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【Excel】エクセルの共同編集・共有設定方法(ブックの共有・同時編集・設定できない原因)

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【Excel】エクセルの共同編集・共有設定方法(ブックの共有・同時編集・設定できない原因)

複数人でひとつのExcelファイルを編集したいとき、「どうすれば同時に作業できるの?」と悩んだ経験はないでしょうか。

チームでの業務管理や進捗確認など、Excelを共同編集できる環境を整えることで、作業効率が大幅に向上します。

しかし、ブックの共有設定がうまくいかない、同時編集ができないといったトラブルも少なくありません。

この記事では、Excelの共同編集・共有設定の方法を基本から丁寧に解説し、設定できない原因とその対処法まで幅広くカバーします。

OneDriveやSharePointを活用したリアルタイム共同編集の手順も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Excelの共同編集・共有設定は「保存場所」がカギを握る

それではまず、Excelの共同編集・共有設定における最重要ポイントについて解説していきます。

Excelでブックを共有・同時編集するにあたって、最初に押さえておくべきポイントは「ファイルの保存場所」です。

保存場所によって使える共有方法が異なるため、目的に合った方法を選ぶことが大切でしょう。

大きく分けると、以下の2つのアプローチがあります。

共有方法 保存場所 同時編集 主な用途
クラウド共同編集 OneDrive / SharePoint 可能(リアルタイム) チームでのリアルタイム共同作業
ブックの共有(従来機能) ネットワークドライブ / ローカル 可能(制限あり) 社内ネットワーク上での共有作業

現在のMicrosoft 365(旧Office 365)環境では、OneDriveまたはSharePointにファイルを保存することで、複数人がリアルタイムで同時編集できる「共同編集機能」が利用できます。

