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【Excel】エクセルの改行コードを置換する方法(CHAR(10)・検索・改行コードの種類)

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【Excel】エクセルの改行コードを置換する方法(CHAR(10)・検索・改行コードの種類)

Excelで作業をしていると、セル内に改行が含まれているデータを扱う場面は少なくありません。

改行コードをそのままにしておくと、データの整形や他のシステムへの連携時にトラブルの原因になることがあります。

そこで重要になるのが、改行コードを置換する方法を正しく理解することです。

Excelでは「CHAR(10)」という関数や「検索と置換」機能を使うことで、改行コードを効率よく処理できます。

本記事では、改行コードの種類から始まり、実際の置換方法まで丁寧に解説していきます。

初心者の方でも迷わず操作できるよう、具体的な手順を交えて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Excelの改行コードを置換するには「CHAR(10)」または「検索と置換」を使う

それではまず、Excelで改行コードを置換する方法の全体像について解説していきます。

Excelにおける改行コードの置換には、大きく分けて2つのアプローチがあります。

ひとつはCHAR関数を使った数式による置換、もうひとつは「検索と置換」ダイアログを使った手動置換です。

どちらの方法も、Excelのセル内改行(ラインフィード)を対象として処理を行います。

Excelのセル内改行に対応する改行コードは「CHAR(10)」です。

これはASCIIコードの10番、いわゆるLF(ラインフィード)に相当します。

置換の際には必ずこのコードを基準に操作を行うことが重要です。

数式を使う場合は、SUBSTITUTE関数とCHAR(10)を組み合わせることで、改行をスペースや任意の文字に置き換えることが可能です。

一方、「検索と置換」機能を使う場合は、Ctrl+Hで開いたダイアログ内でCtrl+Jを入力することで改行コードを指定できます。

どちらの方法も覚えておくと、さまざまな場面で応用が効くでしょう。

次のセクションからは、それぞれの方法を順を追って詳しく確認していきます。

改行コードの種類と「CHAR(10)」の意味を理解しよう

続いては、改行コードの種類とCHAR関数の基本的な意味を確認していきます。

そもそも「改行コード」とは、テキストデータの中で行の終わりを示す特殊な文字のことです。

OSやソフトウェアによって使用される改行コードが異なるため、Excelでの操作前に理解しておくことが大切です。

主な改行コードの種類を以下の表にまとめました。

改行コードの種類 略称 CHAR関数での表現 主な使用環境
ラインフィード LF CHAR(10) Excel・Mac・Linux
キャリッジリターン CR CHAR(13) 旧Mac OS
CR+LF CRLF CHAR(13)+CHAR(10) Windows全般

Excelのセル内で「Alt+Enter」を押して挿入した改行は、CHAR(10)(LF)に相当します。

一方、CSVファイルなどWindowsで作成されたテキストファイルを取り込んだ場合は、CHAR(13)+CHAR(10)のCRLFが含まれることもあります。

データの出所によって含まれる改行コードが変わるため、置換を行う前にどのコードが含まれているかを確認するのが理想的です。

Excelのセル内改行のほとんどはCHAR(10)(LF)です。

ただし、外部データを取り込んだ場合はCHAR(13)が混入していることがあるため、SUBSTITUTE関数でCHAR(13)も同時に処理しておくと安心です。

CHAR関数は、指定したASCIIコードに対応する文字を返す関数です。

CHAR(10)と入力すると、画面には表示されない「改行文字」を返す仕組みになっています。

このため、数式の中でCHAR(10)を使うことで、改行コードをターゲットにした処理が可能になるわけです。

SUBSTITUTE関数とCHAR(10)を使って改行を置換する方法

続いては、SUBSTITUTE関数とCHAR(10)を組み合わせた数式による置換方法を確認していきます。

SUBSTITUTE関数は、指定した文字列を別の文字列に置き換えるExcelの定番関数です。

改行コードを置換する場面でも、この関数が非常に役立ちます。

基本的な書式は以下のとおりです。

SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列)

例)=SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), ” “)

→ A1セルに含まれる改行コードをスペースに置き換える

上の例では、A1セルに含まれるすべての改行(CHAR(10))を半角スペースに置き換えています。

置換先の文字列は、スペースだけでなく「、」や「/」など任意の文字に変更できます。

改行を完全に取り除きたい場合は、置換文字列を空文字(””)にするだけで対応可能です。

改行を完全に削除したい場合の例)

=SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), “”)

→ A1セルの改行をすべて削除する

さらに、CSVなどの外部データを取り込んだ際にCHAR(13)が混入している場合は、SUBSTITUTEを入れ子(ネスト)にして対応するのがおすすめです。

CHAR(13)とCHAR(10)の両方を置換する例)

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1, CHAR(13), “”), CHAR(10), “”)

→ CR(CHAR(13))とLF(CHAR(10))をどちらも削除する

まずCHAR(13)を空文字に置換し、その結果に対してさらにCHAR(10)を空文字に置換するという二段構えの処理です。

外部データを扱うことが多い方は、この書き方を覚えておくと便利でしょう。

目的 使用する数式の例
改行をスペースに置換 =SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), ” “)
改行を完全に削除 =SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), “”)
CR+LFを両方削除 =SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1, CHAR(13), “”), CHAR(10), “”)
改行を読点(、)に置換 =SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), “、”)

SUBSTITUTE関数による置換は、元のデータを変更せずに別のセルに結果を出力できる点が大きなメリットです。

元データを保持したまま加工結果を確認したい場面では、積極的に活用してみてください。

「検索と置換」機能でCtrl+Jを使って改行コードを置換する方法

続いては、Excelの「検索と置換」機能を使って改行コードを置換する手順を確認していきます。

数式を使わずに直接セルのデータを書き換えたい場合は、この方法が最もシンプルで手軽です。

手順は以下のとおりです。

手順1.置換したいセル範囲を選択する(全体を対象にする場合は何も選択しなくてOK)

手順2.「Ctrl+H」を押して「検索と置換」ダイアログを開く

手順3.「検索する文字列」の欄にカーソルを置き、「Ctrl+J」を入力する(画面には何も表示されないが改行コードが入力された状態)

手順4.「置換後の文字列」の欄に置き換えたい文字(スペースや空文字など)を入力する

手順5.「すべて置換」ボタンをクリックする

ポイントは「Ctrl+J」で改行コードを入力するという点です。

「検索する文字列」の欄には何も表示されませんが、内部的には改行コード(LF)が入力された状態になっています。

そのまま「すべて置換」を実行すると、対象セル内の改行がまとめて置き換えられます。

「検索と置換」で改行コードを入力するには「Ctrl+J」が必須のショートカットです。

入力後、欄内には何も表示されないので、正しく入力できているか不安になるかもしれませんが、問題ありません。

そのまま置換を実行してみてください。

また、置換後の文字列を空のままにして「すべて置換」を実行すると、改行を完全に削除することができます。

セル内改行を一括削除したいときに非常に便利な手順です。

なお、「検索と置換」の操作はセルの値を直接書き換えるため、元に戻したい場合はCtrl+Zで取り消せます。

初めて試す場合は、テスト用のデータで動作を確認してから本番データに適用するのが安心でしょう。

比較項目 SUBSTITUTE関数 検索と置換(Ctrl+J)
元データへの影響 影響なし(別セルに出力) 直接書き換え
操作の手軽さ 数式の入力が必要 ダイアログ操作のみ
大量データへの対応 数式コピーで対応可能 一括処理が簡単
取り消し 数式を削除するだけ Ctrl+Zで取り消し可能

それぞれの方法に特徴があるため、状況に応じて使い分けることが大切です。

元データを残しながら加工したい場合はSUBSTITUTE関数、すばやく一括処理したい場合は「検索と置換」が向いているでしょう。

まとめ

本記事では、Excelで改行コードを置換する方法について、改行コードの種類からSUBSTITUTE関数の使い方、「検索と置換」のCtrl+Jを使った手順まで幅広く解説してきました。

Excelのセル内改行はCHAR(10)(LF)で表され、SUBSTITUTE関数や「検索と置換」を使うことで効率よく処理できます。

外部データを取り込んだ場合はCHAR(13)が混入しているケースもあるため、ネストしたSUBSTITUTE関数で両方に対応しておくと安心です。

数式を使う方法と「検索と置換」を使う方法はそれぞれ異なる強みを持っているため、目的に合わせて使い分けるのが理想的でしょう。

改行コードの置換をマスターすることで、データの整形作業が格段にスムーズになるはずです。

ぜひ今回の内容を日々のExcel作業に役立ててみてください。