エクセルで資料を作成していると、複数の画像や図形を挿入して、それらを綺麗に並べたいという場面がよくあります。
しかし一つ一つの位置を手動で調整していると、微妙にずれてしまう、サイズがバラバラになる、等間隔に配置できない、作業に時間がかかるといった問題が発生します。
特に商品カタログや組織図、フローチャートなど、多数のオブジェクトを含む資料では、見た目の美しさが重要です。
Excelには、複数の画像や図形を一括で整列させたり、サイズを統一したりする便利な機能が標準搭載されています。
配置機能を使った自動整列から、VBAマクロによる高度な一括配置まで、目的に応じて複数の手法を使い分けられるのです。
本記事では、エクセルで画像・図形を一括で揃えて配置し、整列やサイズ統一を効率化する実践的な方法を詳しく解説します。
レイアウト作業を効率化したい方は、ぜひ最後までお読みください。
ポイントは
・配置機能で複数オブジェクトを自動整列
・サイズとプロパティで一括統一
・VBAマクロで高度な一括配置を実現
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
配置機能で画像・図形を一括整列する基本操作
それではまず配置機能で画像・図形を一括整列する基本操作について解説していきます。
複数オブジェクトの選択方法
画像や図形を一括で操作するには、まず複数のオブジェクトを選択する必要があります。
効率的な選択方法を覚えることで、作業スピードが大幅に向上します。
複数のオブジェクトを選択する最も基本的な方法は、Ctrlキーを押しながら各オブジェクトをクリックする方法です。1つ目のオブジェクトをクリックし、Ctrlキーを押したまま2つ目、3つ目とクリックしていくことで、複数を選択できます。
離れた位置にあるオブジェクトを選択する場合は、この方法が便利です。
範囲選択で一括選択する方法もあります。「ホーム」タブの「検索と選択」から「オブジェクトの選択」をクリックすると、マウスカーソルが矢印に変わります。
この状態で対象オブジェクトを囲むようにドラッグすると、範囲内のすべてのオブジェクトが一度に選択されます。多数のオブジェクトを効率的に選択したい場合に最適です。
さらに、「ホーム」タブの「編集」グループにある「検索と選択」から「オブジェクトの選択と表示」を開くと、シート上のすべてのオブジェクトが一覧表示されます。
この一覧でCtrlキーやShiftキーを使いながら選択することで、視覚的に分かりやすく複数オブジェクトを選択できるでしょう。
左揃え・中央揃え・右揃えの配置
複数のオブジェクトを選択したら、配置機能を使って自動的に整列させることができます。
配置機能は「図の形式」タブまたは「図形の書式」タブに用意されています。
配置機能を使うには、まず整列させたいオブジェクトを複数選択します。すると「図の形式」タブが表示されるので、「配置」ボタンをクリックします。
ドロップダウンメニューから「配置」を選択すると、さまざまな整列オプションが表示されます。
左揃えを選択すると、選択したすべてのオブジェクトが最も左にあるオブジェクトの左端に揃います。右揃えでは最も右にあるオブジェクトの右端に、上揃えでは最も上にあるオブジェクトの上端に揃います。
中央揃え(左右)を選択すると、すべてのオブジェクトが垂直方向の中心線で揃い、中央揃え(上下)では水平方向の中心線で揃います。
| 配置オプション | 効果 | 用途 |
|---|---|---|
| 左揃え | 左端を揃える | 左側に配置する要素 |
| 中央揃え(左右) | 垂直中心線を揃える | 中央配置の要素 |
| 右揃え | 右端を揃える | 右側に配置する要素 |
| 上揃え | 上端を揃える | 上部に配置する要素 |
| 中央揃え(上下) | 水平中心線を揃える | 垂直方向の中央配置 |
| 下揃え | 下端を揃える | 下部に配置する要素 |
これらの配置オプションを組み合わせることで、オブジェクトを正確に整列できます。
例えば、まず「上揃え」で上端を揃えてから、「左右に整列」で等間隔に配置するといった使い方が効果的でしょう。
等間隔配置で美しいレイアウトを実現
複数のオブジェクトを等間隔に配置したい場合、「左右に整列」または「上下に整列」機能が非常に便利です。
この機能を使えば、手動で調整することなく、自動的に均等な間隔でオブジェクトが配置されます。
等間隔配置を実行するには、まず3つ以上のオブジェクトを選択します。2つだけでは等間隔の計算ができないため、最低3つが必要です。
選択後、「図の形式」タブから「配置」をクリックし、「左右に整列」または「上下に整列」を選択します。
