【パソコン】スリープ・スリープモードの解除方法(できない・解除できない原因と対処法・キーボード・ノートパソコンも)
パソコンを使っていると、スリープモードから解除できずに困った経験はないでしょうか。
画面が真っ暗なまま反応しない、キーボードを押しても何も起きない、マウスを動かしても画面が戻らない……そんなトラブルは、日常的によく起こる問題のひとつです。
本記事では、パソコンのスリープ・スリープモードの解除方法を基本から丁寧に解説するとともに、解除できない原因や対処法についても詳しく紹介していきます。
デスクトップパソコンだけでなく、ノートパソコンのスリープ解除方法や、キーボードを使った操作についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
スリープ解除の基本は「操作を受け付ける状態に戻すこと」
それではまず、スリープモードの解除方法の基本的な考え方について解説していきます。
スリープとは、パソコンが省電力状態に移行し、作業内容をメモリに保持したまま待機している状態のことです。
シャットダウンとは異なり、データは保存されたままですので、解除すればすぐに作業を再開できます。
つまりスリープ解除とは、「パソコンを操作を受け付ける通常の状態に戻すこと」と理解しておくとよいでしょう。
基本的なスリープ解除操作
スリープを解除する最も基本的な方法は以下のとおりです。
| 操作方法 | 内容 |
|---|---|
| マウスを動かす | マウスを少し動かすだけで画面が復帰することが多い |
| キーボードのキーを押す | EnterキーやSpaceキーなど任意のキーを押す |
| 電源ボタンを短く押す | 長押しではなく短く一度押すだけでOK |
| ノートパソコンの場合 | 閉じたフタを開けると自動で復帰する機種もある |
電源ボタンを長押しすると強制終了になってしまうため、短く1回押すことが重要です。
ノートパソコンのスリープ解除方法
ノートパソコンでは、液晶パネルを閉じるとスリープに入り、開けると復帰するという動作がデフォルト設定になっている機種が多くあります。
それでも解除されない場合は、電源ボタンを短く押すか、キーボードの任意のキーを押してみましょう。
機種によっては専用のスリープ解除キー(Fnキーとの組み合わせ)が用意されていることもあります。
キーボードでスリープを解除する方法
キーボードからスリープを解除したい場合、まずはEnterキーやSpaceキーなど一般的なキーを押してみましょう。
Windowsのキーボードには「スリープ解除」の機能を持ったキーが設定されている場合があります。
例:キーボードのスリープ解除ショートカット例
・Windowsキー → 画面が復帰することがある
・Ctrl + Shift + Esc → タスクマネージャーを呼び出して復帰を促す
・Fnキー + F1〜F12のいずれか → メーカーによって異なる
ただし、USB接続のキーボードはスリープ中に電力供給が切れている場合があり、操作を受け付けないことがあります。
その場合は電源ボタンでの解除を試みるのがよいでしょう。
スリープが解除できない主な原因
続いては、スリープが解除できない場合の主な原因を確認していきます。
「キーボードを押しても反応しない」「マウスを動かしても画面が戻らない」という場合には、いくつかの原因が考えられます。
原因を正しく把握することで、適切な対処法にたどり着くことができます。
ドライバーや設定の問題
スリープから復帰できない原因として最も多いのが、デバイスドライバーの不具合や電源設定のミスマッチです。
特にWindowsアップデート後にスリープ解除ができなくなったという報告は多く、グラフィックドライバーや電源管理ドライバーの更新が原因となるケースがあります。
スリープ解除できない主な原因まとめ
・グラフィックドライバーの不具合
・電源オプションの設定ミス
・高速スタートアップの影響
・USBデバイスの電力供給停止
・BIOSやUEFIの設定の問題
高速スタートアップが原因の場合
Windowsには「高速スタートアップ」という機能があり、シャットダウン時にシステム情報をある程度保存することで、次回の起動を速くする仕組みになっています。
この機能がスリープや休止状態と干渉することがあるため、スリープ解除できないトラブルの一因となることが知られています。
高速スタートアップを無効にすることで改善するケースは非常に多く見られます。
USBデバイスや周辺機器の影響
マウスやキーボードがUSB接続の場合、スリープ中にUSBポートへの電力供給が停止してしまうと、それらの操作でスリープを解除できなくなることがあります。
また、外付けHDDや充電中のスマートフォンなどの周辺機器がスリープ復帰を妨げることもあります。
不要な周辺機器を取り外してみることも、原因の切り分けとして有効な方法です。
スリープ解除できない場合の対処法
続いては、実際にスリープが解除できない場合の具体的な対処法を確認していきます。
