【Excel】エクセルで年月日を変換する方法(DATE関数・TEXT関数・表示形式・書式・分割結合)では、年、月、日を日付にまとめる方法や、日付の表示を変える方法を解説します。
Excelでは、年月日を扱う場面がとても多くあります。
売上日、入社日、請求日、納期、作業日、誕生日、締め日など、日付データは集計や管理に欠かせません。
しかし、取り込んだデータによっては、年、月、日が別々の列に分かれていたり、文字列として保存されていたり、表示形式だけが変わっていたりします。
この状態のままでは、日数計算や月別集計、並べ替えがうまくいかないことがあります。
年月日を変換するときは、表示を変えたいのか、日付データとして使える形にしたいのかを分けて考えることが重要です。
この記事では、DATE関数、TEXT関数、表示形式、書式設定、分割結合を使いながら、エクセルで年月日を正しく変換する方法を説明していきます。
年月日はDATE関数で日付データに変換するのが基本です
それではまず年月日をDATE関数で日付データに変換する方法について解説していきます。
年、月、日が別々のセルに入っている場合は、DATE関数でひとつの日付データにまとめるのが基本です。
たとえば、A列に年、B列に月、C列に日がある場合、DATE関数を使うことでExcelが正しく認識できる日付に変換できます。
文字列をつなげて日付のように見せる方法もありますが、計算や並べ替えに使うならDATE関数のほうが安定します。
DATE関数の基本式を確認します
DATE関数は、年、月、日を指定して日付を作る関数です。
基本の形は、年、月、日の順に指定します。
使用例は、=DATE(A2,B2,C2)です。
A2に2026、B2に6、C2に8が入っている場合、2026年6月8日の日付データになります。
DATE関数で作った日付は、Excel内部では日付のシリアル値として扱われます。
そのため、日数計算、曜日判定、月別集計などに使いやすくなります。
文字列結合よりDATE関数が向いています
年、月、日を「&」でつなげて「2026/6/8」のように表示する方法もあります。
しかし、結合しただけでは文字列として扱われる場合があり、日付計算に使いにくくなることがあります。
日付として計算したいなら、DATE関数で正しい日付データにするのがおすすめです。
月や日が一桁でも問題ありません
DATE関数では、月や日が一桁でも問題なく日付を作れます。
たとえば、月が6、日が8でも、Excel上では正しい日付として認識されます。
表示を「06」や「08」にしたい場合は、表示形式やTEXT関数で整えます。
年月日を計算に使うなら、まずDATE関数で日付データにすることが大切です。
見た目だけを整えた文字列では、後の集計や期間計算で困ることがあります。
TEXT関数で年月日の表示を変換する方法を確認していきます
続いてはTEXT関数で年月日の表示を変換する方法を確認していきます。
TEXT関数は、日付データを指定した形式の文字列に変換する関数です。
日付を文章に組み込む、ファイル名に使う、請求書番号に入れるなど、表示を自由に整えたいときに便利です。
年月日を日本語表記に変換します
日付を「2026年6月8日」のような日本語表記にしたい場合は、TEXT関数で表示形式を指定します。
使用例は、=TEXT(A2,”yyyy年m月d日”)です。
A2に日付データが入っている場合、2026年6月8日のような文字列に変換できます。
この方法は、文章や帳票の中に日付を表示したいときに便利です。
ただし、TEXT関数の結果は文字列になるため、日付計算には元の日付データを使うほうがよいでしょう。
年月だけを取り出して表示します
月別の見出しやファイル名を作るときは、日付から年月だけを表示したい場合があります。
TEXT関数なら、「2026年6月」や「2026_06」のような形に変換できます。
使用例は、=TEXT(A2,”yyyy年m月”)です。
別の例として、=TEXT(A2,”yyyy_mm”)とすると、2026_06のように表示できます。
ファイル名に使う場合は、スラッシュなど使えない記号を避けると扱いやすいです。
曜日付きの表示にもできます
TEXT関数では、曜日を含めた表示も作れます。
予定表や作業表では、日付と曜日が一緒に見えると分かりやすいです。
使用例は、=TEXT(A2,”yyyy年m月d日 aaa”)です。
A2の日付に応じて、2026年6月8日 月のように表示できます。
曜日を長く表示したい場合は、表示形式を調整します。
提出資料では、読みやすい形式を選ぶとよいでしょう。
表示形式で年月日を変える方法を確認していきます
続いては表示形式で年月日を変える方法を確認していきます。
年月日の見た目だけを変えたい場合は、TEXT関数ではなくセルの表示形式を使う方法もあります。
表示形式を使うと、セルの中身は日付データのまま、見た目だけを変更できます。
日付計算を続けたい場合は、TEXT関数より表示形式のほうが向いている場面があります。
セルの書式設定から変更します
日付が入っているセルを選択し、セルの書式設定から表示形式を変更します。
日付の形式を選んだり、ユーザー定義で好きな形を指定したりできます。
たとえば、同じ日付データでも「2026/6/8」「2026年6月8日」「6月8日」のように見せ方を変えられます。