「左右に整列」を選択すると、選択したオブジェクトが横方向に等間隔で配置されます。最も左のオブジェクトと最も右のオブジェクトの位置は変わらず、その間に他のオブジェクトが均等に配置される仕組みです。
「上下に整列」では、縦方向に等間隔で配置されます。最も上のオブジェクトと最も下のオブジェクトの位置を基準に、その間が均等に分割されます。
実際の使用例を見てみましょう。商品画像を横一列に並べたい場合、すべての画像を選択して「上揃え」で上端を揃えた後、「左右に整列」を実行すると、綺麗に等間隔で並びます。
組織図を作成する場合も、各役職の図形を選択して「上下に整列」を使えば、統一感のある配置になるでしょう。
配置機能を使う際は、「配置」メニューの「グリッドに合わせる」または「図形に位置を合わせる」のオプションも確認しましょう。
「グリッドに合わせる」を有効にすると、セルのグリッド線に沿って配置されるため、より整然とした配置が可能です。
「図形に位置を合わせる」では、他のオブジェクトとの相対位置関係を保ちながら整列できます。
サイズと書式を一括で統一する方法
続いてはサイズと書式を一括で統一する方法を確認していきます。
サイズとプロパティでの一括調整
複数の画像や図形のサイズを揃えたい場合、「サイズとプロパティ」機能を使って一括調整できます。
手動で一つ一つサイズを変更する必要はありません。
サイズを統一するには、まず基準となるオブジェクトを1つ決めます。他のオブジェクトをこのサイズに合わせる形で調整します。
基準となるオブジェクトを含めて、サイズを統一したいすべてのオブジェクトを選択します。
選択後、「図の形式」タブの「サイズ」グループで、高さと幅の数値を直接入力します。この数値が選択したすべてのオブジェクトに適用され、一括でサイズが統一されます。
より詳細な調整を行いたい場合は、選択した状態で右クリックし、「サイズとプロパティ」を選択します。画面右側に作業ウィンドウが開き、高さ、幅、回転角度などを細かく設定できます。
ここで入力した値は、選択中のすべてのオブジェクトに同時に適用されるため、効率的です。
縦横比を保ったままサイズを調整したい場合は、「縦横比を固定する」にチェックを入れてから、高さまたは幅のいずれかを変更します。
すると、自動的にもう一方の値も比例して調整され、画像の歪みを防げるでしょう。
書式のコピーで見た目を統一
サイズだけでなく、色、線の太さ、効果などの書式も統一したい場合、「書式のコピー/貼り付け」機能が便利です。
この機能を使えば、あるオブジェクトの書式を他のオブジェクトに瞬時にコピーできます。
書式をコピーするには、まず基準となる書式が設定されているオブジェクトを1つクリックして選択します。
次に「ホーム」タブの「書式のコピー/貼り付け」ボタン(刷毛のアイコン)をクリックします。マウスカーソルが刷毛の形に変わったら、書式を適用したいオブジェクトをクリックします。
複数のオブジェクトに連続して書式を適用したい場合は、「書式のコピー/貼り付け」ボタンをダブルクリックします。
すると、連続コピーモードになり、複数のオブジェクトを次々とクリックすることで、同じ書式を適用できます。作業が終わったら、Escキーを押すか、再度「書式のコピー/貼り付け」ボタンをクリックすると、通常モードに戻ります。
書式のコピーで統一できる要素には、塗りつぶしの色、線の色と太さ、図形の効果(影、光彩、3D効果など)、フォントの種類とサイズ(テキストボックスの場合)などがあります。
これらをまとめて統一できるため、デザインの一貫性を保つのに最適です。
グループ化で位置関係を固定
複数のオブジェクトを整列・調整した後、グループ化しておくと位置関係が固定されます。
グループ化すれば、誤って一部だけを移動してしまうリスクを防げます。
グループ化するには、対象となるすべてのオブジェクトを選択します。選択後、右クリックして「グループ化」から「グループ化」を選択します。
または、「図の形式」タブの「配置」から「グループ化」を選択することもできます。
グループ化されたオブジェクトは、一つの単位として扱われます。移動、サイズ変更、コピーなどの操作が、グループ全体に対して実行されます。
個別のオブジェクトを編集したい場合は、グループをダブルクリックするか、右クリックして「グループ化」から「グループ解除」を選択すれば、個別に編集できる状態に戻せます。
グループ化は階層構造も作成できます。複数のグループをさらにグループ化することで、大きな構造を持つ図やレイアウトを効率的に管理できるでしょう。
例えば、部門ごとにオブジェクトをグループ化し、それらをさらに全体でグループ化するといった使い方が可能です。
