【Excel】エクセルでのコメント・メモを非表示にする方法(一括非表示・印刷しない設定も)
Excelを使っていると、セルにコメントやメモを追加して情報を補足することはよくある作業です。
しかし、コメントやメモが多くなってくると、画面が見づらくなったり、印刷時に不要な情報まで出力されてしまったりと、困る場面も増えてきます。
「コメントを一時的に隠したい」「印刷するときだけ非表示にしたい」「一括でまとめて非表示にする方法が知りたい」と感じたことはないでしょうか。
本記事では、Excelのコメント・メモを非表示にするさまざまな方法をわかりやすく解説していきます。
一括非表示の操作手順から、印刷しない設定まで、実務ですぐに役立つ内容をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Excelのコメント・メモは簡単に非表示にできる
それではまず、Excelのコメント・メモの非表示について、結論からお伝えしていきます。
Excelでは、コメントやメモの表示・非表示を数クリックで切り替えることができます。
難しい操作や特別なスキルは必要なく、リボンのメニューから直感的に設定可能です。
また、1つひとつ個別に非表示にするだけでなく、シート全体のコメント・メモを一括で非表示にする機能も備わっています。
さらに、印刷時だけコメントを出力しないように設定することも可能なため、シーンに合わせた使い分けができるでしょう。
ExcelにはコメントとメモのどちらもあるExcelのバージョンによって、「コメント」と「メモ」は別々の機能として扱われます。Excel 2019以降では、従来のコメントが「メモ」、新しい返信スレッド型が「コメント」と呼ばれるようになりました。操作方法に若干の違いがある場合があるため、お使いのバージョンを確認しながら進めていきましょう。
以下の表で、コメントとメモの主な違いを確認しておきましょう。
| 項目 | コメント(新機能) | メモ(旧コメント) |
|---|---|---|
| 返信機能 | あり(スレッド形式) | なし |
| 表示アイコン | 紫のアイコン | 赤い三角マーク |
| 利用バージョン | Excel 2019以降・Microsoft 365 | すべてのバージョン |
| 一括非表示 | 対応 | 対応 |
| 印刷設定 | 対応 | 対応 |
このような違いを踏まえた上で、それぞれの非表示方法を順番に確認していきましょう。
メモ(旧コメント)を非表示にする方法
続いては、メモ(旧コメント)の非表示方法を確認していきます。
Excelの「メモ」は、セルの右上に赤い三角マーク(インジケーター)が表示され、マウスを乗せると内容が表示される形式のものです。
Excel 2016以前を使っている方には「コメント」として馴染み深い機能でしょう。
個別のメモを非表示にする手順
特定のセルのメモだけを非表示にしたい場合は、以下の手順で操作します。
手順1 非表示にしたいメモが入っているセルを右クリックします。
手順2 表示されたメニューから「メモの表示/非表示」を選択します。
手順3 メモの枠が消えて、赤い三角マークのみが残った状態になれば非表示完了です。
この操作で、メモの内容はセルに保持されたまま、見た目上だけ隠すことができます。
再表示したい場合も同じ手順で「メモの表示/非表示」を選択すれば切り替えられるので、とても便利です。
メモを一括非表示にする手順
シート内のすべてのメモをまとめて非表示にしたい場合は、リボンの操作で一括対応できます。
手順1 Excelの上部メニューから「校閲」タブをクリックします。
手順2 「メモ」グループ内にある「すべてのメモを表示」ボタンをクリックします。
手順3 ボタンがオフ(非アクティブ)の状態にすることで、すべてのメモが非表示になります。
「すべてのメモを表示」がオンのときはメモが表示され、オフのときは非表示という切り替え式の設定です。
シート上にメモが多数あるときでも、この操作ひとつで一括管理できるのは非常に効率的でしょう。
赤い三角マーク(インジケーター)自体を非表示にする設定
メモの内容だけでなく、赤い三角マーク自体も表示させたくない場合は、Excelのオプションから設定を変更します。
手順1 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
手順2 「詳細設定」をクリックし、「表示」セクションまでスクロールします。
手順3 「コメントとインジケーター」の項目で「コメントもインジケーターも表示しない」を選択します。
手順4 「OK」をクリックして設定完了です。
この設定を行うと、赤い三角マークも含めて完全に非表示にできます。
ただし、この設定はExcel全体に適用されるため、他のブックにも影響することを覚えておきましょう。
コメント(新機能・スレッド型)を非表示にする方法
続いては、Excel 2019以降やMicrosoft 365で追加された新しい「コメント」機能の非表示方法を確認していきます。
スレッド型コメントは、複数人での共同作業に便利な返信機能付きのコメントで、セルの右上に紫のコメントアイコンが表示されます。
個別のコメントを非表示にする方法
特定のコメントだけを閉じたい場合は、以下の操作を行います。
