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【Excel】エクセルの外字が表示されない・印刷できない(PDF化・他のパソコン・フォント・豆腐・共有)原因と直し方

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Excelで人名や地名などの特殊な漢字を扱う際、外字エディタで作成した外字を使用することがあります。

しかし、自分のPCでは正しく表示されている外字が、印刷すると四角(□)や豆腐のような記号になってしまったり、PDFに変換すると文字化けしたり、他のパソコンでファイルを開くと表示されなくなったりする問題に頭を悩ませている方は少なくありません。

特に顧客名簿や社員名簿、住所録など、正確な漢字表記が重要な文書で外字が表示されないと、業務に大きな支障をきたします。印刷物として配布する資料や、複数の担当者で共有するファイルで外字が使えないのは非常に不便です。

外字が表示されない原因は、外字の性質そのものに起因しています。

外字は各PCのローカル環境に登録される文字であり、標準的なフォントには含まれていません。そのため、外字を作成したPC以外では、同じ外字データがインストールされていない限り表示されません。また、PDFや印刷時にも特別な設定が必要です。

本記事では、Excelで外字が表示されない様々なシーンごとに、具体的な原因と解決方法を詳しく解説していきます。

印刷時の対処法、PDF化する際の注意点、他のPCで表示させる方法、外字を使わない代替案まで、実務で役立つテクニックを網羅的に紹介します。

外字の扱い方を正しく理解することで、特殊な漢字を含む文書も安心して作成・共有できるようになります。

 
 

ポイントは

・外字は作成したPC固有の文字でありフォントに含まれていない

・印刷やPDF化には外字を埋め込む設定が必要

・他のPCで表示するには同じ外字データのインストールが必須

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 
 

外字が表示されない基本的な仕組み

それではまず、外字とは何か、なぜ表示されないのかという基本的な仕組みを確認していきます。

 
 

外字とは何か

外字(がいじ)とは、Windowsに標準で搭載されていない特殊な漢字や記号を、ユーザーが独自に作成して登録できる文字のことです。

通常のフォントには含まれていない旧字体、異体字、特殊な記号、会社のロゴマークなどを、外字エディタを使って作成し、Windows上で利用できるようにします。

外字は「私用領域」というUnicodeの特別な領域に登録されます。

具体的には、U+E000からU+F8FFまでのコード範囲が外字用に確保されており、この範囲に登録された文字は、標準フォントとは独立して管理されます。

外字エディタは、Windowsに標準で付属しているツールで、「外字エディタ」と検索すれば起動できます。

このエディタで1ドットずつ手動で文字を描画し、特定のコード位置に保存することで、Windows全体で使用できるようになります。

項目 内容
登録場所 各PCのWindowsシステム内
コード範囲 U+E000~U+F8FF(私用領域)
作成ツール Windows外字エディタ
適用範囲 作成したPC内のすべてのアプリケーション
特徴 PC固有、標準フォントに含まれない

 
 

外字が表示されない根本的な理由

外字が表示されない根本的な理由は、外字データがそのPCにしか存在せず、フォントファイルに埋め込まれていないためです。

通常の文字は、フォントファイル(例:MS明朝、メイリオなど)の中に字形データが含まれています。

そのため、そのフォントがインストールされていれば、どのPCでも同じように表示されます。

しかし、外字は各PCのシステムフォルダ(C:\Windows\Fonts)に「EUDC.TTE」や「EUDC.EUF」といった専用ファイルとして保存されており、通常のフォントファイルとは別管理です。

そのため、以下のような状況で外字が表示されなくなります。

Excelファイルを他のPCで開いた場合、そのPCに同じ外字データがインストールされていなければ、外字部分は四角(□)や「?」で表示されます。

印刷時には、プリンタードライバーが外字のフォント情報を正しく処理できないと、空白や四角で印刷されます。

PDF化する際も、外字データを埋め込む設定をしていなければ、PDF上で外字が表示されません。

外字の表示問題は、文字コードとフォントの仕組みを理解すると分かりやすくなります。

通常の文字は、文字コード(例:「あ」はU+3042)とフォントが対応しており、そのコードを持つ文字をフォントが持っていれば表示されます。

外字も同様にコード(例:U+E000)を持っていますが、そのコードに対応する字形データは、標準フォントには含まれておらず、外字ファイルにのみ存在します。

そのため、外字ファイルがないPC環境では、コードは認識されても字形が見つからず、代替文字として□が表示されるのです。

 
 

