この記事では、カルシウムと水の反応式は?水に溶ける?溶けない?【Ca + 2H2O → Ca(OH)2 + H2 :反応性・溶解性】について解説していきます。
結論として
・カルシウムは水と反応する金属であり、
・カルシウムと水の反応式(水酸化カルシウムと水素の生成式)はCa + 2H2O → Ca(OH)2 + H2
・カルシウムは水に溶けない
ですね。
それでは詳しく見ていきましょう!
カルシウムと水の反応式【水酸化カルシウムと水素の生成の化学反応式:Ca + 2H2O → Ca(OH)2 + H2】
まずは、カルシウムと水の反応式について確認していきます。
カルシウムが水と反応する際、以下のような反応が起こります。
Ca + 2H2O → Ca(OH)2 + H2
カルシウム(Ca)が水(H2O)と反応し、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)と水素ガス(H2)を生成します。
何度も書いたりして忘れないように注意しましょう!
この反応は不可逆反応であり、平衡状態は存在しません。
カルシウムは水に溶ける?溶けない?水への溶解性と反応性
続いては、カルシウムが水に溶けるか?溶けないか?についても確認していきます!
カルシウムは水に溶けない金属ですが、上記の通り、水と反応して水酸化カルシウムと水素ガスを生成します。
カルシウムの水への溶解性と反応性については、次の項目で詳しく確認しましょう。
カルシウムの水への溶解性と反応性
カルシウムは水に溶けない金属ですが、水と反応する性質があります。常温の水にカルシウムを入れると、ゆっくりと反応が進行し、水酸化カルシウムと水素ガスが生成されます。
ただし、この反応は非常に穏やかであり、反応速度は遅いです。また、生成された水酸化カルシウムは水に溶けにくい物質であるため、カルシウムの表面を覆って反応を妨げる傾向があります。
一方で、高温の水蒸気とカルシウムを反応させると、反応速度が速くなり、多量の水素ガスが発生します。この性質を利用して、工業的に水素ガスを製造することもあります。
まとめ カルシウムは水に溶ける?溶けない?【Ca + 2H2O → Ca(OH)2 + H2:反応性・溶解性】
ここでは、カルシウムと水の反応式は?水に溶ける?溶けない?【Ca + 2H2O → Ca(OH)2 + H2:反応性・溶解性】について確認しました。
カルシウムは水に溶けない金属ですが、水と反応して水酸化カルシウムと水素ガスを生成します。ただし、常温では反応速度が遅く、高温の水蒸気と反応させると反応速度が速くなります。
カルシウムの各性質に慣れ、さらに楽しく化学の勉強をしていきましょう!