Excelを使って作業していると、「列が突然見えなくなった」「非表示になっている列を元に戻したい」と感じる場面は少なくありません。
列の非表示・再表示はExcelの基本操作のひとつですが、意外と手順を忘れてしまったり、一括で再表示する方法がわからなくて困ったりすることもあるでしょう。
本記事では、【Excel】エクセルで隠れている列を表示する方法(非表示の列を再表示・一括表示)について、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
特定の列だけを再表示する方法から、すべての非表示列を一括で表示する方法まで、場面に応じたやり方を網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
Excelで隠れている列を表示するには「列の再表示」機能を使う
それではまず、Excelで隠れている列を表示する方法の基本的な考え方について解説していきます。
Excelで列が「隠れている(非表示になっている)」状態とは、列幅がゼロになっている、または意図的に非表示設定がされている状態のことを指します。
非表示の列は、列番号の並びに「飛び」が生じることで確認できます。
たとえば、B列とD列は表示されているのにC列だけが見えない場合、C列が非表示になっているサインです。
列が非表示になっているかどうかは、列番号(A・B・C…)の並びを確認することで一目でわかります。アルファベットが飛んでいる箇所が非表示列のある場所です。
Excelには、この非表示列を元に戻す「列の再表示」という機能が標準搭載されています。
操作の流れとしては、非表示になっている列の両隣を選択し、右クリックメニューから「再表示」を選ぶだけと、非常にシンプルです。
ただし、状況によっては複数の列が同時に非表示になっていたり、シート全体で列が隠れていたりすることもあるでしょう。
そのような場合にも対応できるよう、次の見出し以降でさまざまなシチュエーション別の手順を詳しくご紹介していきます。
特定の非表示列を再表示する手順(基本操作)
続いては、特定の非表示列を再表示する基本的な手順を確認していきます。
ここでは最もよく使われるシーン、つまり「1列だけ、または連続した特定の列が非表示になっている場合」の操作方法を説明します。
非表示列の両隣の列を選択する
まず最初に行うのは、非表示になっている列の両隣の列を選択する操作です。
たとえばC列が非表示になっている場合は、B列とD列の列番号をクリックして選択します。
このとき、Shiftキーを押しながらD列をクリックすることで、BからDまでを範囲選択することができます。
例:C列が非表示の場合
① B列の列番号をクリック
② Shiftキーを押しながらD列の列番号をクリック
③ B・C・D列が青くハイライトされた状態になる
選択範囲に非表示列が含まれていることが、再表示操作の前提条件となります。
ここを誤ると、再表示の操作が正しく機能しないことがあるので注意が必要です。
右クリックメニューから「再表示」を選ぶ
両隣の列を選択した状態で、選択範囲上を右クリックします。
表示されるコンテキストメニューの中に「再表示」という項目があるので、それをクリックしましょう。
これだけで、非表示になっていたC列が元通り表示されるようになります。
操作そのものはとてもシンプルですが、「両隣を選択する」というポイントを押さえておくことが大切です。
リボンのホームタブからも操作できる
右クリックメニューを使わずに、リボンのホームタブから操作する方法もあります。
「ホーム」タブ → 「セル」グループ内の「書式」→「非表示/再表示」→「列の再表示」の順にクリックすることで、同様の結果が得られます。
ホームタブからの操作手順
① 非表示列の両隣を選択
② 「ホーム」タブをクリック
③「セル」グループの「書式」をクリック
④「非表示/再表示」→「列の再表示」をクリック
右クリックに慣れていない方や、リボン操作に統一したい方にとっても便利な方法です。
どちらの手順も結果は同じなので、使いやすいほうを選んでいただければ問題ありません。
非表示の列を一括表示する方法(全列を一度に再表示)
続いては、シート内に複数の非表示列がある場合に、それらを一括でまとめて表示する方法を確認していきます。
どの列が非表示になっているか把握しきれていない場合や、複数箇所に点在している場合に特に有効な操作です。
シート全体を選択してから再表示を実行する
すべての非表示列を一度に表示したい場合は、まずシート全体を選択します。
シート全体を選択するには、列番号と行番号が交わる左上角の「全セル選択ボタン(三角マーク)」をクリックするのが最も手軽な方法です。
または、キーボードショートカットの「Ctrl + A」でも全体選択が可能です。
シート全体を選択する方法
方法① 左上角の「全セル選択ボタン」をクリック
