エクセルのセルに設定されているハイパーリンクをコピーして別のセルや別のシートに貼り付けると、リンクが消えてしまったり、参照先がずれてしまったりすることがあります。
ハイパーリンクをそのまま維持してコピーするには、通常のコピー貼り付けとは少し異なる注意点があります。
この記事では、エクセルのハイパーリンクをURLや参照先を崩さずにコピーする方法を解説していきます。
ハイパーリンクのコピーにおける基本的な動作を理解する
それではまず、ハイパーリンクをコピーした際の基本的な動作と注意点について解説していきます。
通常のコピーでハイパーリンクが維持される場合と失われる場合
エクセルでハイパーリンクが設定されたセルをCtrl+CでコピーしてCtrl+Vで貼り付けると、基本的にはハイパーリンクも含めてコピーされます。
ただし「値のみ貼り付け」を行った場合はハイパーリンクの情報は失われ、テキストのみが貼り付けられます。
ハイパーリンクを維持したままコピーするには通常のCtrl+Vを使うことが基本です。
相対パスのハイパーリンクが別シートへのコピーでずれる問題
ハイパーリンクの参照先が相対パス(例:同じフォルダ内の別ファイル)で設定されている場合、シートを別のブックにコピーすると参照先がずれることがあります。
絶対パスまたはURLで設定されているハイパーリンクはシートをコピーしても参照先が変わりません。
HYPERLINK関数で設定したリンクのコピー動作
HYPERLINK関数を使って設定したリンクは、セルのコピーと同時に数式も複製されるため、相対参照を使っている場合はコピー先でリンク先が変わることがあります。
絶対参照またはURLを文字列で直接指定しているHYPERLINK関数は、コピーしてもリンク先が変わりません。
ハイパーリンクを維持したままコピーする具体的な方法
続いては、ハイパーリンクをそのまま維持してコピーするための具体的な操作方法を確認していきます。
通常のコピーと貼り付けでリンクを維持する手順
1.ハイパーリンクが設定されたセルをクリックして選択する
2.「Ctrl+C」でコピーする
3.貼り付け先のセルを選択する
4.「Ctrl+V」で貼り付ける(「値のみ」貼り付けは使わない)
通常の貼り付けを使う限り、ハイパーリンクは維持されたままコピーされます。
別シートや別ブックにハイパーリンクをコピーする際の確認ポイント
別シートや別ブックにコピーした後は、必ずリンクをクリックして参照先が正しく開くことを確認しましょう。
特に「このドキュメント内」を参照するリンクは、別ブックにコピーすると参照先が存在しなくなりエラーになることがあります。
HYPERLINK関数を使ってリンクを動的に管理する方法
URLや参照先をセルに入力しておき、HYPERLINK関数でそのセルを参照させることで、URLを一元管理しながら複数のリンクを効率的に管理できます。
=HYPERLINK(A2, B2)
→ A2のURLに、B2の文字列をリンクテキストとして表示する
この方法ならURLをA列で一元管理でき、コピーしても参照セルのズレだけを管理すればよくなります。
まとめ
この記事では、エクセルでハイパーリンクをそのままコピーする方法として、通常のコピー貼り付けでの維持・参照先のずれへの注意・HYPERLINK関数による一元管理まで解説しました。
ハイパーリンクを維持するには値のみ貼り付けを使わずに通常のCtrl+Vを使うことが最も基本的なポイントです。
別ブックへのコピー後は必ずリンクの動作確認を行う習慣をつけることで、リンク切れのトラブルを防ぐことができます。