塩化水素（塩酸）の電離式（HCl）は？電離度は？覚え方や化学反応式詳細も解説！【化学式】

この記事では、塩酸（塩化水素）の電離式（HCl）は？電離度は？覚え方や化学反応式詳細も解説！について解説しています。

それでは早速見ていきましょう！

 

塩化水素の電離式【HCl：電離反応式：化学式】

塩化水素(HCl)は水に溶けると、次のように電離します。

つまり、塩化水素は水溶液中で水分子と反応し（塩酸）、水素イオン(H+)と塩化物イオン(Cl-)に完全に電離します。

 

塩化水素では、なぜ上の電離式になるのか？覚え方のポイント

塩化水素が上の電離式のように電離する理由と覚え方のポイントは以下の通りです。

HClは強酸である

塩化水素は強酸に分類され、水に溶けると完全に電離します。

強酸は水溶液中でほぼ100%電離するという特徴があります。

 

Hは1価の陽イオン、Clはマイナスの電荷になる

プロトン(H+)は1価の陽イオンです。

塩化物(Cl)は電子を受け取りやすく、マイナスの電荷を帯びたイオン(Cl-)になります。
ここは暗記するしかないですね！

 

（大学以降では、H3O+オキソニウムイオンとなると覚えておくとよりいい）

 

電荷の保存則

電離前の塩化水素は電気的に中性です。

電離後も、生成したイオンの電荷の合計は0になります（H+の1価の正電荷とCl-の負電荷が打ち消し合う）。

 

塩化水素の電離度は？

塩化水素は強酸であり、水溶液中で完全に電離します。

そのため、電離度はほぼ1（100%電離）となります！

電離度は、溶液の性質を理解する上で重要な概念です。強電解質と弱電解質を区別し、それぞれの電離の程度を把握することで、溶液の性質をより深く理解することができます。

まとめ　塩化水素の電離式（HCl）は？電離度は？覚え方や化学反応式詳細も解説！

この記事では、塩化水素の電離式（HCl）は？電離度は？覚え方や化学反応式詳細について解説しました。

塩化水素を始めとして、各電離式を理解し、さらに快適な生活を送っていきましょう！