パソコンを購入しようと思ったとき、「本体以外に何が必要なのだろう」と疑問に思ったことはないでしょうか。
パソコン本体を購入するだけではすぐに快適に使い始められないケースも多く、周辺機器・ソフトウェア・インターネット環境・設置場所など、事前に準備しておくべき項目が複数あります。
本記事では、パソコンを買う時に必要なものとして、周辺機器・ソフトウェア・ネット環境・設置場所・電源環境など、購入前に準備しておくべき項目をリスト形式でわかりやすく解説していきます。
初めてパソコンを購入する方・久しぶりにパソコンを買い替える方・必要なものを漏れなく揃えたい方は、ぜひ参考にしてください。
事前準備をしっかり行うことで、パソコンが届いた日からスムーズに使い始められます。
パソコンを買う時に必要なものの結論:本体以外にネット環境・周辺機器・ソフトウェアの3カテゴリの準備が重要
それではまず、パソコンを買う時に必要なものの全体像と結論についてお伝えしていきます。
パソコン購入時に本体以外で特に重要な準備カテゴリは「インターネット接続環境(Wi-Fiルーター・回線契約)」「周辺機器(ディスプレイ・マウス・キーボード・プリンターなど)」「ソフトウェア(オフィスソフト・セキュリティソフトなど)」の3つです。
パソコン購入時に合わせて準備・確認すべき主なものとして「インターネット回線とWi-Fiルーター」「ディスプレイ(デスクトップPCの場合)」「マウス・キーボード(デスクトップPCの場合)」「オフィスソフト(Microsoft 365など)」「バックアップ用の外付けHDDまたはUSBメモリ」「電源タップ・UPS(無停電電源装置)」「設置スペースと机・椅子の整備」が挙げられます。
これらを事前に揃えておくことで、パソコン到着後すぐに快適な作業環境が構築できます。
| カテゴリ | 必要なもの | 優先度 |
|---|---|---|
| ネット環境 | インターネット回線・Wi-Fiルーター | 必須 |
| 周辺機器(デスクトップ) | ディスプレイ・マウス・キーボード | 必須 |
| ソフトウェア | オフィスソフト・セキュリティソフト | 高 |
| バックアップ | 外付けHDD・USBメモリ・クラウド | 高 |
| 電源環境 | 電源タップ・UPS(無停電電源装置) | 中〜高 |
| 設置環境 | 机・椅子・照明・収納 | 中 |
| 保護グッズ | 液晶フィルム・キーボードカバー | 低〜中 |
デスクトップPCとノートPCで必要なものの違い
購入するパソコンの種類によって、追加で必要になるものが大きく異なります。
デスクトップPCは本体のみではディスプレイ・キーボード・マウスが付属しないケースが多く、これらを別途購入する必要があります。
ノートPCは画面・キーボード・タッチパッドが内蔵されているため、本体だけでも基本的な操作が可能です。
ノートPCでも自宅での作業が中心の場合は、外付けディスプレイ・マウス・キーボードを追加することで、デスクトップPC同様の快適な作業環境が実現できます。
一方でノートPCの持ち運びを重視する場合は、軽量なケース・モバイルバッテリー・携帯マウスなどの携行グッズが必要になるでしょう。
デスクトップPCとノートPCの両方の利点を活かしたい場合は、ドッキングステーションとの組み合わせが非常に効果的です。
パソコンの用途別に必要なものを事前に整理する
パソコンを何に使うかによって、追加で必要になるものが変わってきます。
ビジネス・事務作業が主な用途であれば、Officeソフト・プリンター・外付けディスプレイが優先度の高い準備品となります。
動画・写真編集が目的であれば、色域の広いIPS・有機ELディスプレイ・ペンタブレット・大容量外付けストレージが重要です。
ゲーミング用途では、高リフレッシュレートのゲーミングモニター・ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセットが主要な準備品となります。
用途を事前に明確にしてから必要なものをリストアップすることで、不必要な出費を抑えながら必要なものを確実に揃えることができます。
まず「パソコンで何をしたいか」を書き出し、そこから逆算して必要な機器とソフトウェアを選定するアプローチが最も効率的です。
