は表示状態のシートを残しておく必要があります。

管理用の「ダミーシート」を1枚用意しておくと、このルールに引っかからずに運用できます。

非表示シートへの数式参照は機能するか

非表示にしているシートのデータは、別のシートから数式で参照しても問題なく機能します。

例えば、非表示シートのA1セルを参照する場合の数式は以下のようになります。

=非表示シート名!A1

非表示の状態でも計算結果はリアルタイムで反映されるので、補助計算シートとして活用する際にも安心です。

ただし、シート名を変更すると参照がエラーになる場合があるので、名前の変更には注意が必要です。

非表示設定は印刷やPDF出力に影響するか

非表示にしたシートは、印刷やPDF出力の対象からも自動的に除外されます。

ブック全体を印刷する設定にしていても、非表示シートの内容は印刷されない仕様になっています。

これは意図せずに起こることもあるため、「印刷したはずのデータが出力されていない」というトラブルが発生した際には、非表示シートの設定を確認してみましょう。

逆に、意図的に一部のシートだけを印刷対象から外したい場合には、この仕様をうまく活用できます。

まとめ エクセルでシートの一括で再表示する(まとめて・出てこない・ショートカットも)

この記事では、Excelでシートを非表示にする方法と解除方法について、基本操作からVBAを使った応用テクニックまで幅広く解説しました。

右クリックによる基本の非表示操作・ブックの保護によるロック・VeryHiddenを使った強力な非表示設定・VBAによる一括再表示など、状況に応じて使い分けることがポイントです。

また、すべてのシートを非表示にできないExcelの仕様や、非表示シートへの数式参照・印刷への影響といった注意点も押さえておくと、業務でのトラブルを未然に防げます。

シートの非表示機能を正しく活用することで、データ管理の効率化やセキュリティ向上に大きく役立てることができます。

ぜひ今回の内容を参考に、自分の業務に合った方法を取り入れてみてください。