サイズを統一する際は、画像の場合は縦横比に注意しましょう。
縦長の写真と横長の写真を同じサイズに無理に統一すると、歪んで見づらくなる可能性があります。
その場合は、高さまたは幅のどちらか一方だけを統一し、もう一方は縦横比を保つ設定にすることで、自然な見た目を維持できます。
VBAマクロで高度な一括配置を実現
続いてはVBAマクロを使って高度な一括配置を実現する方法を確認していきます。
指定位置に画像・図形を自動配置するマクロ
VBAマクロを使えば、セルの位置に合わせて画像や図形を自動配置できます。
特定のセル範囲に対して、オブジェクトを正確に配置したい場合に便利です。
以下のコードは、選択した画像をA1セルの位置に配置するシンプルな例です。
Sub 画像をセル位置に配置()
Dim shp As Shape
Dim targetCell As Range
Set targetCell = Range("A1")
For Each shp In ActiveSheet.Shapes
If shp.Type = msoPicture Or shp.Type = msoLinkedPicture Then
shp.Top = targetCell.Top
shp.Left = targetCell.Left
End If
Next shp
MsgBox "画像をA1セルに配置しました"
End Sub
より実用的なマクロとして、複数の画像を横一列に等間隔で配置するコードを紹介します。
Sub 画像を横一列に配置()
Dim shp As Shape
Dim shapeCollection As Collection
Dim startLeft As Double
Dim startTop As Double
Dim spacing As Double
Dim i As Integer
'設定
startLeft = 50 '開始位置(左からの距離)
startTop = 50 '開始位置(上からの距離)
spacing = 20 '画像間の間隔
Set shapeCollection = New Collection
'画像だけを収集
For Each shp In ActiveSheet.Shapes
If shp.Type = msoPicture Or shp.Type = msoLinkedPicture Then
shapeCollection.Add shp
End If
Next shp
'横一列に配置
For i = 1 To shapeCollection.Count
Set shp = shapeCollection(i)
shp.Top = startTop
If i = 1 Then
shp.Left = startLeft
Else
shp.Left = shapeCollection(i - 1).Left + shapeCollection(i - 1).Width + spacing
End If
Next i
MsgBox shapeCollection.Count & "個の画像を配置しました"
End Sub
このマクロでは、開始位置と間隔を変数で設定しているため、値を変更するだけで異なる配置パターンに対応できます。
シート上のすべての画像を自動的に横一列に並べ、指定した間隔で配置するため、手作業よりも正確で高速です。
グリッド状に画像を自動配置するマクロ
商品カタログなど、多数の画像をグリッド状(格子状)に配置したい場合、行と列の数を指定して自動配置するマクロが便利です。
Sub 画像をグリッド配置()
Dim shp As Shape
Dim shapeCollection As Collection
Dim startLeft As Double
Dim startTop As Double
Dim spacingH As Double '横方向の間隔
Dim spacingV As Double '縦方向の間隔
Dim columnsPerRow As Integer '1行あたりの列数
Dim currentRow As Integer
Dim currentCol As Integer
Dim i As Integer
'設定
startLeft = 50
startTop = 50
spacingH = 20
spacingV = 20
columnsPerRow = 4 '1行に4個配置
Set shapeCollection = New Collection
'画像だけを収集
For Each shp In ActiveSheet.Shapes
