食事と育毛

納豆は育毛・薄毛・AGA・抜け毛予防に効果あり?AGA歴が長い私が解説【納豆】

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この記事では、納豆が育毛、薄毛の改善に効果的かという観点から、私の意見を述べていきます。

私の所感としては、適量の納豆の摂取は間接的には育毛などに効果があるように思います。

ただし、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドのような直接的な薄毛の改善、AGA治療薬を使用しつつ、この効果をあくまでも主軸とし、その援護としての位置付けで取り入れるのがおすすめですね。

なお、AGA治療薬で副作用があまりにも大きい場合は、育毛剤の使用に切り替えを検討などするのもいいです。

それでは詳しく見ていきます。

 

納豆は薄毛治療などに効果的か。成分の詳細チェック

納豆が育毛などへの間接的な効果が得られる成分として、以下の複数の成分が考えられます。

イソフラボン

納豆の原料である大豆には豊富なイソフラボンが含まれています。

イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする植物性エストロゲンとして知られており、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する効果が期待できます。

DHTの抑制は直接的な薄毛対策として非常に重要で、AGA治療の根本的なアプローチとも言えます。

ナットウキナーゼ

納豆特有の酵素であるナットウキナーゼには、血液をサラサラにする効果があります。

血液がサラサラになることで血行が改善され、頭皮や毛根への栄養供給が促進されます。血行不良は薄毛の大きな原因の一つなので、この効果は育毛にとって非常に有益です。

また、ナットウキナーゼは血栓の予防にも効果があり、全身の血流改善につながります。

納豆菌(腸内環境改善でデトックス効果)

納豆には納豆菌という強力な善玉菌が含まれており、腸内環境の改善に大きく貢献します。

腸内環境が良くなることで、体内のデトックス効果が高まります。特に重要なのは、このデトックス効果によりDHT(ジヒドロテストステロン)の代謝が促進されることです。

また、腸内環境が整うと栄養の吸収率も向上し、髪の毛に必要な栄養素がしっかりと届きやすくなります。

良質なタンパク質

納豆は良質な植物性タンパク質の宝庫です。

髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質で構成されているため、十分なタンパク質摂取は健康な髪の成長には欠かせません。

動物性タンパク質と比べて、植物性タンパク質は消化吸収が穏やかで、腸内環境にも優しいのが特徴です。

ビタミンK・ビタミンB群

納豆にはビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは血液の凝固や骨の健康に関わる栄養素で、血管の健康維持にも重要です。

また、ビタミンB群も含まれており、特にビタミンB2は髪の毛の成長に必要な栄養素で、髪の毛の主成分であるケラチンの合成に関わっています。

薄毛の観点では、納豆のこれらの成分を押さえておけばいいと思います。

納豆摂取のおすすめの頻度や量(育毛や薄毛治療の観点として)

納豆だけに限らずどのような食品であっても言えることですが、摂取過剰の場合には体に良いどころか、健康を損ねるリスクもあります。

ここではおおよその目安の範囲について解説していきます。

1日1パック程度が目安

納豆は1日1パック(約50g)程度が適量とされています。

この量であれば、イソフラボンやナットウキナーゼ、納豆菌の恩恵を受けつつ、摂取過剰による副作用も避けられます。

納豆は栄養価が高い食品なので、1パックでも十分な効果が期待できます。

継続的な摂取が重要

納豆菌やイソフラボンの効果を維持するためには、毎日継続して摂取することがより効果的です。

腸内環境の改善やDHT抑制効果を維持するためには、定期的な納豆の摂取が必要です。

私の場合は夕食時に1パックを食べることを習慣にしています。

ワルファリン服用者は注意

血液をサラサラにする薬(ワルファリン)を服用している方は、納豆に含まれるビタミンKが薬の効果を阻害する可能性があるため、医師に相談してから摂取してください。

また、大豆アレルギーの方も当然ながら摂取を避ける必要があります。

加熱しすぎに注意

ナットウキナーゼは熱に弱い酵素なので、加熱料理に使う場合は注意が必要です。

最大限の効果を得るためには、そのまま食べるか、軽く温める程度に留めることをおすすめします。

なお、納豆に含まれる栄養素の多くは水溶性なので、定期的な摂取を心がけることが大切です。

まとめ

納豆はイソフラボンによるDHT抑制効果、ナットウキナーゼによる血行促進効果、納豆菌による腸内環境改善とデトックス効果、良質なタンパク質による髪の材料補給により、間接的に薄毛改善をサポートする可能性があります。

特にイソフラボンのDHT抑制効果は、AGA治療の根本的なアプローチとして注目すべき効果です。

ただし、あくまでも補助的な位置付けとして考え、本格的な薄毛治療を行う場合は、ミノキシジルやフィナステリドなどの医薬品を主軸とすることが重要です。

納豆を育毛目的で摂取する際は、以下の点を守りましょう

– 1日1パック程度を目安にする
– 継続的な摂取を心がける
– ワルファリン服用者は医師に相談
– 加熱しすぎないよう注意する
– アレルギーの有無を確認する

納豆好きの方であれば、美味しく食べながら少しでも育毛のサポートになれば一石二鳥ですね。ただし、過度な期待は禁物です。バランスの取れた食生活と適切な治療を基本として、納豆を楽しく取り入れていきましょう。