これが最も推奨される共有方法であり、従来の「ブックの共有」機能よりも安定して動作します。

「ブックの共有」は古いバージョンから存在する機能で、ネットワーク共有フォルダに保存したファイルを複数人で開く方法です。

ただし、Excel 2016以降では「ブックの共有」機能は非推奨となっており、一部の機能が制限される場合があります。

用途や環境に応じて、どちらの方法を選ぶか判断することが重要でしょう。

OneDrive・SharePointを使ったリアルタイム共同編集の設定手順

続いては、OneDriveやSharePointを活用したリアルタイム共同編集の具体的な設定手順を確認していきます。

この方法はMicrosoft 365アカウントを持っていれば誰でも利用できる、最もスムーズな共同編集の方法です。

手順は大きく「ファイルをクラウドへ保存」「共有リンクを送付」「相手が編集」という流れになります。

Step1|ファイルをOneDriveまたはSharePointへ保存する

まず、共同編集したいExcelファイルをクラウドストレージへ保存します。

① Excelファイルを開く

② 画面左上の「ファイル」タブをクリック

③「名前を付けて保存」を選択

④ 保存先として「OneDrive」または「SharePoint」を選択

⑤ ファイル名を入力して「保存」をクリック

保存先がOneDriveやSharePointになっていれば、自動的にクラウド上でファイルが管理されます。

ローカル(自分のPC内)に保存したままでは共同編集機能は使えないため、この手順が最初の重要なステップとなるでしょう。

Step2|共有設定を行い、メンバーへリンクを送る

ファイルをクラウドへ保存したら、共有設定を行います。

① 画面右上の「共有」ボタンをクリック

② 「リンクのコピー」または「ユーザーの招待」を選択

③ 編集権限(「編集可能」または「閲覧のみ」)を設定

④ 共有相手のメールアドレスを入力、またはリンクを送付

「編集可能」に設定することで、共有相手もファイルを編集できるようになります。

閲覧だけさせたい場合は「閲覧のみ」を選ぶと安心でしょう。

また、リンクを知っている全員が編集できる設定も可能なため、用途に合わせて権限管理を行うことが大切です。

Step3|複数人がリアルタイムで同時編集する

共有リンクを受け取ったメンバーがファイルを開くと、同じファイルをリアルタイムで編集できる状態になります。

各メンバーのカーソル位置が異なる色で表示されるため、誰がどこを編集しているのかが一目でわかります。

編集内容は自動的に保存・反映されるため、「上書き保存のし忘れ」によるデータ損失のリスクも低減できるでしょう。

リアルタイム共同編集は、特にプロジェクト管理表や勤怠管理表など、複数人が頻繁に更新するシートでその真価を発揮します。

従来の「ブックの共有」機能の設定方法と注意点

続いては、Excel従来機能である「ブックの共有」の設定方法と、使用時の注意点を確認していきます。

OneDriveなどのクラウド環境を使えない場合や、社内ネットワーク上でファイルを共有する場合には、従来の「ブックの共有」機能が選択肢となります。

「ブックの共有」機能をリボンに表示させる方法

Excel 2016以降では、「ブックの共有」ボタンはデフォルトでリボンに表示されていません。

以下の手順でリボンに追加する必要があります。

① 「ファイル」タブ →「オプション」をクリック

②「リボンのユーザー設定」を選択

③「コマンドの選択」のプルダウンを「すべてのコマンド」に変更

④ 一覧から「ブックの共有(レガシ)」を探して選択

⑤ 任意のタブ・グループに追加して「OK」をクリック

「ブックの共有(レガシ)」と表示されていることからも、この機能が旧来のものであることがわかります。

追加後はリボンから簡単にアクセスできるようになるでしょう。

「ブックの共有」の設定手順

リボンに追加した「ブックの共有」ボタンをクリックすると、設定ダイアログが表示されます。

① 「ブックの共有」ボタンをクリック

② ダイアログの「編集」タブで「複数のユーザーによる同時編集と、ブックの結合を許可する」にチェック

③「OK」をクリック

④ ファイルをネットワーク共有フォルダに保存

設定後、他のユーザーが同じネットワーク上からファイルを開くことで同時編集が可能になります。

ただし、ブックの共有が有効な状態では、セルの結合・テーブルの挿入・条件付き書式の一部変更など多くの操作が制限されます。

使える機能に制限があることを事前に共有メンバーへ伝えておくことが大切でしょう。

ブックの共有使用時の主な制限事項

「ブックの共有」機能を使う際には、以下の制限があることを把握しておきましょう。

制限される操作 内容
セルの結合・解除 共有状態では実行不可
テーブルの挿入・削除 共有状態では実行不可
シートの削除 共有状態では実行不可
マクロの作成・変更 実行は可能だが作成・編集は不可
条件付き書式の一部操作 制限あり
グラフの追加・編集 共有状態では実行不可

これらの制限を踏まえると、可能な限りOneDriveやSharePointを活用したクラウド共同編集を選ぶことが望ましいでしょう。

Excelの共同編集・共有設定ができない原因と対処法

続いては、共同編集や共有設定が思うようにできない場合の原因と、その対処法を確認していきます。

「設定したはずなのに共有できない」「同時編集できない」というトラブルは、原因を特定することで多くの場合解決できます。

原因1|ファイル形式が共同編集に対応していない

Excelの共同編集機能は、「.xlsx」「.xlsm」などの現行ファイル形式でないと利用できません。

「.xls」などの旧形式で保存されているファイルは、共同編集が機能しないケースがあります。

対処法:ファイルを開いて「名前を付けて保存」から「Excel ブック(.xlsx)」形式で保存し直してください。

その後、OneDriveへアップロードして共有設定を行うことで共同編集が可能になります。

原因2|ファイルがローカルに保存されている

リアルタイム共同編集を行うには、ファイルがクラウド上(OneDrive / SharePoint)に保存されている必要があります。

自分のPC上(デスクトップ・マイドキュメントなど)に保存されたままでは、共同編集の「共有」ボタンが機能しないことがあります。

対処法は、ファイルをOneDriveやSharePointへ移動して保存し直すことです。

原因3|Officeのバージョンやライセンスの問題

リアルタイム共同編集はMicrosoft 365(サブスクリプション版)を使用している場合に最も安定して機能します。

Excel 2019以前の永続ライセンス版では、共同編集機能が制限される場合があります。

また、職場・学校のMicrosoft 365アカウントでサインインしていない場合も、SharePointとの連携がうまくいかないことがあるでしょう。

確認方法:「ファイル」→「アカウント」でMicrosoftアカウントがサインイン済みかを確認してください。

未サインインの場合はサインインを行い、再度共有設定を試みてみましょう。

それ以外にも、以下のような原因が考えられます。

原因 対処法
ファイルにパスワード保護がかかっている パスワード解除後に共有設定を行う
シートが保護されている シート保護を解除してから共有を設定する
ファイルが「読み取り専用」になっている 読み取り専用を解除して再保存する
ネットワークドライブへのアクセス権がない 管理者に権限付与を依頼する
Excelが最新バージョンでない Windows Updateや手動更新でExcelを最新化する

トラブルの多くは、ファイル形式・保存場所・アカウント状態の3点を見直すことで解決します。

順番に確認していくことで、原因を特定しやすくなるでしょう。

まとめ

この記事では、Excelの共同編集・共有設定方法について、OneDriveを活用したリアルタイム共同編集の手順から、従来の「ブックの共有」機能の設定方法、そして設定できない原因と対処法まで詳しく解説しました。

最もスムーズに共同編集を実現するには、ファイルをOneDriveまたはSharePointに保存し、Microsoft 365の共有機能を活用することが最善策です。

従来の「ブックの共有」は社内ネットワーク環境でも利用できますが、操作の制限が多いため、クラウド環境が使える場合はそちらを優先するとよいでしょう。

共同編集ができない場合は、ファイル形式・保存場所・Officeアカウントの状態・パスワードや保護の有無を順番に確認することが解決への近道です。

Excelの共同編集機能をうまく活用して、チームの作業効率をぐっと高めてみてください。