ここで紹介する方法を順番に試していくことで、多くのケースで問題を解決できるでしょう。
電源オプションの設定を見直す
Windowsの「電源オプション」から、スリープに関する詳細設定を変更することができます。
電源オプションの確認手順(Windows 10 / 11)
1. スタートメニューを開き「電源オプション」と検索
2.「電源プランの選択またはカスタマイズ」を開く
3.「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」をクリック
4.「スリープ」→「次の時間が経過後スリープする」などを確認・変更する
また、「USBのセレクティブサスペンドの設定」を「無効」にすることで、USBデバイスからのスリープ解除が可能になる場合があります。
高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップを無効にするには、コントロールパネルから「電源ボタンの動作の選択」を開き、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。
変更を保存してから再起動し、スリープ解除ができるかどうか確認してみましょう。
この設定変更だけで解決するケースは非常に多いため、真っ先に試してほしい対処法のひとつです。
ドライバーを更新または再インストールする
グラフィックドライバーや電源管理に関連するドライバーが古い、あるいは破損している場合、スリープ解除に失敗することがあります。
デバイスマネージャーから該当のドライバーを右クリックし、「ドライバーの更新」または「デバイスのアンインストール」を行ってから再起動してみましょう。
メーカーの公式サイトから最新のドライバーをダウンロードして適用する方法も、より確実な解決策となります。
それでも解決しない場合の高度な対処法
続いては、基本的な対処法を試しても解決しない場合の、より高度な対処法を確認していきます。
ここまでの手順で解決しないケースは、システムやハードウェア側に深い原因がある可能性があります。
BIOSやUEFIの設定を確認する
BIOSやUEFIの設定によっては、スリープ状態からの復帰を制限していることがあります。
起動時に特定のキー(DeleteキーやF2キーなど)を押してBIOS画面に入り、「Wake on LAN」や「Power Management」関連の設定を確認してみましょう。
ただし、BIOSの操作は誤ると起動できなくなる危険性もあるため、慎重に進めることが大切です。
Windowsのシステムファイルを修復する
Windowsのシステムファイルが破損している場合、スリープ機能が正常に動作しなくなることがあります。
コマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行することで修復が可能です。
システムファイル修復コマンド
・sfc /scannow(システムファイルのスキャンと修復)
・DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth(イメージの修復)
完了後、パソコンを再起動してスリープ解除を確認してください。
Windowsを初期化・再インストールする
上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、Windowsの初期化(リセット)や再インストールを検討する段階かもしれません。
「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」から「このPCを初期状態に戻す」を選択することができます。
データのバックアップを必ず事前に行ってから作業するようにしましょう。
まとめ
本記事では、パソコンのスリープ・スリープモードの解除方法と、解除できない場合の原因・対処法について詳しく解説してきました。
スリープ解除の基本はマウス操作・キーボード操作・電源ボタンの短押しです。
解除できない場合は、電源オプションの見直し・高速スタートアップの無効化・ドライバーの更新という順番で対処していくとスムーズに解決できるでしょう。
ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも、基本的な対処法は共通していますが、機種によって細かい操作が異なることもあります。
それでも解決しない場合は、BIOSの設定やシステムファイルの修復、最終手段としてWindowsの初期化を検討してみてください。
スリープ解除のポイントまとめ
・基本操作:マウス・キーボード・電源ボタン短押し
・設定の見直し:電源オプション・高速スタートアップの無効化
・ドライバー:更新または再インストール
・上級者向け:BIOS設定の確認・システムファイルの修復
・最終手段:Windowsの初期化・再インストール
スリープ関連のトラブルは原因が多岐にわたりますが、本記事の手順を参考にすれば、多くのケースで解決できるはずです。
困ったときはぜひ本記事を見返しながら、一つひとつ確認してみてください。