パソコン本体の選び方と購入前チェックポイント
パソコン本体を選ぶ際に購入前に確認すべき主なスペックとして、CPU・メモリ・ストレージ・ディスプレイ(ノートPC)・バッテリー持続時間(ノートPC)・端子の種類と数・OSのエディションが挙げられます。
一般的な用途(ウェブブラウジング・Office作業・動画視聴)にはCore i5相当以上のCPU・8GB以上のメモリ・256GB以上のSSDが最低限の目安です。
重い作業(動画編集・3DCG・ゲーム)にはCore i7/Ryzen 7以上・16GB以上のメモリ・512GB以上のSSD・独立GPUが推奨されます。
メモリとストレージは購入後に増設・交換できる機種とできない機種があるため、将来的な拡張性を考慮して最初から余裕のあるスペックを選ぶことをおすすめします。
保証期間や購入後のサポート体制も重要な選定基準であり、初心者の方は国内メーカーや大手量販店のサポートが充実しているものを選ぶと安心でしょう。
インターネット環境と周辺機器の準備
続いては、パソコン購入前に準備すべきインターネット環境と主要な周辺機器について確認していきます。
現代のパソコンはインターネット接続を前提とした設計になっており、ネット環境の整備はパソコン購入と同時かそれ以前に準備しておくべき最優先事項といえます。
インターネット回線とWi-Fiルーターの準備
インターネット回線がまだない場合は、光回線(NTTフレッツ光・ソフトバンク光・auひかりなど)への申し込みを早めに行いましょう。
光回線の開通工事には申し込みから2週間〜1ヶ月程度かかることが多いため、パソコンの購入と合わせて早期に手続きを始めることをおすすめします。
Wi-Fiルーターは光回線の契約時にレンタルできる場合もありますが、自分で購入する場合はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応のものを選ぶと長期的に快適な無線通信環境が維持できます。
パソコンの設置場所がルーターから遠い場合は、Wi-Fi中継機や高性能なメッシュWi-Fiシステムの導入も検討することで、自宅のどこでも安定した通信が実現できます。
すぐにインターネットが必要な場合は、ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリングで一時的に対応しながら光回線の開通を待つ方法もあります。
月額料金・通信速度・サポート体制を比較しながら、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが長期的な満足度につながります。
外付けディスプレイの選び方と必要なケーブル
デスクトップPCには必ずディスプレイが必要で、ノートPCでも大画面での作業効率向上に外付けディスプレイは非常に有効です。
ディスプレイのサイズは一般的な事務作業には23〜27インチ・デュアルディスプレイ構成には24インチ×2・映像クリエイター用には27インチ以上の4K対応ディスプレイが用途別の目安です。
パネル方式はIPS(視野角が広く色再現性が高い)・VA(コントラスト比が高い)・TN(応答速度が速くゲームに向く)・有機EL(最高の色再現性と黒の深さ)から用途に合わせて選択します。
接続端子はパソコン本体の出力端子(HDMI・DisplayPort・USB-C)とディスプレイの入力端子が一致しているかを事前に確認し、必要なケーブルを準備しましょう。
USB-C(Thunderbolt・USB4)対応のディスプレイはケーブル一本で映像出力・データ転送・電源供給を同時に行えるため、ケーブルの取り回しがすっきりする点で特に人気があります。
目の疲れを軽減するフリッカーフリー・ブルーライト軽減機能付きのディスプレイを選ぶことで、長時間作業での健康維持にもつながります。
マウス・キーボード・プリンターなどの周辺機器
デスクトップPCには標準でマウスとキーボードが付属しないケースが多く、それぞれ自分の用途と好みに合わせて選ぶ必要があります。
マウスは有線・無線(2.4GHz・Bluetooth)・トラックボールなどから選択でき、長時間使用するなら手にフィットするエルゴノミクスデザインのものがおすすめです。
