この記事では、金属ナトリウムと水の反応式は？水に溶ける？溶けない？【2Na + 2H2O → 2NaOH + H2 ：反応性・溶解性】について解説していきます。
結論として
・金属ナトリウムは水と激しく反応する金属であり、
・金属ナトリウムと水の反応式（水酸化ナトリウムと水素の生成式）は2Na + 2H2O → 2NaOH + H2
・金属ナトリウムは水に溶けない
ですね。
それでは詳しく見ていきましょう！
金属ナトリウムと水の反応式【水酸化ナトリウムと水素の生成の化学反応式：2Na + 2H2O → 2NaOH + H2】
まずは、金属ナトリウムと水の反応式について確認していきます。
金属ナトリウムが水と反応する際、以下のような反応が起こります。
2Na + 2H2O → 2NaOH + H2
金属ナトリウム(Na)が水(H2O)と反応し、水酸化ナトリウム(NaOH)と水素ガス(H2)を生成します。
何度も書いたりして忘れないように注意しましょう！
この反応は発熱反応であり、不可逆的に進行します。
金属ナトリウムは水に溶ける？溶けない？水への溶解性と反応性
続いては、金属ナトリウムが水に溶けるか？溶けないか？についても確認していきます！
金属ナトリウムは水に溶けない金属ですが、上記の通り、水と激しく反応して水酸化ナトリウムと水素ガスを生成します。
金属ナトリウムの水への溶解性と反応性については、次の項目で詳しく確認しましょう。
金属ナトリウムの水への溶解性と反応性
金属ナトリウムは水に溶けない金属ですが、水と非常に激しく反応する性質があります。
常温の水に金属ナトリウムを入れると、金属ナトリウムは水面上を激しく動き回り、水素ガスを発生させながら反応が進行します。
この反応はカリウムの場合と同様に発熱反応であり、反応が進むにつれて溶液の温度は上昇します。また、生成された水素ガスは引火性が高く、場合によっては爆発的に燃焼することもあります。
生成された水酸化ナトリウムは水に非常によく溶ける物質であり、反応が進むと強アルカリ性の溶液となります。
金属ナトリウムの反応性はカリウムよりもさらに高く、非常に危険です。取り扱いには細心の注意が必要です。
まとめ 金属ナトリウムは水に溶ける？溶けない？【2Na + 2H2O → 2NaOH + H2：反応性・溶解性】
ここでは、金属ナトリウムと水の反応式は？水に溶ける？溶けない？【2Na + 2H2O → 2NaOH + H2：反応性・溶解性】について確認しました。
金属ナトリウムは水に溶けない金属ですが、水と激しく反応して水酸化ナトリウムと水素ガスを生成します。この反応は発熱反応であり、引火性の高い水素ガスを発生するため、取り扱いには細心の注意が必要です。
金属ナトリウムの各性質に慣れ、さらに楽しく化学の勉強をしていきましょう！ただし、金属ナトリウムの取り扱いには十分な注意を払ってくださいね。
