エクセルには表やデータ以外に、グラフ・画像・図形・テキストボックスなどのオブジェクト(図)が含まれることがあります。
これらの図を別のシートや別のファイルにコピーする際には、通常のセルのコピーとは少し異なる操作が必要になる場合があります。
図のコピーを正しく行うことで、レイアウトやリンク情報を保ったまま効率よく複製することができます。
この記事では、エクセルで図(グラフ・画像・オブジェクト)をコピーするさまざまな方法を解説していきます。
図のコピーはオブジェクトの種類によって操作が少し異なる
それではまず、エクセルで扱う図の種類とコピーの基本操作について解説していきます。
グラフをコピーする基本操作
グラフを別のシートや場所にコピーするには、グラフの枠をクリックして選択状態にしてから「Ctrl+C」でコピーし、貼り付け先で「Ctrl+V」を実行します。
グラフをコピーすると、元のデータとのリンクが維持された状態でコピーされます。
別のシートに貼り付けた場合は「[シート名]!セル範囲」という形式で参照先が更新されます。
画像・図形・テキストボックスのコピー方法
画像・図形・テキストボックスのコピーも基本的にはグラフと同様で、オブジェクトをクリックして選択し「Ctrl+C」でコピーします。
複数のオブジェクトをまとめてコピーしたい場合は、Ctrlキーを押しながら複数のオブジェクトをクリックして選択してからコピーします。
「ホーム」タブ→「検索と選択」→「オブジェクトの選択」モードにするとシート上のすべてのオブジェクトをまとめて選択できて便利です。
Ctrl+Dでオブジェクトをその場で複製する方法
オブジェクトを選択した状態で「Ctrl+D」を押すと、同じ位置にわずかにずれた形でオブジェクトが複製されます。
同じサイズ・書式の図形を複数作成したい場合はCtrl+Dで複製した後に位置だけを調整する方法が非常に効率的です。
別シート・別ファイルへの図のコピーと注意点
続いては、別シートや別ファイルへ図をコピーする際の具体的な手順と注意点を確認していきます。
グラフを別シートにコピーした際の参照先変更
グラフを別のシートにコピーすると、グラフのデータ参照先が自動的に元のシートへの参照(例:Sheet1!A1:A10)に変換されます。
コピー先のシートのデータを参照させたい場合は、グラフを右クリックして「データの選択」を開き、参照先を手動で変更する必要があります。
別ファイルへグラフをコピーする際の注意点
グラフを別のファイルにコピーすると、元のファイルへの外部参照が設定される場合があります。
外部参照を断ち切りたい場合は、グラフをコピーした後に「データの選択」から参照先を新しいファイル内のデータに変更するか、グラフを画像として貼り付ける方法を選びましょう。
図を画像として他のアプリに貼り付ける方法
エクセルのグラフや図形を画像としてワード・パワーポイントに貼り付けるには、オブジェクトを選択してコピーし、貼り付け先で「形式を選択して貼り付け」→「図(拡張メタファイル)」などの画像形式を選択します。
画像形式で貼り付けることで元のエクセルファイルへの参照が切れ、スタンドアローンの画像として管理できるようになります。
まとめ
この記事では、エクセルで図をコピーする方法として、グラフ・画像・図形の基本コピー操作・Ctrl+Dによる複製・別ファイルへのコピー時の参照管理まで幅広く解説しました。
グラフのコピーでは参照先の管理が特に重要で、コピー後に参照先を確認・修正する習慣をつけておくことが大切です。
今回紹介した方法を活用して、図のコピー作業を効率よく行ってみてください。