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【Excel】エクセルで平均値を出す方法(AVERAGE関数・求め方・計算式・条件付き平均)

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エクセルで平均値を求めることは、データ分析の中で最も基本的かつ頻繁に行う操作のひとつです。

AVERAGE関数を正確に使いこなすことで、日常的な集計から高度な条件付き分析まで幅広く対応できます

本記事では、AVERAGE関数の基本的な使い方から、AVERAGEIF・AVERAGEIFS関数を使った条件付き平均の求め方、さらには応用テクニックまでを丁寧に解説いたします。

平均値の活用を深めて、データ分析のスキルをさらに高めましょう。

AVERAGE関数の基本的な使い方をマスターしよう

それではまず、AVERAGE関数の基本的な使い方について解説していきます。

AVERAGE関数はエクセルで最もよく使われる関数のひとつで、シンプルな構文で幅広い用途に対応できます。

まずは基本をしっかり習得することが、応用への最短ルートです。

AVERAGE関数の構文と基本操作

AVERAGE関数の構文は「=AVERAGE(数値1, 数値2, …)」または「=AVERAGE(セル範囲)」です。

例えば「=AVERAGE(A1:A100)」と入力するとA1からA100のセルに入力されている数値の平均が自動的に計算されます。

AVERAGE関数は空白セルと文字列を自動的に除外して計算するため、データが混在していても正確な平均値が求められます。

なお数値として入力されているゼロ(0)は計算に含まれるため、ゼロを除いた平均を求めたい場合はAVERAGEIF関数を使う必要があります。

オートSUM機能でAVERAGEを素早く入力する

「ホーム」タブのオートSUMボタン(Σ)の右側の矢印をクリックすると「平均」を選択でき、AVERAGE関数を素早く挿入できます。

データ範囲の隣または下のセルを選択した状態でこの操作を行うと、エクセルが自動的にデータ範囲を認識してAVERAGE関数を挿入してくれます。

キーボードから「Alt+M→U→A」と押すことでも平均のオートSUMを実行できるため、マウスを使わない操作が好みの方にはこのショートカットが便利です。

素早く平均値を確認したい場合はセル範囲を選択するだけでステータスバーに平均値が表示されるため、入力の手間も省けます。

複数範囲・離れたセルの平均を求める

複数の離れた範囲のデータをまとめて平均したい場合は、引数をカンマで区切って複数指定します。

「=AVERAGE(A1:A50,C1:C50)」のように入力することで、AとCの両列100件の合計から平均が求められます。

引数は最大255個まで指定できるため、非常に多くの範囲を一括で平均計算することも可能です。

別シートのデータを含む平均も「=AVERAGE(Sheet1!A:A,Sheet2!A:A)」のようにシート名を指定することで実現できます。

AVERAGEIF・AVERAGEIFSで条件付き平均を求める

続いては、特定の条件を満たすデータのみの平均を求めるAVERAGEIF・AVERAGEIFS関数の使い方を確認していきます。

実際の業務では「特定の地域の売上平均」「特定の条件を満たすデータの平均」など条件付きの平均が必要になる場面が多くあります。

AVERAGEIFで単一条件の平均を求める

AVERAGEIF関数の構文は「=AVERAGEIF(条件範囲, 条件, 平均範囲)」です。

例えば「=AVERAGEIF(B1:B100,”東京”,A1:A100)」とすることで、B列が「東京」のデータに対応するA列の値の平均を求めることができます。

条件には比較演算子(”>=1000″など)やワイルドカード(”東*”で東から始まる値)も使用可能で、柔軟な絞り込みができます。

条件範囲と平均範囲が同じ列の場合は第3引数を省略でき、「=AVERAGEIF(A:A,”>=100″)」のようにA列の100以上の値の平均を求めることが可能です。

AVERAGEIFSで複数条件の平均を求める

AVERAGEIFS関数はAVERAGEIFの複数条件版で、構文は「=AVERAGEIFS(平均範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …)」です。

「=AVERAGEIFS(A1:A100,B1:B100,”東京”,C1:C100,”男性”)」とすることで、「東京かつ男性」のデータのA列平均が求められます。

条件はすべてAND条件(すべての条件を同時に満たす場合のみ対象)として処理されます。

条件の数に制限はなく最大127ペアまで指定できるため、複雑な絞り込み条件にも対応可能です。

ゼロを除いた平均・空白を除いた平均の求め方

AVERAGE関数は空白を自動除外しますが、ゼロは計算に含まれます。

ゼロを除いた平均を求めるには「=AVERAGEIF(A1:A100,”<>0″)」のようにAVERAGEIFでゼロ以外を条件に指定します。

「<>」は「等しくない」を意味する比較演算子で、ゼロ以外のすべての値を対象に平均を計算します。

文字列や空白が混在するデータで数値のみの平均を正確に求めたい場合は、AVERAGE関数だけで対応できるため特別な対処は不要です。

平均値計算の応用テクニックと注意点

続いては、平均値計算の応用テクニックと実務で注意すべきポイントを確認していきます。

AVERAGE関数の基本を理解した上で、より高度な活用方法を身につけることでデータ分析の幅がさらに広がります。

加重平均をSUMPRODUCTで求める方法

単純平均ではなく各データに重みをかけた加重平均を求めたい場合は、SUMPRODUCT関数を活用します。

「=SUMPRODUCT(A1:A5,B1:B5)/SUM(B1:B5)」という数式でA列の値とB列の重みを掛け合わせた加重平均が計算できます。

売上高の加重平均単価や学校の成績加重平均など、重みを考慮した平均計算が必要な場面で特に役立つテクニックです。

SUMPRODUCT関数は配列同士の要素積の合計を求める強力な関数で、加重平均以外にも多くの応用が利きます。

外れ値を除いた平均(トリム平均)を求める

外れ値の影響を受けない平均を求めたい場合はTRIMMEAN関数が使えます。

「=TRIMMEAN(A1:A100, 0.1)」とすることで上下10%ずつのデータを除外した平均(トリム平均)が求められます。

第2引数に0.1を指定すると上下各5%ずつ合計10%が除外されるため、極端な外れ値の影響を大幅に減らした安定した平均値が得られます。

スポーツ採点競技での最高点・最低点を除いた採点方法もこのトリム平均の考え方に基づいています。

移動平均でトレンドを把握する方法

時系列データのトレンドを把握するには移動平均が有効です。

エクセルでは「分析ツール」アドインの「移動平均」機能を使うか、AVERAGE関数を期間分ずらしながら適用することで移動平均を計算できます。

「=AVERAGE(A1:A7)」「=AVERAGE(A2:A8)」のように1行ずつずらすことで7日間移動平均を求め、データの短期的な変動を平滑化してトレンドを見やすくすることができます。

移動平均をグラフに追加することで、時系列データのトレンド分析がより視覚的でわかりやすくなります。

まとめ

エクセルでの平均値計算はAVERAGE関数を基本として、AVERAGEIF・AVERAGEIFS関数を使った条件付き平均、SUMPRODUCT関数を使った加重平均、TRIMMEAN関数を使ったトリム平均など多彩な方法で対応できます。

ゼロを除いた平均はAVERAGEIFで対応し、外れ値の影響を抑えたい場合はTRIMMEANを活用することが効果的です。

データの性質と分析の目的に応じて適切な平均計算方法を選ぶことが、正確なデータ分析の基本姿勢といえます。

平均値・中央値・最頻値を組み合わせて分析することで、データの本質をより深く理解できるでしょう。