「希硫酸」は水で薄めた硫酸のことで、水と硫酸が反応してオキソニウムイオンと硫酸水素イオンを生成します。
この記事では、希硫酸の反応式は?反応式の作り方と覚え方【H2SO4 + H2O → H3O+ + HSO4–:希硫酸:イオン化】について解説していきます。
結論として
・希硫酸の反応式はH2SO4 + H2O → H3O+ + HSO4–
・反応式の作り方は、左辺と右辺の原子数を合わせること
・反応式の覚え方は、生成物を覚えて作り方を参考に係数を合わせること
ですね。
それでは詳しく見ていきましょう!
希硫酸の反応式
希硫酸が水と反応する際の反応式は、以下の通りです。
H2SO4 + H2O → H3O+ + HSO4–
硫酸(H2SO4)が水(H2O)と反応し、オキソニウムイオン(H3O+)と硫酸水素イオン(HSO4–)を生成します。
何度も書いたりして覚えましょう!
希硫酸の反応式の作り方
反応式を作る際は、以下の手順で進めます。
1. 反応物と生成物を書き出す。
2. 反応物と生成物の化学式が正しいことを確認する。
3. 原子の種類ごとに、左辺と右辺の原子数が等しくなるように係数を調整する。
希硫酸の反応式の場合、以下のように係数を調整します。
1. 反応物と生成物を書き出す。
H2SO4 + H2O → H3O+ + HSO4–
2. 反応物と生成物の化学式が正しいことを確認する。
– H2SO4: 水素原子2個、硫黄原子1個、酸素原子4個
– H2O: 水素原子2個、酸素原子1個
– H3O+: 水素原子3個、酸素原子1個
– HSO4–: 水素原子1個、硫黄原子1個、酸素原子4個
3. 原子の種類ごとに、左辺と右辺の原子数が等しくなるように係数を調整する。
– 水素原子: 左辺4個、右辺4個で等しい。
– 硫黄原子: 左辺1個、右辺1個で等しい。
– 酸素原子: 左辺5個、右辺5個で等しい。
以上の手順で、希硫酸の反応式の係数が正しいことが確認できます。
希硫酸の反応式の覚え方
反応式を覚える際は、以下の手順がおすすめです。
1. まず生成物を覚える。
2. 反応式の作り方を参考に、原子数が等しくなるように係数を調整する。
希硫酸の反応式の場合、生成物であるオキソニウムイオン(H3O+)と硫酸水素イオン(HSO4–)を覚え、反応式の作り方を参考に係数を調整します。
生成物を覚えることを優先し、反応式の作り方を理解することで、反応式を導き出せるようになりましょう!
まとめ
ここでは、希硫酸の反応式は?反応式の作り方と覚え方【H2SO4 + H2O → H3O+ + HSO4–:希硫酸:イオン化】について確認しました。
希硫酸の反応式はH2SO4 + H2O → H3O+ + HSO4–であり、反応式の作り方は左辺と右辺の原子数を合わせることです。反応式の覚え方は、生成物を覚えて作り方を参考に係数を合わせるのがおすすめです。
希硫酸の反応式を覚えて、さらに楽しく化学の勉強をしていきましょう!