外字が使われているか確認する方法

自分が扱っているExcelファイルに外字が使われているかを確認するには、該当する文字を選択して文字コードを調べる方法が有効です。

外字と思われる文字をセル内で選択し、Wordに貼り付けてから、Alt+Xキーを押すと、その文字のUnicodeコードが表示されます。

「E000」から始まるコードが表示された場合、それは外字です。

また、Excel上で文字が正常に表示されていても、別のPCやスマートフォンでファイルを開いたときに四角や「?」になる文字は、外字である可能性が高いです。

外字の使用を避けたい場合は、似た字形の通常文字で代用できないか検討します。

例えば、旧字体の「髙」(はしごだか)は、Windows Vista以降では標準文字として「髙」(U+9AD9)が使用でき、外字を使わなくても入力できるようになっています。

Windows 10以降では、IMEパッドの「文字一覧」から異体字を探すこともできます。

「たかい」と入力して変換候補を表示し、候補の右側にある下矢印をクリックすると、その文字の異体字一覧が表示されます。

確認方法 手順 判定
Unicodeコード確認 Wordに貼り付けてAlt+X E000~F8FFなら外字
他のPCで開く 別環境でファイルを開く □になれば外字
印刷プレビュー 印刷プレビューで確認 表示されなければ外字の可能性
フォント変更 別のフォントに変更してみる すべてのフォントで表示されなければ外字

 
 

印刷時に外字が表示されない場合の対処

続いては、画面上では見えているのに、印刷すると外字が表示されない場合の対処方法を確認していきます。

 
 

TrueTypeフォントとして印刷する設定

外字を正しく印刷するには、プリンターの設定でTrueTypeフォントをグラフィックスとして印刷する必要があります

多くのプリンタードライバーは、デフォルトでTrueTypeフォントを「デバイスフォント」として処理しようとしますが、この設定では外字が正しく印刷されません。

設定を変更するには、「ファイル」→「印刷」で印刷画面を開き、プリンターの「プロパティ」または「プリンターのプロパティ」ボタンをクリックします。

プリンタードライバーの設定画面が開いたら、「詳細設定」や「グラフィックス」タブを探します。

「TrueTypeフォント」または「TrueTypeオプション」という項目があれば、「ビットマップとして印刷」「グラフィックスとして印刷」「ソフトフォントとしてダウンロード」のいずれかを選択します。

プリンターによって表示される項目名が異なりますが、「デバイスフォントで置換」以外のオプションを選択することで、外字が正しく印刷されるようになります。

この設定変更は、そのプリンターでの今後のすべての印刷に適用されます。

外字を含む文書を頻繁に印刷する場合は、一度設定しておけば以降は問題なく印刷できます。

TrueTypeフォント設定 外字の印刷 推奨度
デバイスフォントで置換 印刷されない(□になる) ×
グラフィックスとして印刷 正しく印刷される
ビットマップとして印刷 正しく印刷される
ソフトフォントとしてダウンロード 正しく印刷される(プリンターによる)

 
 

画面表示に合わせて印刷する

プリンターの詳細設定がうまく機能しない場合、Excelの印刷オプションで「画面表示に合わせて印刷」を有効にする方法もあります

ただし、この機能は現在のExcelバージョンでは直接的なオプションがなくなっており、代わりに印刷品質を調整することで対応します。

「ファイル」→「印刷」→「ページ設定」をクリックし、「ページ」タブの「印刷品質」を確認します。

低い解像度(例:150dpi)に設定すると、外字が印刷されやすくなることがあります。

また、「シート」タブの「簡易印刷」のチェックを外すことで、より詳細な印刷処理が行われ、外字が正しく印刷される可能性が高まります。

古いバージョンのExcel(Excel 2003以前)には「画面表示に合わせて印刷」という明示的なオプションがありましたが、現代のExcelでは印刷エンジンが改良され、このオプションは統合されています。