ユーザー定義で細かく指定します
ユーザー定義の表示形式を使うと、年月日の表示を細かく調整できます。
よく使う形式を知っておくと、表の見た目を整えやすくなります。
|
表示形式 |
表示例 |
用途 |
|---|---|---|
|
yyyy/mm/dd |
2026/06/08 |
日付を桁そろえで表示したい場面です。 |
|
yyyy年m月d日 |
2026年6月8日 |
日本語の帳票で使いやすい形式です。 |
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yyyy年m月 |
2026年6月 |
月別集計の見出しに向いています。 |
|
m月d日 |
6月8日 |
年を省略した予定表に向いています。 |
|
aaa |
月 |
曜日だけを表示したい場面です。 |
表示形式とTEXT関数の違いを理解します
表示形式は、セルの中身を日付データのまま保ちます。
一方で、TEXT関数は日付を文字列に変換します。
日付の計算や並べ替えを続けるなら表示形式、文章やコードに組み込むならTEXT関数が向いています。
かなり重要な違いは、表示形式は中身を変えず、TEXT関数は文字列に変えるという点です。
見た目だけ整えるのか、文字列として使うのかで選び方が変わります。
文字列の年月日を日付に変換する方法を確認していきます
続いては文字列の年月日を日付に変換する方法を確認していきます。
CSVや外部システムから取り込んだデータでは、日付に見えても文字列になっていることがあります。
文字列の日付は、並べ替えや日数計算でうまく扱えない場合があるため、必要に応じて日付データに変換します。
DATEVALUE関数で変換します
DATEVALUE関数は、文字列として入力された日付を日付データに変換する関数です。
使用例は、=DATEVALUE(A2)です。
A2に2026/6/8のような文字列が入っている場合、日付データに変換できます。
Excelが日付として認識できる形式なら、DATEVALUE関数で変換できることがあります。
ただし、形式が特殊な場合はエラーになるため、別の方法が必要です。
LEFT関数やMID関数で分割してDATE関数に渡します
「20260608」のように年月日が8桁の文字列になっている場合は、年、月、日を取り出してDATE関数で組み立てます。
使用例は、=DATE(LEFT(A2,4),MID(A2,5,2),RIGHT(A2,2))です。
A2に20260608が入っている場合、2026年6月8日の日付データに変換できます。
この方法は、システム出力の年月日データを変換するときによく使えます。
8桁の日付が文字列扱いになっている場合に便利です。
区切り位置機能で変換する方法もあります
関数を使わずに変換したい場合は、区切り位置機能を使う方法もあります。
文字列の日付列を選択し、区切り位置の設定で日付として認識させる流れです。
大量データを一度だけ変換する場合には、関数より早いこともあります。
繰り返し同じ処理をするなら、関数やPower Queryのほうが再利用しやすいでしょう。
年月日の分割と結合を確認していきます
続いては年月日の分割と結合を確認していきます。
日付データから年だけ、月だけ、日だけを取り出したい場面もあります。
また、分割された年、月、日をもう一度日付に戻したい場面もあるでしょう。
YEAR関数、MONTH関数、DAY関数で分割します
日付から年、月、日を取り出すには、YEAR関数、MONTH関数、DAY関数を使います。
年を取り出す例は、=YEAR(A2)です。
月を取り出す例は、=MONTH(A2)です。
日を取り出す例は、=DAY(A2)です。
月別集計や年別集計の補助列を作るときに便利です。
ピボットテーブルに使う前の下準備にも向いています。
DATE関数で再結合します
分割された年、月、日を日付に戻す場合は、DATE関数を使います。
文字列結合ではなくDATE関数を使うことで、Excelが正しい日付として認識しやすくなります。
年月だけのデータを作る場合は日を固定します
年月だけを管理したい場合でも、Excelの日付データとして扱うなら日を固定してDATE関数を使います。
使用例は、=DATE(A2,B2,1)です。
A2に年、B2に月が入っている場合、その月の1日の日付データとして作成できます。
月別集計では、月初の日付として持たせておくと扱いやすいです。
表示形式で「yyyy年m月」にすれば、見た目は年月だけにできます。
まとめ
エクセルで年月日を変換する場合は、日付データとして使うのか、見た目を整えるだけなのかを最初に決めることが大切です。
年、月、日が別々のセルにある場合は、DATE関数でひとつの日付データにまとめます。
日付の表示を「2026年6月8日」などに変えたい場合は、表示形式またはTEXT関数を使います。
日付計算を続けたいなら表示形式、文章やファイル名に組み込みたいならTEXT関数が向いています。
文字列の日付を変換する場合は、DATEVALUE関数や、LEFT関数、MID関数、RIGHT関数とDATE関数の組み合わせが役立ちます。
年月日変換で失敗しないポイントは、見た目と中身を分けて考えることです。
正しい日付データに整えておけば、並べ替え、期間計算、月別集計、帳票作成までスムーズに進められるでしょう。