当たる確率が30パーセントの抽選やゲームで、5回続けて外れる確率はどのくらいなのでしょうか。
感覚ではかなり低そうに思えても、計算してみると意外に身近な数字になることがあります。
このケースでは、外れる確率である70パーセントを5回分掛け合わせます。
計算結果は0.16807、およそ16.8パーセントです。
本記事では確率の基本から0.7⁵の意味、試行回数が変わった場合の考え方まで、順番にわかりやすく確認します。
30パーセントを5回連続外す確率

それではまず、30パーセントを5回連続外す確率について解説していきます。
外れる確率を先に求める考え方
当たる確率が30パーセントなら、外れる確率は100パーセントから30パーセントを引いた70パーセントです。
小数で計算すると0.7となり、連続で外れる確率を出すときの基準になります。
ここで大切なのは、30パーセントをそのまま5回掛けないことです。
30パーセントを5回掛けると、5回連続で当たる確率を求める計算になってしまいます。
連続で外れる確率では、当選確率ではなく外れ確率を使います。
当たる確率が30パーセント
外れる確率は70パーセント
小数では0.7
0.7を5回掛ける計算
各回の結果が独立していると考えられる場合、5回続けて外れる確率は0.7を5回掛けて求めます。
式にすると0.7⁵となります。
0.7×0.7は0.49で、さらに0.7を掛けるごとに、外れ続ける条件が一つずつ追加される仕組みです。
計算結果は0.16807となります。
百分率に直すには100を掛けるため、16.807パーセントです。
通常は小数第1位程度まで丸めて、16.8パーセントと表せば十分でしょう。
30パーセントを5回連続で外す確率は、約16.8パーセントです。
およそ6人に1人は経験しても不思議ではない水準と考えられます。
16.8パーセントの受け止め方
16.8パーセントは、極端に珍しい出来事ではありません。
100人が同じ条件で5回試したとすると、平均的には16人から17人ほどが5連続で外れる計算です。
もちろん実際には毎回ぴったり17人になるわけではなく、人数が少なければ偏りも出ます。
それでも、5回外れたからといって異常な抽選や不運と決めつける必要はないでしょう。
確率は一人の結果を保証するものではなく、多くの試行を重ねたときの傾向です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 当たる確率 | 30パーセント |
| 外れる確率 | 70パーセント |
| 5回連続で外れる確率 | 0.16807 |
| 百分率での表現 | 約16.8パーセント |
| 100人中の目安 | 約17人 |
独立試行と連続で外れる条件
続いては、連続で外れる確率を計算する前提となる独立試行を確認していきます。
独立試行の意味
独立試行とは、前の結果が次の結果に影響しない試行のことです。
たとえば毎回よく混ぜられたカードから1枚引き、引いたカードを戻してから次を引くケースは独立試行として扱えます。
オンラインゲームの各回の抽選確率が一定に設定されている場合も、基本的にはこの考え方を使えるでしょう。
前回外れたから次回だけ当たりやすくなる、あるいは外れやすくなるという仕組みがなければ、毎回の外れ確率は0.7です。
そのため、0.7を必要な回数だけ掛ける方法が成り立ちます。
独立ではないケース
すべての抽選や試行が独立しているとは限りません。
くじを引いたあとに戻さない場合、残りの当たり本数と総数が変わるため、次回の当選確率も変化します。
また、ゲームに天井機能や救済システムがある場合、一定回数外れたあとに当たりやすくなることがあります。
このような条件では、単純に0.7⁵と計算しても正確な答えになりません。
確率計算では、各回の確率が本当に一定かどうかを最初に確認することが重要です。
毎回の当選確率が30パーセントで固定される抽選
外れたカードを戻してから次を引く抽選
前回の結果が次回に影響しない試行
これらは0.7⁵で考えやすい代表例です。
連続という条件の重さ
5回のうち1回でも外れる確率と、5回すべて外れる確率は大きく異なります。
連続で外れるという表現には、1回目から5回目まで全回で外れという厳しい条件が含まれます。
たとえば外れ、当たり、外れ、外れ、当たりという結果は、外れた回数が3回あっても5連続外れではありません。
確率では、条件を正確に言葉で整理するだけでも、使う式の間違いを減らせます。
「5回中に少なくとも1回外れる」と「5回連続で外れる」を混同しないことがポイントです。
0.7⁵による確率計算
続いては、0.7⁵による具体的な確率計算を確認していきます。
累乗の意味
0.7⁵の右上にある5は、0.7を5回掛けるという意味です。
0.7×0.7×0.7×0.7×0.7と同じ内容になります。
累乗表記を使うと、試行回数が増えたときにも式を短く書けます。
外れる確率が70パーセントで、連続回数がn回なら、基本式は0.7のn乗です。
当選確率が変われば、0.7の部分を外れ確率に置き換えます。
段階ごとの計算結果
計算の途中を確認すると、数値がどのように小さくなるかを理解しやすくなります。
1回外れる確率は0.7であり、百分率では70パーセントです。
2回連続で外れる確率は0.49となり、49パーセントまで下がります。
5回まで進めると0.16807となるため、連続条件によって確率が絞り込まれることがわかります。
| 連続で外れる回数 | 計算式 | 確率 |
