卵2個は何グラム?サイズ別の重さと料理での量り方
レシピに「卵2個」と書かれていても、手元にある卵のサイズによって仕上がりが変わるのではと迷うことがあります。
とくにお菓子作りや茶碗蒸し、だし巻き卵のように配合が味や食感へ直結する料理では、卵の重さを知ることが大切です。
卵2個の重さは殻付きか、中身だけかによっても異なります。
この記事ではサイズ別の目安、殻を除いた可食部の重量、計量器がない場合の考え方まで、料理で使いやすい形で紹介します。
卵2個の重さの目安

それではまず卵2個の重さについて解説していきます。
一般的な卵2個の可食部重量
日本のスーパーでよく見かけるMサイズの鶏卵は、殻を含めて1個あたりおよそ58gから64gです。
殻を割った後に料理へ使える卵液の重さは、1個あたり約50g前後と考えると分かりやすいでしょう。
したがって、Mサイズの卵2個は中身だけで約100gが、もっとも使いやすい基準になります。
レシピでサイズ指定がなく、卵をグラム換算したい場合は、まず2個で100gを目安にすると大きく外れにくくなります。
ただし、黄身が大きい個体や白身の量が多い個体もあるため、厳密な配合が必要な場面では実測することが安心です。
卵2個を料理に使う場合の基本目安は、Mサイズなら殻付きで約120g、中身だけなら約100gです。
パンや菓子の配合では、殻を除いた卵液の重量を基準にすると失敗を抑えやすくなります。
殻付きと殻なしで異なる重量
卵の重量を確認するときは、何を量るのかをそろえる必要があります。
パックに記載されるサイズは通常、殻を含めた重量で区分されています。
一方で、料理本や製菓レシピにある「全卵100g」は、基本的に殻を含まない溶き卵の重量を指します。
卵の殻は1個あたりおよそ6gから8gほどあり、2個なら約12gから16gになる計算です。
殻付きの2個を量って120gだったとしても、実際に使える卵液が120gあるわけではありません。
| 量る対象 | Mサイズ卵1個の目安 | Mサイズ卵2個の目安 |
|---|---|---|
| 殻付きの全重量 | 約58gから64g | 約116gから128g |
| 殻を除いた全卵 | 約50g | 約100g |
| 卵黄 | 約18gから20g | 約36gから40g |
| 卵白 | 約30gから32g | 約60gから64g |
殻付きの数値と中身の数値を混同しないことが、卵を正確に使うための第一歩です。
レシピの卵2個をグラムにする考え方
家庭料理のレシピに「卵2個」とある場合、書き手はMサイズ程度の卵を想定しているケースが多い傾向です。
そのため、グラム表記へ直すなら全卵100g前後を用いれば問題ない料理がほとんどでしょう。
一方で、スポンジケーキやカスタードクリームなどは、卵液の差がふくらみや固まり具合に影響します。
こうした料理では、卵を割ってから菜箸やフォークで均一に溶き、必要な分量だけ量り取る方法が向いています。
卵2個をMサイズとして扱う計算例です。
1個の可食部を50gとした場合、50gを2個分で全卵100gになります。
卵3個なら約150g、卵半分なら約25gが目安です。
サイズ別に見る卵2個の重量
続いてはサイズ別の卵2個の重さを確認していきます。
SSサイズとSサイズの重量
小さめの卵を使うときは、個数だけを合わせてもレシピの想定量に届かないことがあります。
SSサイズは殻付きで1個40gから46g未満、Sサイズは46gから52g未満が目安です。
可食部にすると、SSサイズ2個ではおよそ65gから75g、Sサイズ2個では約78gから88gほどになります。
Mサイズ2個を前提とした全卵100gのレシピにSサイズ2個を入れると、卵液が10g以上少なくなる場合があります。
卵が生地の水分やつなぎの役割を担う料理では、少なさが気になることもあるでしょう。
卵焼きや炒め物なら味を見ながら調整できますが、製菓では追加分を量り足すほうが安定します。
MサイズとLサイズの重量
Mサイズは58gから64g未満、Lサイズは64gから70g未満が殻付き重量の区分です。
中身だけで比較すると、Mサイズは約50g、Lサイズは約55gから60gほどが目安になります。
つまりLサイズの卵2個では、可食部が110gから120g近くになることもあります。
