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質量数とは?原子番号や原子量との違いも解説!(求め方・単位・一覧・化学基礎など)

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「質量数って何?」「原子番号や原子量とどう違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

質量数・原子番号・原子量は、どれも原子の性質を表す数値ですが、それぞれ異なる意味を持っています。

この3つの違いを正確に理解することが、化学基礎の基盤固めに直結します

本記事では、質量数の定義・求め方・単位から、原子番号・原子量との違い、主要元素の質量数一覧まで丁寧に解説します。

化学基礎の授業や受験対策に役立てていただける内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

質量数とは何か?定義と基本的な意味

それではまず、質量数の定義と基本的な意味について解説していきます。

質量数の定義

質量数とは、原子核を構成する陽子の数と中性子の数の合計を表す整数値です。

原子核は陽子と中性子から構成されており、電子は質量が非常に小さいため原子の質量計算では無視されます。

そのため、「陽子+中性子の数の合計」が原子の質量を近似的に表す値として使われ、これが質量数と呼ばれます。

質量数 = 陽子の数 + 中性子の数

中性子の数 = 質量数 − 原子番号(陽子の数)

質量数の単位

質量数は単位を持たない無次元の整数値です。

「原子質量単位(u)」で表した場合の値に近い整数であることから、質量数という名前がついています。

原子質量単位(u)は炭素12の質量を12とし、その1/12を1uとして定義したものです。

質量数自体はあくまで整数(1、2、3…)であり、単位はありません。

質量数の表記方法

元素記号において、質量数は元素記号の左上に記載します。

たとえば、炭素12は¹²C、炭素14は¹⁴Cと表記されます。

左下には原子番号(陽子の数)が記載されることもあります。

例)¹²₆C の場合

左上の12 = 質量数(陽子6個+中性子6個)

左下の6 = 原子番号(陽子の数)

質量数の求め方

続いては、質量数の具体的な求め方を確認していきます。

陽子数と中性子数から求める

質量数の基本的な求め方は、陽子の数と中性子の数を足し合わせることです。

質量数 = 陽子の数 + 中性子の数

例)炭素12(¹²C):陽子6個 + 中性子6個 = 質量数12

例)塩素35(³⁵Cl):陽子17個 + 中性子18個 = 質量数35

元素記号の表記から読み取る

元素記号の左上に書かれた数が質量数ですので、表記から直接読み取ることもできます。

¹⁶Oであれば質量数は16、²³Naであれば質量数は23です。

中性子数を求める逆算

質量数と原子番号(陽子の数)がわかれば、中性子の数を逆算できます。

中性子の数 = 質量数 − 原子番号

例)¹⁴N(窒素14)の場合

原子番号(陽子数)= 7

中性子数 = 14 − 7 = 7

この逆算は、化学基礎の定期試験や大学入試でも頻出の計算ですのでしっかり練習しておきましょう。

原子番号・原子量との違いを整理

続いては、質量数・原子番号・原子量の違いを整理して確認していきます。

原子番号とは

原子番号とは、原子核中の陽子の数を表す整数値です。

元素の種類を決定するのは陽子の数であり、原子番号が同じ原子は同じ元素です。

たとえば、原子番号6はすべて炭素(C)であり、原子番号8はすべて酸素(O)となります。

中性の原子では「陽子の数=電子の数」が成り立ちます。

原子量との違い

原子量とは、炭素12を12とした相対的な原子の質量(無次元)です。

質量数と原子量の違いは次の点にあります。

項目 質量数 原子番号 原子量
定義 陽子数+中性子数 陽子の数 炭素12基準の相対的な質量
値の性質 整数 整数 小数になることもある
同位体の影響 同位体ごとに異なる 変わらない 加重平均値
単位 なし なし なし(無次元)

原子量が小数になる理由は、天然の元素が複数の同位体の混合物であり、その存在比による加重平均値が原子量だからです。

同位体と質量数の関係

同位体とは、原子番号(陽子数)は同じでも中性子数が異なる原子のことです。

同位体は質量数が異なります。

たとえば、炭素(C)には質量数12の¹²C・質量数13の¹³C・質量数14の¹⁴Cなどの同位体が存在します。

原子番号は同じ6ですが、質量数は12・13・14とそれぞれ異なります。

主要元素の質量数一覧と覚え方

続いては、主要元素の質量数一覧と効率的な覚え方を確認していきます。

主要元素の質量数・原子番号・中性子数

元素名 元素記号 原子番号 質量数(主なもの) 中性子数
水素 H 1 1 0
炭素 C 6 12 6
窒素 N 7 14 7
酸素 O 8 16 8
ナトリウム Na 11 23 12
塩素 Cl 17 35 18
カルシウム Ca 20 40 20
Fe 26 56 30

覚え方のポイント

質量数を覚える際のポイントは、「原子番号+中性子数=質量数」という式を使いこなすことです。

軽い元素(水素〜カルシウムあたり)では陽子数と中性子数がほぼ同数であるため、「原子番号×2≒質量数」という近似も使えます。

ただし、重い元素になると中性子数が陽子数より多くなるため、この近似は成り立たなくなります。

放射性同位体と質量数

放射性同位体は、質量数が特定の値になることで核が不安定になり、放射線を放出して崩壊する同位体です。

たとえば、¹⁴C(炭素14)は放射性同位体であり、放射性炭素年代測定に利用されています。

質量数の概念は、核物理学・放射線医学・考古学など幅広い分野でも活用されています。

まとめ

本記事では、質量数の定義・求め方・単位から、原子番号・原子量との違い、主要元素の質量数一覧まで詳しく解説しました。

質量数は「陽子の数+中性子の数」を表す整数値であり、単位はなく、同位体ごとに異なります。

原子番号は「陽子の数のみ」、原子量は「同位体の加重平均」と明確に異なる概念です。

「質量数=原子番号+中性子数」という基本式と、元素記号の表記(左上が質量数、左下が原子番号)を確実に覚えておきましょう。

ぜひ本記事を参考に、質量数・原子番号・原子量の違いを正確に理解し、化学基礎の学習を深めてください。