それでも外字が印刷されない場合は、プリンタードライバー側の設定が最も重要です。

プリンターメーカーの最新ドライバーをインストールすることで、外字の印刷互換性が向上することもあります。

メーカーのWebサイトから最新ドライバーをダウンロードして更新してみましょう。

 
 

画像として貼り付けて印刷する代替案

どうしても外字が印刷できない場合、外字を含むセル範囲を画像に変換して貼り付ける方法が確実です。

外字を含むセル範囲を選択してコピー(Ctrl+C)し、別の場所で右クリックして「形式を選択して貼り付け」→「図」または「図(拡張メタファイル)」を選択します。

すると、セルの内容が画像として貼り付けられます。

画像として貼り付けられた外字は、フォント情報ではなくビットマップデータとして扱われるため、どんなプリンターでも確実に印刷されます。

ただし、この方法では元のセルのデータは編集できなくなるため、データの修正が必要な場合は、元のセル範囲も残しておく必要があります。

また、拡大すると画質が劣化する可能性があるため、適切な解像度で作成することが重要です。

画像化する前に、セルのフォントサイズを大きめに設定しておくと、画像化後も鮮明に表示されます。

外字部分だけを画像化して、通常文字はそのまま残すことで、編集の柔軟性を保つこともできます。

手順 操作 効果
1 外字を含む範囲を選択してCtrl+C 範囲をコピー
2 別の場所で右クリック 貼り付けメニュー表示
3 「形式を選択して貼り付け」→「図」 画像として貼り付け
4 元の範囲を非表示または削除 画像のみ表示
5 通常通り印刷 外字が確実に印刷される

 
 

PDF化する際に外字が表示されない場合

続いては、PDFに変換すると外字が文字化けする、または表示されない場合の対処方法を確認していきます。

 
 

Microsoft Print to PDFでの対処

WindowsにインストールされているMicrosoft Print to PDFを使ってPDF化する場合、外字が正しく埋め込まれないことがあります

この問題を解決するには、前述のプリンター設定と同様に、TrueTypeフォントの処理方法を変更する必要があります。

「ファイル」→「印刷」でプリンターとして「Microsoft Print to PDF」を選択し、「プリンターのプロパティ」をクリックします。

「詳細設定」を開き、「TrueTypeフォント」の設定を「ビットマップとして印刷」または「ソフトフォントとしてダウンロード」に変更します。

この設定でPDFを作成すると、外字がビットマップ画像として埋め込まれ、PDFを開いた際に正しく表示されるようになります。

ただし、ビットマップとして埋め込まれた文字は、拡大すると粗く見えることがあります。

高品質なPDFが必要な場合は、後述する別の方法を検討してください。

また、PDF作成後は必ず別のPCやAdobe Acrobat Readerで開いて、外字が正しく表示されているか確認することをおすすめします。

PDF作成方法 外字の扱い 品質
Microsoft Print to PDF(デフォルト) 表示されないことが多い ×
Microsoft Print to PDF(ビットマップ設定) 画像として埋め込まれる
Adobe PDF(Adobe Acrobat) フォント埋め込み可能
画像化してからPDF 完全に画像として扱われる

 
 

