この記事では、過酸化ナトリウムの反応式は?反応式の作り方と覚え方【2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2:過酸化ナトリウム:反応】について解説していきます。
結論として
・過酸化ナトリウムの反応式は2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2
・反応式の作り方は、左辺と右辺の原子数を合わせること
・反応式の覚え方は、生成物を覚えて作り方を参考に係数を合わせること
ですね。
それでは詳しく見ていきましょう!
過酸化ナトリウムの反応式
過酸化ナトリウムが水と反応する際の反応式は、以下の通りです。
過酸化ナトリウム(Na2O2)が水(H2O)と反応し、水酸化ナトリウム(NaOH)と酸素(O2)を生成します。
この反応は不可逆反応であり、平衡状態は存在しません。
何度も書いたりして覚えましょう!
過酸化ナトリウムの反応式の作り方
反応式を作る際は、以下の手順で進めます。
1. 反応物と生成物を書き出す。
2. 反応物と生成物の化学式が正しいことを確認する。
3. 原子の種類ごとに、左辺と右辺の原子数が等しくなるように係数を調整する。
過酸化ナトリウムの反応式の場合、以下のように係数を調整します。
1. 反応物と生成物を書き出す。
Na2O2 + H2O → NaOH + O2
2. 反応物と生成物の化学式が正しいことを確認する。
– Na2O2: ナトリウム原子2個、酸素原子2個
– H2O: 水素原子2個、酸素原子1個
– NaOH: ナトリウム原子1個、酸素原子1個、水素原子1個
– O2: 酸素原子2個
3. 原子の種類ごとに、左辺と右辺の原子数が等しくなるように係数を調整する。
– ナトリウム原子: 左辺2個、右辺1個で不等。右辺のNaOHに係数4をつける。
Na2O2 + H2O → 4NaOH + O2
– 水素原子: 左辺2個、右辺4個で不等。左辺のH2Oに係数2をつける。
Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2
– 酸素原子: 左辺4個、右辺6個で不等。左辺のNa2O2に係数2をつける。
2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2
以上の手順で、過酸化ナトリウムの反応式の係数を調整することができます。
過酸化ナトリウムの反応式の覚え方
反応式を覚える際は、以下の手順がおすすめです。
1. まず生成物を覚える。
2. 反応式の作り方を参考に、原子数が等しくなるように係数を調整する。
過酸化ナトリウムの反応式の場合、生成物である水酸化ナトリウム(NaOH)と酸素(O2)を覚え、反応式の作り方を参考に係数を調整します。
生成物を覚えることを優先し、反応式の作り方を理解することで、反応式を導き出せるようになりましょう!
まとめ
ここでは、過酸化ナトリウムの反応式は?反応式の作り方と覚え方【2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2:過酸化ナトリウム:反応】について確認しました。
過酸化ナトリウムの反応式は2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2であり、反応式の作り方は左辺と右辺の原子数を合わせることです。反応式の覚え方は、生成物を覚えて作り方を参考に係数を合わせるのがおすすめです。
過酸化ナトリウムの反応式を覚えて、さらに楽しく化学の勉強をしていきましょう!