If shp.Type = msoPicture Or shp.Type = msoLinkedPicture Then
shapeCollection.Add shp
End If
Next shp
'行列に配置
For i = 1 To shapeCollection.Count
Set shp = shapeCollection(i)
currentRow = Int((i - 1) / columnsPerRow)
currentCol = (i - 1) Mod columnsPerRow
If currentCol = 0 Then
shp.Left = startLeft
Else
shp.Left = shapeCollection(i - 1).Left + shapeCollection(i - 1).Width + spacingH
End If
If currentRow = 0 Then
shp.Top = startTop
Else
'前の行の同じ列の画像を参照
If i > columnsPerRow Then
shp.Top = shapeCollection(i - columnsPerRow).Top + _
shapeCollection(i - columnsPerRow).Height + spacingV
End If
End If
Next i
MsgBox shapeCollection.Count & "個の画像をグリッド配置しました(" & _
columnsPerRow & "列)"
End Sub
このマクロは、1行あたりの列数を指定することで、自動的に改行しながらグリッド状に配置します。
商品カタログや写真一覧など、多数の画像を整然と並べる必要がある場合に特に効果的でしょう。
サイズを統一して配置するマクロ
画像のサイズがバラバラの場合、サイズを統一しながら配置するマクロも作成できます。
Sub 画像サイズ統一して配置()
Dim shp As Shape
Dim shapeCollection As Collection
Dim standardWidth As Double
Dim standardHeight As Double
Dim startLeft As Double
Dim startTop As Double
Dim spacing As Double
Dim i As Integer
'設定
standardWidth = 100 '統一する幅
standardHeight = 100 '統一する高さ
startLeft = 50
startTop = 50
spacing = 20
Set shapeCollection = New Collection
'画像だけを収集
For Each shp In ActiveSheet.Shapes
If shp.Type = msoPicture Or shp.Type = msoLinkedPicture Then
shapeCollection.Add shp
End If
Next shp
'サイズ統一と配置
For i = 1 To shapeCollection.Count
Set shp = shapeCollection(i)
'サイズ統一
shp.LockAspectRatio = msoFalse '縦横比固定を解除
shp.Width = standardWidth
shp.Height = standardHeight
'配置
shp.Top = startTop
If i = 1 Then
shp.Left = startLeft
Else
shp.Left = shapeCollection(i - 1).Left + standardWidth + spacing
End If
Next i
MsgBox shapeCollection.Count & "個の画像のサイズを統一して配置しました"
End Sub
このマクロでは、すべての画像を指定したサイズに統一してから配置します。
縦横比を保ちたい場合は、`shp.LockAspectRatio = msoTrue`に変更し、幅または高さのどちらか一方だけを設定すれば、自動的に比率が保たれます。
VBAマクロで画像を配置する際は、実行前に必ずファイルのバックアップを作成しましょう。
マクロの実行は元に戻すことができないため、予期しない配置になった場合に備える必要があります。
また、座標や間隔の数値を調整する際は、少数の画像でテストしてから、本番のファイルで実行することをおすすめします。
画像・図形配置の実践的な活用シーン
続いては画像・図形配置の実践的な活用シーンを確認していきます。