レシピがMサイズ2個を想定しているのにLサイズ2個をそのまま使うと、卵液が1割から2割多くなる可能性があります。
ホットケーキやオムレツでは大きな問題になりにくいものの、プリンやシフォンケーキでは食感の差として出やすいでしょう。
| 卵のサイズ | 殻付き1個の重量区分 | 中身1個の目安 | 中身2個の目安 |
|---|---|---|---|
| SS | 40gから46g未満 | 約34gから37g | 約68gから74g |
| S | 46gから52g未満 | 約39gから44g | 約78gから88g |
| MS | 52gから58g未満 | 約45gから49g | 約90gから98g |
| M | 58gから64g未満 | 約50g | 約100g |
| L | 64gから70g未満 | 約55gから60g | 約110gから120g |
| LL | 70gから76g未満 | 約62gから66g | 約124gから132g |
LLサイズを使う場合の調整
LLサイズは殻付きで70gから76g未満と大きく、2個使えば殻を除いて120gを超えることがあります。
卵2個という個数指定だけを見てLLサイズを使うと、Mサイズ2個より20gから30g程度多くなることも珍しくありません。
これはMサイズの卵なら半個分近い差に相当します。
卵の比率が重要なレシピでは、LLサイズは割って溶き、必要なグラムだけ使う方法が確実です。
余った卵液は、スープに流し入れたり、翌朝の卵かけご飯や炒め物に回したりすると無駄になりません。
サイズ違いの卵を置き換えるときは、個数より中身のグラムを優先します。
Mサイズ2個の代用としては、Sサイズなら2個に少量を足し、Lサイズなら溶いて100gを量り取る方法が便利です。
卵黄と卵白の重量配分
続いては卵黄と卵白に分けた場合の重量配分を確認していきます。
卵黄1個と2個の重さ
卵黄はMサイズの卵で1個あたり約18gから20gが目安です。
卵黄2個なら約36gから40gになり、レシピで卵黄40gと指定されている場合にはMサイズ2個分がおおよその基準になります。
ただし、黄身の大きさは鶏の品種や産卵時期、個体差によって変わります。
濃いオレンジ色の黄身であっても、必ずしも重いとは限りません。
クッキー、アイスクリーム、カルボナーラなどでは卵黄の量がコクや乳化に関わるため、可能ならキッチンスケールで計量したいところです。
卵白1個と2個の重さ
卵白はMサイズ1個あたり約30gから32gで、2個なら60gから64g程度です。
卵白は泡立てると体積が増えますが、泡立て前の重量でレシピに合わせることが重要になります。
メレンゲを使うお菓子では、卵白が少ないと生地を支えにくく、多すぎると軽さが強くなりすぎることがあります。
卵白2個分は約60gと覚えておくと、フィナンシェやラングドシャを作るときに役立ちます。
冷蔵保存した卵白は、密閉容器に入れて早めに使い切るとよいでしょう。
全卵を分けて使う際の注意点
卵黄と卵白を分けるときは、卵白へ卵黄が混ざらないように注意します。
卵黄に含まれる脂質が混ざると、メレンゲの泡立ちが悪くなることがあるためです。
卵を1個ずつ小さな器に割り、卵黄と卵白を分けてから大きなボウルに移すと、失敗したときの影響を最小限にできます。
Mサイズ卵2個を分けた場合の目安です。
卵黄は約40g、卵白は約60gとなり、合計で全卵約100gになります。
卵黄だけ30g必要なら、2個分を混ぜてから30g量り取ると均一に使えます。
分離した卵黄と卵白は、レシピごとに必要量を先に確認しておくと、余りを活用しやすくなります。
料理別に異なる卵の量り方
続いては料理別に異なる卵の量り方を確認していきます。
卵焼きとオムレツの量り方
卵焼きやオムレツでは、多少のサイズ差はだしや牛乳、具材の量で調整しやすい特徴があります。
Mサイズ卵2個なら卵液は約100gとなり、1人分から2人分の卵料理に使いやすい量です。
だし巻き卵の場合は、卵2個に対してだしを大さじ2前後加える作り方がよく見られます。
小さなSサイズ2個しかないなら、だしをわずかに減らすと水っぽくなりにくいでしょう。
反対にLサイズ2個なら、卵液が多いぶん、だしや調味料も少しだけ増やすと味のバランスを保てます。
お菓子作りでの正確な計量