|---|---|---|
| 1回 | 0.7 | 70パーセント |
| 2回 | 0.7² | 49パーセント |
| 3回 | 0.7³ | 34.3パーセント |
| 4回 | 0.7⁴ | 24.01パーセント |
| 5回 | 0.7⁵ | 16.807パーセント |
| 6回 | 0.7⁶ | 11.7649パーセント |
| 10回 | 0.7¹⁰ | 約2.82パーセント |
小数からパーセントへの変換
確率計算では、小数で答えが出ることが多くあります。
0.16807をパーセントにするには100を掛けるため、16.807パーセントです。
逆に16.8パーセントを小数で扱いたい場合は100で割り、0.168にします。
小数とパーセントを行き来できるようになると、確率の式を読み違えにくくなります。
なお、30パーセントは0.3、70パーセントは0.7としてから計算するのが基本です。
0.7⁵
0.7×0.7×0.7×0.7×0.7
0.16807
0.16807×100
16.807パーセント
試行回数による確率の変化
続いては、試行回数による確率の変化を確認していきます。
回数が一つ増える影響
連続で外れる回数が1回増えるたびに、それまでの確率へ0.7を掛けます。
5連続外れの確率が16.807パーセントなら、6連続外れの確率はその数値に0.7を掛けた11.7649パーセントです。
7連続ではさらに0.7を掛けて約8.24パーセントとなります。
少しずつ減っているように見えても、回数が増えると確率は着実に小さくなります。
ただし、10回連続で外れる確率でも約2.82パーセントあるため、十分に起こりうる範囲といえるでしょう。
何回目から珍しいと感じるか
珍しいと感じる基準には個人差がありますが、確率が5パーセントを下回ると特別な出来事と受け止める人が増えます。
当選確率30パーセントの試行では、8回連続で外れる確率が約5.76パーセントです。
9回連続では約4.04パーセント、10回連続では約2.82パーセントになります。
それでも確率がゼロではないため、たまたま起きた結果だけから設定の異常を判断するのは早計です。
確率が低いことと、起きないことは同じではありません。
5回連続外れは約16.8パーセントです。
8回連続外れは約5.8パーセントです。
10回連続外れでも約2.8パーセントあります。
回数が増えるほど珍しくなりますが、単発の経験だけでは確率の偏りを断定できません。
複数回挑戦した場合の見方
同じ人が長期間に何度も5回セットの試行をすれば、そのうち一度は5連続外れを経験する可能性が高まります。
1セットで16.8パーセントという確率は、何セット試しても毎回同じように存在します。
たとえば10回の独立した5回セットを経験したとき、少なくとも一度5連続外れが起きる確率は、単純な16.8パーセントより大きくなります。
この場合は、一度も5連続外れが起きない確率を先に考える方法が便利です。
確率を読むときは、1回の挑戦なのか、何度も繰り返す話なのかを分けて考える必要があります。
よくある確率計算の誤解
続いては、30パーセントの確率で起こりやすい計算上の誤解を確認していきます。
外れた後は当たりやすいという思い込み
独立した抽選であれば、5回外れたあとでも次回の当選確率は30パーセントです。
連続で外れた分だけ次が当たりやすくなるわけではありません。
人は偏りを見つけると、その反動で結果が戻ると考えがちです。
しかし、確率が固定の抽選では、次回も当たりが30パーセント、外れが70パーセントという条件に変わりはありません。
過去の外れ回数と、次回の当選確率は別の問題です。
確率と期待値の混同
確率は、ある結果が起きる見込みを数値で表したものです。
一方で期待値は、長期的に見た平均的な結果や損得を表すために使われます。
たとえば当選確率が30パーセントでも、当たったときの価値や必要な費用によって期待値は変わります。
5連続で外れる確率16.8パーセントは、損得の話ではなく、指定された並びが起こる確率です。
目的に応じて、確率計算と期待値計算を使い分けましょう。
確率を足す場面と掛ける場面
「かつ」という条件では、通常は確率を掛けます。
今回なら、1回目も外れ、2回目も外れ、3回目も外れるという条件なので掛け算です。
反対に「当たるか外れるか」のように、同時には起こらない選択肢をまとめる場合は足し算を使います。
当たり30パーセントと外れ70パーセントを足すと100パーセントになるのも、そのためです。
連続結果の計算では掛け算、複数の可能性をまとめるときは足し算という区別が基本です。
5回連続外れの計算は、70パーセントを5回掛けます。
30パーセントを5回掛ける計算ではありません。
また、前回外れたことだけを理由に次回の確率が変わることもありません。
まとめ
30パーセントを5回連続で外す確率は、外れる確率70パーセントを5回掛けて求めます。
計算式は0.7⁵で、答えは0.16807、百分率では約16.8パーセントです。
5連続で外れる結果は珍しさを感じやすい一方で、確率上は十分に起こりうる出来事です。
ただし、この計算が使えるのは各回が独立しており、外れる確率が毎回70パーセントで一定の場合に限られます。
くじを戻さない抽選、残数で確率が変わる仕組み、天井や保証があるゲームでは、条件に合わせた別の計算が必要です。
外れ確率を小数へ直し、連続回数分だけ掛ける考え方を覚えておけば、当選確率や試行回数が変わっても応用しやすくなるでしょう。