キーボードはメンブレン・パンタグラフ・メカニカルなどのスイッチ方式があり、タイプ感の好みや静音性の要件に合わせて選びましょう。
プリンターが必要な場合は、インクジェット(写真・カラー印刷向き)またはレーザー(モノクロ大量印刷向き)のどちらが自分の用途に合っているかを検討してから購入してください。
複合機(プリンター・スキャナー・コピー機能が一体になったもの)を選ぶと、書類のデジタル化や確定申告・各種書類作成など多目的に活用でき、コストパフォーマンスに優れています。
無線(Wi-Fi)対応のプリンターを選ぶことで、複数のデバイスからケーブルなしでプリントできる利便性が大幅に向上します。
ソフトウェアとバックアップ環境の準備
続いては、パソコン購入前後に準備すべきソフトウェアとバックアップ環境について解説していきます。
パソコン本体のスペックと同様に、どのソフトウェアを使うかを事前に決めておくことで、必要なライセンス費用と対応スペックの確認ができ、より適切なパソコン選びにもつながります。
オフィスソフトの選択肢と費用の比較
ビジネス・学業で最も必要とされるのがワープロ・表計算・プレゼンテーションソフトなどのオフィスソフトです。
Microsoft 365(旧Office 365)は月額・年額のサブスクリプション型で、常に最新バージョンが使え、1TBのOneDriveストレージも付属します(個人プランは月額1,100円程度)。
Microsoft Office(買い切り版)は一度購入すれば永続的に使えますが、新機能の追加はなく、将来のWindowsバージョンでの互換性が保証されない場合があります。
Google Workspace(旧G Suite)は無料でGoogleドキュメント・スプレッドシート・スライドが利用でき、ブラウザベースで動作するためOfficeとのファイル互換性も向上しています。
完全無料のオフィスソフトとしてLibreOfficeも高機能で、Microsoft Officeファイルの読み書きにも対応しており、費用を抑えたい方に非常におすすめです。
職場や学校でMicrosoft Officeが標準の場合は互換性を考慮してMicrosoft 365を選ぶ方が、共有ファイルのレイアウト崩れなどのトラブルを防げます。
バックアップ用外付けストレージの選び方
データのバックアップは「3-2-1ルール(3つのコピー・2種類の媒体・1つはオフサイト保存)」が理想的な考え方ですが、まずは外付けHDDへのバックアップから始めるだけでも十分な効果があります。
外付けHDDの容量は内蔵ストレージの2〜3倍が目安で、512GBのSSDを搭載したパソコンなら1〜2TBの外付けHDDがおすすめです。
USBメモリは小容量ファイルの持ち運びや一時的なバックアップには便利ですが、長期保存には信頼性が低い場合があるため注意が必要です。
クラウドストレージ(OneDrive・Googleドライブ・iCloud・Dropbox)との組み合わせによる二重バックアップが最も安全な構成です。
外付けSSDはHDDに比べて耐衝撃性が高く転送速度も速いため、持ち運びや高速バックアップが必要な方には外付けSSDの選択が特におすすめです。
バックアップデバイスは普段パソコンから切り離して保管することで、ランサムウェアによる同時感染リスクを大幅に低減できます。
パスワードマネージャーとセキュリティソフトの準備
複数のウェブサービスを安全に利用するために、パスワードマネージャーの導入を最初から検討することをおすすめします。
「Bitwarden」は無料で使えるオープンソースのパスワードマネージャーで、ブラウザ拡張機能とスマートフォンアプリとの同期も対応しています。
「1Password」「Dashlane」などの有料ツールはより高度なセキュリティ機能と使いやすさを提供しており、ビジネス用途にも多く採用されています。
セキュリティソフトはWindows標準のMicrosoft Defenderでも十分ですが、より高度な保護が必要な場合はノートン・マカフィー・カスペルスキー・ESETなどの有料セキュリティスイートの導入も選択肢となります。
有料セキュリティソフトはMicrosoft Defenderに加えてVPN・ID保護・保護者機能などの付加機能を提供しており、家族全員のデバイスを一括管理したい場合に特に費用対効果が高いです。
