【パソコン】勝手に再起動する原因と対処法(ウイルス・設定・Windows11・キーボード)
パソコンが作業中に突然再起動してしまった経験はないでしょうか。
保存していなかったデータが消えてしまったり、大切な作業が中断されてしまったりと、パソコンの勝手な再起動はとても困る問題です。
原因はさまざまで、ウイルス感染・Windows11の自動更新設定・ハードウェアの不具合・キーボードの誤操作など、複数の要因が絡み合っているケースも少なくありません。
この記事では、パソコンが勝手に再起動する原因を丁寧に整理したうえで、それぞれの具体的な対処法をわかりやすく解説していきます。
「なぜ急に再起動するの?」と不安に感じている方も、ぜひ最後までお読みください。
パソコンが勝手に再起動する主な原因はこの4つ
それではまず、パソコンが勝手に再起動してしまう主な原因について解説していきます。
突然の再起動には必ず何らかの理由があります。
原因を正しく把握することが、適切な対処への第一歩といえるでしょう。
大きく分けると、以下の4つのカテゴリに分類できます。
| 原因カテゴリ | 主な具体例 | 深刻度 |
|---|---|---|
| ウイルス・マルウェア | 不正プログラムによるシステム操作 | 高 |
| Windows・ソフトウェア設定 | 自動更新・自動再起動の設定 | 中 |
| ハードウェア・熱問題 | 過熱・メモリ不良・電源ユニット劣化 | 高 |
| キーボード・周辺機器 | キーの誤入力・ドライバの不具合 | 低〜中 |
ウイルス・マルウェアが引き起こす強制再起動
ウイルスやマルウェアに感染したパソコンは、システムの深部に干渉して強制的に再起動を繰り返すことがあります。
特に「ランサムウェア」や「トロイの木馬」と呼ばれる悪意あるプログラムは、バックグラウンドで動作し続け、ユーザーが気づかないうちにシステムを不安定にさせます。
ウイルス感染が原因の場合、再起動だけでなくパフォーマンスの低下や不審なポップアップ表示なども同時に現れることが多いでしょう。
ウイルス感染による再起動は、放置するとシステム全体に深刻なダメージを与える可能性があります。
早急にセキュリティソフトでのスキャンを実施することを強くおすすめします。
Windows11の自動更新設定による再起動
Windows11には、アップデートを適用するために自動で再起動する機能が搭載されています。
この設定がオンになっている場合、作業中でもアップデートの適用タイミングで突然再起動してしまうことがあります。
「アクティブ時間」の設定が実際の使用時間とズレている場合に起こりやすいトラブルです。
ハードウェアの過熱や電源の不安定
CPUやGPUが高温になりすぎると、パソコンは自らを保護するために強制的に再起動します。
これを「サーマルシャットダウン」と呼び、パーツを守るための安全機能です。
また、電源ユニットの経年劣化や容量不足も、不安定な動作を引き起こす原因のひとつとなるでしょう。
ウイルス感染が疑われる場合の対処法
続いては、ウイルスやマルウェアが原因と考えられる場合の対処法を確認していきます。
ウイルスによる強制再起動はパソコンへのダメージが大きく、早急な対応が求められます。
まずは以下の手順で確認と対処を進めましょう。
セキュリティソフトによるフルスキャンを実行する
最初にすべきことは、信頼性の高いセキュリティソフトを使ったフルスキャンの実施です。
Windowsには標準で「Windows Defender(Microsoft Defender)」が搭載されており、無料で本格的なウイルス対策が行えます。
すでにサードパーティ製のセキュリティソフトを導入している場合は、定義ファイルを最新の状態に更新してからスキャンを実行してください。
Windows Defenderでのフルスキャン手順
①「スタート」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
②「Windowsセキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」をクリック
③「スキャンのオプション」→「フルスキャン」を選択して実行
不審なプログラムをアンインストールする
スキャンと並行して、最近インストールした覚えのないソフトウェアがないかを確認することも大切です。
「コントロールパネル」→「プログラムと機能」から、インストール日順に並べ替えて不審なアプリを探してみましょう。
心当たりのないアプリは迷わずアンインストールすることが、再起動トラブル解消につながる場合があります。
システムの復元を試みる
ウイルス感染によってシステムが深刻に汚染されている場合、「システムの復元」を使って感染前の状態に戻す方法が有効です。
Windows11では「スタート」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「システムの保護」から復元ポイントを選択できます。
復元ポイントが存在する場合に限られますが、ソフトウェア的なトラブルを一気に解決できる強力な手段といえるでしょう。
Windows11・設定が原因の場合の対処法
続いては、Windows11の設定が原因で勝手に再起動している場合の対処法を確認していきます。