方法② キーボードで「Ctrl + A」を押す
全体を選択した状態で、いずれかの列番号の上で右クリックし、「再表示」をクリックすれば完了です。
これにより、シート内のすべての非表示列が一度に表示されるようになります。
特定範囲の列だけを一括再表示する
シート全体ではなく、特定の範囲内の非表示列だけをまとめて表示したいこともあるでしょう。
その場合は、対象範囲の先頭列から末尾列までをドラッグまたはShift+クリックで選択し、右クリックから「再表示」を選びます。
たとえばA列からH列の間に非表示列が複数ある場合は、A列からH列をまとめて選択してから操作するとよいでしょう。
複数の非表示列が存在する場合は、範囲全体を選択してから一括で再表示するのがもっとも効率的です。列ごとに個別操作を繰り返す手間が省けます。
列幅を直接ドラッグして表示する方法もある
少し特殊なケースとして、列幅がゼロになって見えなくなっている場合があります。
この場合、右クリックの「再表示」が機能しないことがあります。
そのようなときは、列番号の境界線上にカーソルを合わせると、左右に広げる矢印カーソルが表示されます。
そこをドラッグして列幅を広げることで、表示を復元することが可能です。
また、「書式」→「列の幅」から数値を直接入力して列幅を設定する方法も有効です。
非表示列に関するよくある疑問とトラブル対処法
続いては、非表示列を扱う際によく発生する疑問やトラブル、その対処法について確認していきます。
「再表示しようとしたのにうまくいかない」「どの列が隠れているかわからない」といった声は多く聞かれます。
以下の表に、よくあるケースと対処法をまとめましたので参考にしてみてください。
| トラブル内容 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 再表示しても列が出てこない | 列幅がゼロになっている | 列境界をドラッグして幅を広げる |
| どの列が非表示かわからない | 列番号の飛びが多い | 全体選択して一括再表示する |
| A列が非表示で選択できない | A列の左に列がない | 名前ボックスに「A1」と入力してA列を選択 |
| 再表示メニューがグレーアウト | シートが保護されている | シート保護を解除してから操作する |
| グループ化で折りたたまれている | グループ機能で非表示になっている | グループの展開ボタン(+)をクリック |
A列が非表示になっている場合の特別な対処法
A列が非表示になっているときは、左隣に列がないため通常の「両隣を選択」という操作ができません。
このような場合は、名前ボックスを活用するのが有効な方法です。
Excelの左上にある「名前ボックス」(通常セル番地が表示される欄)に「A1」と直接入力してEnterキーを押すと、A列のセルが選択されます。
その後、ホームタブの「書式」→「非表示/再表示」→「列の再表示」を選ぶことで、A列を表示することが可能です。
A列が非表示の場合は、名前ボックスに「A1」と入力してA列を選択→ホームタブから再表示、という流れで対処できます。この方法はA列特有の解決策として覚えておくと便利です。
シートが保護されている場合の対処法
シートに保護がかかっていると、列の再表示操作がグレーアウトして実行できないことがあります。
その場合は、まずシートの保護を解除する必要があります。
「校閲」タブ →「シートの保護を解除」をクリックし、パスワードが設定されていれば入力して解除しましょう。
保護の解除後に再表示操作を行えば、通常通り列を表示させることができます。
グループ化による非表示との違いに注意
Excelには「グループ化」という機能があり、列をグループにまとめて折りたたんで非表示にすることが可能です。
この方法で隠れている列は、通常の再表示操作では元に戻せない点に注意が必要です。
グループ化による非表示の場合は、列番号の上部または左側に「+」マークが表示されています。
そのマークをクリックすることで、折りたたまれていた列が展開されて表示される仕組みになっています。
まとめ
本記事では、【Excel】エクセルで隠れている列を表示する方法(非表示の列を再表示・一括表示)について詳しく解説しました。
非表示列を再表示する基本操作は、「非表示列の両隣を選択 → 右クリック → 再表示」というシンプルな流れで行えます。
複数の列が非表示になっている場合は、シート全体を選択してから一括再表示するのが効率的な方法です。
また、A列の非表示・シート保護・グループ化など、特殊なケースごとに対処法が異なる点も覚えておくと安心でしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、Excelでの列の管理をよりスムーズに行っていただければ幸いです。
操作に迷ったときは、本記事を振り返ってみてください。