Adobe AcrobatでPDF化する方法

Adobe Acrobatがインストールされている環境では、より高品質に外字を含むPDFを作成できます

Adobe Acrobatには、PDFを作成する際にフォントを埋め込む機能があり、外字も適切に処理されます。

Excelで「ファイル」→「印刷」を選択し、プリンターとして「Adobe PDF」を選択します。

「プリンターのプロパティ」をクリックし、「Adobe PDFの設定」タブまたは「レイアウト」→「詳細設定」を開きます。

「フォント」または「フォントの埋め込み」に関する設定を探し、「すべてのフォントを埋め込む」が選択されていることを確認します。

この設定でPDFを作成すると、外字を含むすべてのフォント情報がPDFに埋め込まれ、どの環境で開いても正しく表示されます。

Adobe Acrobatは有料ソフトウェアですが、業務で頻繁に外字を含む文書をPDF化する場合は、導入を検討する価値があります。

フリーソフトのPDF作成ツールの中にも、フォント埋め込みに対応しているものがあります。

CubePDF、PrimoPDFなどのツールは、設定次第で外字を含むPDFを作成できることがあります。

ただし、外字の埋め込み品質はツールによって異なるため、作成後に必ず確認することが重要です。

また、外字を画像化してからPDF化する方法も、確実性の高い代替案です。

前述の「画像として貼り付け」を行ってから、PDFに変換すれば、外字部分が画像として扱われるため、確実にPDFに反映されます。

 
 

オンラインPDF変換サービスの注意点

GoogleドキュメントやオンラインPDF変換サービスを使ってExcelファイルをPDF化する場合、外字は正しく処理されない可能性が非常に高いです。

これらのサービスは、クラウド上のサーバーでファイルを処理するため、ローカルPCにインストールされている外字データにアクセスできません。

そのため、外字部分は必ず文字化けするか、四角(□)で表示されます。

外字を含むファイルをPDF化する場合は、必ずローカルPCにインストールされているPDF作成ツールを使用する必要があります。

どうしてもオンラインサービスを使用したい場合は、事前に外字を画像化してからファイルをアップロードする方法しかありません。

また、OneDriveやSharePointでExcelファイルをWeb版Excelで開いた場合も、外字は表示されません。

外字を含むファイルは、必ずデスクトップ版のExcelで開いて作業する必要があります。

PDF化方法 外字の扱い 推奨度
ローカルPCのツール 設定次第で埋め込み可能
オンライン変換サービス 表示されない ×
Googleドキュメント経由 表示されない ×
Web版Excel 表示されない ×

 
 

他のPCで外字を表示させる方法

続いては、Excelファイルを他のPCで開いたときに外字を表示させる方法を確認していきます。

 
 

外字ファイルをエクスポート・インポートする

外字を他のPCでも表示させるには、外字ファイルをエクスポートして、相手のPCにインポートする必要があります

外字エディタには、作成した外字をファイルとして保存し、他のPCに移行する機能があります。

外字をエクスポートするには、外字エディタを起動し、「編集」→「文字のコピー」を選択します。

エクスポートしたい外字を選択し、ファイルとして保存します。

保存されたファイル(.tte形式)を、USBメモリやネットワーク経由で相手のPCに渡します。

相手のPCで外字エディタを起動し、「編集」→「文字の貼り付け」を選択して、受け取った外字ファイルを読み込みます。

同じコード位置(例:E000)に外字を登録する必要があるため、事前にどのコードに何の外字が登録されているか記録しておくことが重要です。

この方法は、少人数のチーム内でファイルを共有する場合には有効ですが、不特定多数のユーザーに配布する文書には向いていません。

手順 操作(エクスポート側) 操作(インポート側)
1 外字エディタを起動 外字ファイルを受け取る
2 「編集」→「文字のコピー」 外字エディタを起動
3 外字を選択してファイル保存 「編集」→「文字の貼り付け」
4 ファイルを相手に渡す 受け取ったファイルを選択
5 同じコード位置に登録

 
 

レジストリを使った一括コピー

複数の外字をまとめて別のPCに移行する場合、レジストリとフォントファイルを直接コピーする方法もあります

ただし、この方法はシステムの重要な部分を操作するため、上級者向けです。

外字の情報は、「HKEY_CURRENT_USER\EUDC\」レジストリキーと、「C:\Windows\Fonts\EUDC.TTE」ファイルに保存されています。