お菓子作りでは、卵を個数ではなく重量で扱う場面が多くなります。
スポンジケーキでは卵の泡立ちと砂糖の割合、プリンでは卵液と牛乳の割合が、仕上がりのきめ細かさを左右します。
レシピに全卵100gとある場合は、卵をボウルに割り入れ、卵黄と卵白が均一になるまで溶きほぐしてから量ってください。
卵を割った直後の状態では、黄身と白身が分かれており、すくう場所によって成分が偏ってしまいます。
製菓では卵2個という表示より、溶き卵を何g使うかを優先することが再現性につながります。
スポンジ、プリン、カスタード、マヨネーズのように卵の割合が重要な料理は、Mサイズ2個だから100gと決めつけず、実際の卵液を量ることがおすすめです。
同じサイズ表示でも卵の中身には幅があるため、数gの確認が仕上がりを安定させます。
つなぎとして使う料理の調整
ハンバーグ、つくね、衣、グラタンのソースなどでは、卵は材料をまとめるつなぎとして働きます。
この場合は卵の重量を完全に一致させなくても、肉だねや具材の固さを見て対応しやすいでしょう。
卵が大きすぎて肉だねがゆるいと感じたら、パン粉を少量追加して水分を受け止めます。
反対に卵が少なくてまとまりにくいときは、牛乳で湿らせたパン粉や少量の卵液を足す方法があります。
料理の目的が生地をふくらませることなのか、材料をつなぐことなのかを考えると、必要な正確さを判断しやすくなります。
計量器がない場合の代用方法
続いては計量器がない場合の卵2個の扱い方を確認していきます。
大さじ換算による目安
キッチンスケールがないときは、大さじを使って溶き卵をおおよそ量れます。
大さじ1は15mlですが、卵液の重さもおよそ15g前後と考えて差し支えないでしょう。
Mサイズの全卵1個約50gは大さじ3杯強、卵2個約100gは大さじ6杯から7杯程度が目安です。
計量スプーンでは厳密な数字になりませんが、少量だけ追加したいときには便利です。
| 卵液の目安重量 | 大さじ換算の目安 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 約15g | 大さじ1杯 | 照り用の卵液 |
| 約25g | 大さじ2杯弱 | 卵半個分の代用 |
| 約50g | 大さじ3杯強 | Mサイズ卵1個分 |
| 約100g | 大さじ6杯から7杯 | Mサイズ卵2個分 |
卵半分だけ使う場合の方法
レシピで卵半個分が必要な場合は、卵をそのまま半分に割ろうとせず、先に全体を溶きほぐします。
Mサイズの全卵1個を約50gと見れば、半分は約25gです。
計量器があれば25gを量り、なければ大さじ2杯弱を目安にするとよいでしょう。
卵を溶かさずに黄身と白身を半分ずつ取ろうとすると、成分の比率が偏りやすくなります。
少量の卵液が必要なパンの照り出しや、衣の接着用にも同じ方法が使えます。
卵半個分の簡単な量り方です。
Mサイズ卵1個をよく溶き、全量を約50gと見て半量の25gを使います。
残りはラップをして冷蔵し、翌日の炒め物やスープに活用できます。
パック表示を利用する考え方
購入した卵のパックには、サイズ区分や卵の重量に関する表示があります。
手元の卵がSなのかMなのかLなのかを確認すれば、レシピとのずれを予測できます。
パック内で同じサイズに見えても、重量区分には幅があります。
たとえばMサイズには58gに近いものと64gに近いものがあり、2個では10g以上の開きが出ることもあります。
家庭料理では目安として使い、正確な配合を求めるときだけ中身を計量するという使い分けが現実的です。
卵2個の重さのまとめ
卵2個の重さは、Mサイズなら殻付きで約120g、中身だけなら約100gが基本の目安です。
卵黄2個は約40g、卵白2個は約60gと覚えておくと、製菓や料理の下ごしらえが進めやすくなります。
サイズ表示は殻付き重量を基準にしているため、レシピのグラム表記では殻を除いた卵液を量ることが重要です。
Sサイズ2個はMサイズ2個より少なめになり、LサイズやLLサイズ2個は多めになりやすい点にも注意しましょう。
卵焼きやハンバーグのような家庭料理では個数で使っても対応しやすく、スポンジケーキやプリンでは重量で合わせると仕上がりが安定します。
卵2個を使うときは、料理の目的と卵のサイズを確認し、必要に応じて溶き卵を量る習慣を取り入れてみてください。