商品カタログの作成
商品カタログを作成する際、複数の商品画像を美しく配置することが重要です。
一括配置機能を活用することで、プロフェッショナルな仕上がりになります。
商品カタログでは、通常4列または3列のグリッドレイアウトが効果的です。まず、すべての商品画像を挿入し、サイズを統一します。
複数の画像を選択して、「図の形式」タブから幅と高さを同じ値に設定することで、一括でサイズを揃えられます。
次に、最上段の画像を横一列に配置します。4つの画像を選択して「上揃え」で上端を揃え、その後「左右に整列」で等間隔に配置します。
この最上段をコピーして下に貼り付け、「上下に整列」を使えば、縦方向も等間隔になります。
各商品の下に商品名や価格を記載したテキストボックスを配置する場合も、同様の手順で整列できます。
画像とテキストボックスをセットでグループ化しておくと、後からレイアウトを調整する際に便利でしょう。
組織図やフローチャートの作成
組織図やフローチャートでは、図形の位置関係が内容の理解に直結します。
配置機能を使って正確に整列させることで、分かりやすい図を作成できます。
組織図を作成する場合、トップの役職から順に階層的に配置していきます。同じ階層の図形は「上揃え」と「左右に整列」を使って横一列に並べます。
次の階層も同様に配置し、「上下に整列」で各階層間の距離を統一します。
フローチャートでは、処理の流れを示す矢印が重要です。図形を配置した後、コネクタ(矢印付きの線)で接続します。
図形を移動してもコネクタが自動的に追従するため、レイアウト変更が容易になります。
図形の配置が完成したら、全体を選択してグループ化します。これにより、組織図全体を一つの単位として扱え、他のシートにコピーしたり、位置を調整したりする際に便利です。
複雑な組織図の場合は、部門ごとに小さなグループを作り、それらをさらにグループ化する階層構造にすると管理しやすいでしょう。
写真レポートやプレゼン資料
写真を多用するレポートやプレゼン資料では、視覚的な統一感が重要です。
一括配置機能を活用することで、読みやすく印象的な資料になります。
写真レポートを作成する場合、まず見出しとなるタイトルをテキストボックスで配置します。その下に関連する写真を2〜3枚並べる構成が一般的です。
写真を選択して「上揃え」「左右に整列」を実行すれば、整然とした配置になります。
キャプション(説明文)を写真の下に配置する場合、写真と同じ幅のテキストボックスを作成し、「中央揃え(左右)」を使って写真の中心に合わせます。
写真とキャプションをグループ化しておくと、セクション全体の移動が簡単になります。
プレゼン資料では、Before/After の比較写真を並べることもあります。2つの写真を選択して「上揃え」で上端を揃え、適度な間隔を空けて配置します。
各写真の上に「Before」「After」のテキストを配置し、それぞれ「中央揃え(左右)」で写真の中心に合わせれば、分かりやすい比較図が完成するでしょう。
画像や図形を配置する際は、余白にも注意しましょう。
要素を詰め込みすぎると窮屈な印象になり、逆に余白が多すぎると散漫な印象になります。
一般的には、要素間の間隔を統一し、ページ全体の20〜30%程度を余白として確保すると、バランスの良いレイアウトになります。
まとめ エクセルの画像・図形を一括で揃えて配置
エクセルの画像・図形を一括で揃えて配置する方法をまとめると
・複数選択:Ctrlキーを使った個別選択、範囲ドラッグによる一括選択、オブジェクト選択と表示での視覚的選択
・配置機能:左揃え、中央揃え、右揃えなどで自動整列、「左右に整列」「上下に整列」で等間隔配置
・サイズ統一:複数選択してサイズグループで一括入力、書式のコピーで見た目を統一
・グループ化:整列後にグループ化して位置関係を固定、階層構造で複雑なレイアウトも管理
・VBAマクロ:セル位置への自動配置、グリッド状配置、サイズ統一と配置を同時実行
これらの方法を適切に使い分けることで、レイアウト作業が大幅に効率化されます。
特に配置機能による整列と等間隔配置は、数クリックで完了するため、最も手軽で効果的な方法です。
ただし、配置やサイズ変更を実行する前に、元の状態に戻す必要がある場合に備えて、作業前にファイルを保存しておくことをおすすめします。
Ctrl + Zで元に戻せる操作もありますが、複数の操作を重ねた後では戻せない場合もあるため注意が必要です。
また、グループ化を活用することで、整列した状態を維持しながら、全体の位置調整やコピーが容易になります。
エクセルの配置機能を正しく活用して、美しく整然としたレイアウトの資料を作成していきましょう!