レジストリエディタ(regedit)でこのキーをエクスポートし、フォントファイルと一緒に相手のPCにコピーして、インポートすることで、すべての外字を一度に移行できます。

レジストリの編集は、誤った操作をするとWindowsが起動しなくなる可能性があるため、必ず事前にバックアップを取り、自己責任で実行してください。

組織内で多数のPCに同じ外字をインストールする必要がある場合は、IT部門にグループポリシーやスクリプトを使った一括展開を依頼する方が安全です。

Windows 10以降では、外字の管理方法が若干変更されており、従来の方法が機能しない場合があります。

また、Windows 11では外字エディタのインターフェースも更新されています。

OSのバージョンによって手順が異なる場合があるため、Microsoft公式ドキュメントを参照することをおすすめします。

外字の移行作業は、組織のIT部門やシステム管理者に依頼する方が確実で安全です。

特に、数十台、数百台のPCに展開する必要がある場合は、専門家に任せましょう。

 
 

外字を使わない代替案

外字の管理と共有の手間を考えると、そもそも外字を使わない方法を検討することも重要です。

最近のWindowsやフォントには、多くの異体字や旧字体が標準で含まれるようになっています。

外字を作成する前に、IMEパッドの「文字一覧」や「手書き入力」で、目的の文字が標準文字として存在しないか探してみましょう。

例えば、以下のような文字は、かつては外字で対応していましたが、現在は標準文字として入力できます。

「髙」(はしごだか)、「﨑」(たつさき)、「德」(旧字体の徳)、「」(異体字セレクタ)など、JIS X 0213やUnicode拡張に含まれる文字が増えています。

どうしても標準文字にない場合は、読み仮名を併記する、説明文を追加する、類似の標準文字で代用するといった方法を検討しましょう。

特に、不特定多数に配布する文書や、長期保存する文書では、外字の使用は避けるべきです。

代替方法 具体例 適用場面
標準異体字を使用 「髙」「﨑」など 対応する標準文字がある場合
読み仮名を併記 高橋(たかはし、はしごだか) 正確な表記が重要だが印刷は不要
類似文字で代用 「高」で代用 厳密な表記が不要な場合
画像として挿入 文字を画像化 印刷物として配布する場合

 
 

まとめ 【Excel】エクセルの外字が表示されない時の対処法(印刷できない・PDF化・他のパソコン・フォント・豆腐・共有)

エクセルの外字が表示されない時の対処方法をまとめると

・印刷時の対処:プリンターのプロパティで「TrueTypeフォント」を「グラフィックスとして印刷」または「ビットマップとして印刷」に設定、メーカーWebサイトから最新プリンタードライバーをインストール、外字を含むセルを画像化してから印刷

・PDF化の対処:Microsoft Print to PDFのプロパティでTrueType設定を変更、Adobe Acrobatで「すべてのフォントを埋め込む」設定でPDF作成、オンラインPDF変換サービスは外字が表示されないため使用不可

・他のPCでの表示:外字エディタで「編集」→「文字のコピー」で外字をエクスポート、相手のPCで「編集」→「文字の貼り付け」でインポート、同じコード位置に登録する必要がある

・根本的な解決策:IMEパッドの文字一覧で標準の異体字が使えないか確認、「髙」「﨑」など多くの異体字が標準文字として利用可能、外字の使用を避けて標準文字で代用することを検討

・代替案:外字を含むセルを「形式を選択して貼り付け」で画像化、読み仮名や説明文を併記する、類似の標準文字で代用する

外字は便利な機能ですが、PC固有の文字であるため、共有や印刷には特別な対応が必要です。

業務で頻繁に外字を使用する場合は、組織全体で外字ファイルを統一して管理する仕組みを構築することが理想的です。

可能な限り標準の異体字を使用し、どうしても必要な場合のみ外字を使う、外字を使った場合は必ず印刷テストとPDF化テストを行う、という運用ルールを定めることで、トラブルを未然に防げます

Excelの外字問題を正しく理解して対処し、特殊な漢字を含む文書も安心して作成・共有できる環境を実現していきましょう!