設定の見直しで改善できるケースは多いため、比較的取り組みやすい対処といえます。
自動再起動の設定を無効にする
Windows Updateの適用後に自動再起動が行われるのを防ぐには、「アクティブ時間」の設定を見直すことが有効です。
アクティブ時間とは、パソコンを積極的に使っている時間帯のことで、この時間帯内では自動再起動が行われない仕組みになっています。
実際の使用時間帯と設定が合っていない場合は、手動で調整してみましょう。
アクティブ時間の設定手順(Windows11)
①「スタート」→「設定」→「Windows Update」を開く
②「詳細オプション」をクリック
③「アクティブ時間」を自分の使用時間に合わせて変更する
「自動的に再起動する」オプションをオフにする
Windowsにはシステムエラー(ブルースクリーン)発生時に自動で再起動するオプションが存在します。
このオプションが有効になっていると、エラーの内容を確認できないまま再起動が繰り返されてしまいます。
エラーの原因を突き止めるためにも、このオプションは一時的にオフにしておくのがおすすめです。
自動再起動オプションをオフにする手順
①「スタート」を右クリック→「システム」を開く
②「システムの詳細設定」→「起動と回復」の「設定」をクリック
③「自動的に再起動する」のチェックを外してOKをクリック
ドライバーの更新・ロールバックを行う
グラフィックドライバーやチップセットドライバーなど、デバイスドライバーの不具合が再起動を引き起こすことも少なくありません。
「デバイスマネージャー」から各デバイスの状態を確認し、エラーマーク(黄色い「!」)が表示されているドライバーは更新またはロールバックを試みましょう。
特に最近ドライバーを更新した直後から再起動が始まった場合、ロールバック(以前のバージョンに戻す)が有効な対処となるでしょう。
ハードウェア・キーボードが原因の場合の対処法
続いては、ハードウェアやキーボードに起因する再起動トラブルへの対処法を確認していきます。
物理的な問題が原因の場合、ソフトウェア側の対処だけでは解決しないことも多いため、念入りに確認することが大切です。
パソコン内部の冷却・掃除を行う
CPUやGPUの過熱が原因で再起動が発生している場合、パソコン内部のホコリ除去と冷却環境の見直しが必要です。
特にデスクトップPCは、定期的に内部のホコリをエアダスターで除去することで冷却効率が大幅に改善されます。
CPUやGPUの温度はフリーソフト(例:HWMonitorやSpeccy)で確認できるため、まず現状の温度をチェックするところから始めてみましょう。
CPUの温度の目安として、通常時は40〜60℃、高負荷時でも80℃以下が理想的です。
90℃を超えているようであれば、冷却対策を早急に行う必要があります。
メモリの診断と交換を検討する
メモリ(RAM)の不良も、突然の再起動やフリーズを引き起こすことがあります。
Windowsには「Windowsメモリ診断」という標準ツールが搭載されており、メモリの状態を確認することが可能です。
Windowsメモリ診断の起動手順
①「スタート」を右クリック→「ファイル名を指定して実行」を開く
②「mdsched.exe」と入力してEnterキーを押す
③「今すぐ再起動して問題を確認する」を選択
④再起動後に診断が自動で開始される
診断でエラーが検出された場合は、メモリの抜き差しや交換を検討してみてください。
複数枚のメモリが搭載されている場合は、1枚ずつテストすることで不良品の特定が可能です。
キーボードの誤入力・設定を見直す
意外に思われるかもしれませんが、キーボードのキーが物理的に引っかかっていたり、特定のキーが押しっぱなしになっていると、再起動コマンドが誤って実行されるケースがあります。
特にWindowsキー+電源ボタンの組み合わせや、特殊なショートカットキーが誤作動している場合に注意が必要です。
外付けキーボードを使っている場合は、一度取り外して動作を確認してみましょう。
また、キーボードドライバーの再インストールで解決するケースも報告されています。
| 確認ポイント | 対処方法 |
|---|---|
| キーが物理的に引っかかっている | キーキャップを外して清掃する |
| 外付けキーボードの誤作動 | 一度取り外して様子を見る |
| キーボードドライバーの不具合 | デバイスマネージャーからドライバーを再インストール |
| ショートカットキーの誤設定 | 設定アプリからキーボードショートカットを確認・変更 |
まとめ
パソコンが勝手に再起動する原因は、ウイルス感染・Windows11の設定・ハードウェアの問題・キーボードの誤動作など、多岐にわたります。
まずはセキュリティソフトでウイルスをチェックし、次にWindowsの自動再起動設定を見直すというステップが基本的な流れとなります。
それでも改善しない場合は、ハードウェアの過熱やメモリ不良を疑い、物理的なメンテナンスに着手することが大切です。
キーボードが原因という意外なケースもあるため、周辺機器の確認も忘れずに行いましょう。
自分で解決できない場合や、ハードウェアの交換が必要な場合は、メーカーサポートや専門の修理業者への相談も選択肢のひとつです。
この記事が、パソコンの勝手な再起動トラブル解決の手助けになれば幸いです。