パスワードマネージャーと二段階認証の組み合わせは、現代のサイバーセキュリティにおいて個人ができる最も効果的な対策の一つといえるでしょう。
設置場所・電源環境・その他の準備事項
続いては、パソコンの設置場所と電源環境、その他の準備事項について確認していきます。
パソコンの性能を最大限に発揮し長く快適に使い続けるためには、適切な設置場所の確保と安定した電源環境の整備が意外にも重要な要素となります。
パソコンの設置場所と机・椅子の選び方
パソコンを使う際の姿勢は長時間作業における疲れや身体への負担に直結するため、適切な机と椅子の選択が非常に重要です。
デスクの高さは「肘を90度に曲げたときに自然にキーボードに手が届く高さ」が理想で、一般的に床から70〜75cm程度が標準的な高さとされています。
昇降デスク(スタンディングデスク)を導入することで、座り作業と立ち作業を交互に行える環境が整えられ、長時間デスクワークによる腰痛・疲労の軽減に効果的です。
椅子はランバーサポート(腰部サポート)付きのオフィスチェアやゲーミングチェアを選ぶことで、長時間の作業でも腰への負担を大幅に減らせます。
ディスプレイの上端が目線と同じ高さになるよう、モニターアームやモニタースタンドで高さを調整することで、首・肩への負担が軽減され長時間作業の疲れが大幅に改善されます。
設置場所は直射日光が当たらず・ほこりが少ない・通気性のある場所を選ぶことで、パソコンの熱暴走・故障リスクを低減できます。
電源タップとUPS(無停電電源装置)の準備
パソコン・ディスプレイ・周辺機器を安全に使うための電源環境の整備も重要な準備事項です。
電源タップは使用する機器の数に合わせた口数のもの・雷サージ保護機能付きのものを選ぶことで、落雷による機器の損傷リスクを低減できます。
作業中の突然の停電でデータが失われるリスクを防ぐために、UPS(無停電電源装置)の導入も検討に値します。
UPSは停電時に内蔵バッテリーで一定時間(数分〜数十分)の電力を供給し続けるため、その間に安全に作業を保存してシャットダウンする時間を確保できます。
特に重要なデータを扱うビジネス用途や、編集に時間のかかる動画・音楽制作を行う方には、UPSは一度導入すると手放せない安心感を提供してくれるアイテムといえるでしょう。
コンパクトなUPSは1〜2万円台から入手でき、投資対効果の観点からも検討する価値があります。
パソコンの保護グッズと快適化アクセサリー
パソコン本体と作業環境を保護・快適化するためのアクセサリーも購入時に合わせて検討しておくとよいでしょう。
ノートパソコンには液晶フィルム(傷・指紋防止・プライバシーフィルター)・キーボードカバー(防塵・防水)・パソコンケース・バッグが基本的な保護グッズとして挙げられます。
デスク作業では、マウスパッド(特に光学式マウスの精度向上)・リストレスト(手首のサポート)・ケーブルオーガナイザー(配線の整理)が快適さを高めます。
目の疲れ対策として、ブルーライトカットメガネ・ディスプレイのブルーライトカット設定(Windowsの「夜間モード」)・高品質なアンチグレアディスプレイの選択も長時間作業の快適性に大きな影響を与えます。
作業環境への投資は、パソコン本体のスペック向上と同等かそれ以上の「使いやすさ・快適さ・健康面」への効果をもたらすことが多く、トータルの作業体験を大きく向上させます。
ヘッドセット・Webカメラ・USBハブなども、テレワークや動画通話が多い方にとっては必須の準備品といえるでしょう。
まとめ
本記事では、パソコンを買う時に必要なものとして、インターネット環境・周辺機器(ディスプレイ・マウス・キーボード・プリンター)・ソフトウェア・バックアップ環境・設置場所・電源環境・保護グッズまで幅広く解説しました。
パソコン購入時は本体のスペックに注目しがちですが、周辺環境の整備こそが日々の作業快適性と生産性に大きな影響を与える重要な要素です。
本記事の準備リストを参考に、自分の用途と予算に合わせた最適な環境を事前に計画してからパソコンを購入することで、スムーズなスタートが切れるでしょう。
特にネット環境とバックアップ環境は早めに準備しておくことを強くおすすめします。
本記事がパソコン購入前の準備の参考になれば幸いです。