手順1 コメントが表示された状態で、コメントの吹き出し右上にある「×」ボタンをクリックします。
手順2 吹き出しが閉じて、セルの右上にアイコンのみが残った状態になります。
コメントアイコンが残っている状態では、クリックするといつでも再表示できるため安心です。
個別に管理したいときに便利な操作でしょう。
コメントパネルを閉じて非表示にする方法
コメントのパネル(サイドバー)が開いている場合は、パネルを閉じることで画面をすっきりさせることができます。
手順1 「校閲」タブをクリックします。
手順2 「コメント」グループにある「コメントの表示」ボタンをクリックしてオフにします。
手順3 コメントパネルが閉じて、画面上から吹き出しが非表示になります。
この設定でも、コメントのデータ自体は削除されず保持されたままなので、再度ボタンをクリックすればすぐに表示に戻せます。
コメントとメモの非表示操作の違いを整理する
コメントとメモは名前が似ているため、操作を混同しやすいです。
以下の表で、それぞれの非表示操作の違いをまとめておきます。
| 操作内容 | コメント(スレッド型) | メモ(旧コメント) |
|---|---|---|
| 個別の非表示 | 吹き出しの「×」ボタン | 右クリック→「メモの表示/非表示」 |
| 一括非表示 | 「コメントの表示」ボタンをオフ | 「すべてのメモを表示」ボタンをオフ |
| アイコンも非表示 | 現状は設定なし | Excelオプションから設定可能 |
| データの保持 | 保持される | 保持される |
操作の場所や手順に違いはありますが、どちらもデータを消さずに非表示にできる点は共通しています。
バージョンに合わせて適切な方法を使い分けることが大切です。
コメント・メモを印刷しない設定にする方法
続いては、印刷時にコメント・メモを出力しないようにする設定を確認していきます。
Excelでは、画面上でコメントを表示していても、印刷設定を変更することで印刷物に含めないようにすることが可能です。
資料として配布する際に不要な情報を除きたいときや、すっきりとした印刷物を作りたいときに役立つ設定でしょう。
ページ設定からコメントの印刷設定を変更する手順
印刷設定はページ設定ダイアログから変更します。
手順1 「ページレイアウト」タブをクリックします。
手順2 「ページ設定」グループ右下の矢印アイコン(ダイアログボックスランチャー)をクリックします。
手順3 「シート」タブをクリックします。
手順4 「コメントとメモ」の項目を「(なし)」に設定します。
手順5 「OK」をクリックして設定完了です。
この設定により、印刷プレビューでもコメントが表示されなくなり、印刷物にもコメントが出力されなくなります。
コメントの印刷設定の種類と違い
Excelの印刷設定では、コメントの出力方法を複数の選択肢から選ぶことができます。
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| (なし) | コメント・メモを印刷しない |
| シートの末尾 | シートの最終ページの後にまとめて印刷する |
| 画面表示イメージ | 画面上の表示状態のまま印刷する |
通常、印刷物にコメントを含めたくない場合は「(なし)」を選択すれば問題ありません。
一方で、コメントの内容を記録として残したい場合には「シートの末尾」を選択するのもひとつの方法です。
印刷前に印刷プレビューで確認する方法
設定が正しく反映されているか確認するために、印刷前にプレビューをチェックしておくと安心です。
手順1 「ファイル」タブをクリックし、「印刷」を選択します。
手順2 右側に表示される印刷プレビューでコメントが消えているかどうかを確認します。
手順3 問題なければそのまま印刷を実行します。
印刷設定はシートごとに適用されます印刷時の「コメントとメモ」の設定は、ブック全体ではなくシートごとに保存されます。複数のシートで同じ設定を適用したい場合は、シートを複数選択した状態でまとめて設定を変更するか、それぞれのシートで個別に設定を行う必要があります。
印刷プレビューで事前に確認する習慣をつけることで、意図しないコメントの印刷を防ぐことができるでしょう。
まとめ エクセルでメモの非表示(まとめて・できない・ならない・メモ・印刷しない設定も)
本記事では、「【Excel】エクセルでのコメント・メモを非表示にする方法(一括非表示・印刷しない設定も)」について詳しく解説しました。
Excelのコメント・メモは、個別に非表示にする方法・一括で非表示にする方法・印刷しない設定の3つのアプローチで管理できます。
また、ExcelのバージョンによってコメントとメモのUIや操作手順が異なるため、使用しているバージョンを確認した上で適切な方法を選ぶことが大切です。
赤い三角マーク(インジケーター)を完全に非表示にしたい場合はExcelのオプション設定を、印刷時だけ除きたい場合はページ設定のシートタブから変更するという使い分けを覚えておきましょう。
今回ご紹介した方法を活用することで、Excelのシートがよりすっきり見やすくなり、業務効率のアップにもつながるでしょう。
ぜひ実際に操作しながら、自分に合った設定方法を試してみてください。