この記事では、水酸化カルシウムの電離式(Ca(OH)2)は?電離度は?覚え方や化学反応式詳細も解説!について解説しています。
それでは早速見ていきましょう!
水酸化カルシウムの電離式【Ca(OH)2:電離反応式:化学式】
まずは水酸化カルシウムの電離式について確認していきます。
水酸化カルシウム(Ca(OH)2)は水に溶けると、次のように電離します。
つまり、水酸化カルシウムは水溶液中でカルシウムイオン(Ca2+)と2つの水酸化物イオン(OH-)に完全に電離します。
水酸化カルシウムでは、なぜ上の電離式になるのか?覚え方のポイント
水酸化カルシウムが上の電離式のように電離する理由と覚え方のポイントは以下の通りです。
Ca(OH)2は強塩基である
水酸化カルシウムは強塩基に分類され、水に溶けると完全に電離します。
強塩基は水溶液中でほぼ100%電離するという特徴があります。
Caと2つのOHに注目する
水酸化カルシウムの化学式「Ca(OH)2」を見ると、カルシウム(Ca)と2つの水酸化物(OH)から構成されているのがわかるでしょう。
電離式を考える際は、これらの部分に分かれると覚えましょう。
Caは2価の陽イオン、OHはマイナスの電荷になる
カルシウム(Ca)は2つの電子を失い、2価の陽イオン(Ca2+)になります。
水酸化物(OH)は電子を受け取りやすく、マイナスの電荷を帯びたイオン(OH-)になります。
ここは暗記するしかないですね!
電荷の保存則
電離前の水酸化カルシウムは電気的に中性です。
電離後も、生成したイオンの電荷の合計は0になります(Ca2+の2価の正電荷と2つのOH-の負電荷が打ち消し合う)。
水酸化カルシウムの電離度は?
水酸化カルシウムも強塩基であり、水溶液中で完全に電離します。
そのため、電離度はほぼ1(100%電離)となります!
電離度は、溶液の性質を理解する上で重要な概念です。強電解質と弱電解質を区別し、それぞれの電離の程度を把握することで、溶液の性質をより深く理解することができます。
まとめ 水酸化カルシウムの電離式(Ca(OH)2)は?電離度は?覚え方や化学反応式詳細も解説!
この記事では、水酸化カルシウムの電離式(Ca(OH)2)は?電離度は?覚え方や化学反応式詳細について解説しました。
水酸化カルシウムを始めとして、各電離式を理解し、さらに快適な生活を送っていきましょう!