【パソコン】オフライン・プリンターオフラインの解除方法(サインイン・ネットワーク接続の復帰も)
パソコンやプリンターが突然「オフライン」と表示されてしまい、困った経験はないでしょうか。
印刷しようとしたらプリンターが応答しない、ネットワーク接続が切れてしまっている、サインインができないなど、オフライン状態にはさまざまな原因が考えられます。
本記事では、パソコン・プリンターのオフライン解除方法をわかりやすく解説していきます。
ネットワーク接続の復帰方法やサインインに関するトラブルシューティングも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
オフライン・プリンターオフラインを解除するには設定の見直しが基本
それではまず、オフライン・プリンターオフラインの解除方法における基本的な考え方について解説していきます。
パソコンやプリンターがオフライン状態になる原因は、大きく分けると「設定の問題」「ネットワーク接続の問題」「ドライバーやスプーラーの問題」の3つに分類できます。
まず最初に確認すべきなのは、設定の見直しです。
Windowsのプリンター設定やネットワーク設定が意図せず変更されてしまっていることが多く、実際にはハードウェアに問題がなくても「オフライン」と表示されるケースは珍しくありません。
オフライン状態の主な原因は「設定の誤り」「ネットワーク切断」「スプーラーの停止」「ドライバーの不具合」の4つです。
焦らずひとつずつ確認することで、多くのケースは自力で解決できます。
また、プリンターのオフライン表示は、Windowsの「プリンターをオフラインで使用する」設定が誤ってオンになっているだけというケースも非常に多いです。
複雑な原因を疑う前に、まずはシンプルな設定確認から始めることが、解決への近道と言えるでしょう。
「プリンターをオフラインで使用する」設定を確認する
Windowsには「プリンターをオフラインで使用する」というチェック項目があり、これが有効になっているとプリンターがオフライン状態と認識されてしまいます。
確認手順の例(Windows10・11共通)
①「スタート」→「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
②該当するプリンターを選択し「印刷キューを開く」をクリック
③メニューバーの「プリンター」をクリック
④「プリンターをオフラインで使用する」にチェックが入っている場合はクリックして解除
この設定を解除するだけで、オフライン状態が即座に解消されることがあります。
まず最初に試してほしい手順として、ぜひ覚えておきましょう。
印刷スプーラーの再起動で解決できるケースも多い
印刷スプーラーとは、印刷ジョブを管理するWindowsのサービスのことです。
このスプーラーが停止・フリーズしているとプリンターが正常に認識されず、オフライン状態として表示されることがあります。
印刷スプーラー再起動の手順
①「Windowsキー+R」で「ファイル名を指定して実行」を開く
②「services.msc」と入力してEnterキーを押す
③一覧の中から「Print Spooler」を右クリック→「再起動」を選択
スプーラーを再起動した後は、一度プリンターの電源をオフにし、再度オンにして接続状態を確認してみましょう。
それでも改善しない場合は、次のネットワーク接続の確認に進んでください。
プリンタードライバーの再インストールも有効
設定を確認してもオフラインが解消しない場合は、プリンタードライバーの不具合が原因かもしれません。
ドライバーが古い・破損している場合は、一度アンインストールして最新バージョンを再インストールすることで解決できるケースが多いです。
各メーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードし、インストール後にパソコンを再起動してみましょう。
ドライバーの再インストールはオフライン解除の最終手段としても非常に有効です。
ネットワーク接続が切れている場合の復帰方法
続いては、ネットワーク接続が原因でオフラインになっているケースの復帰方法を確認していきます。
Wi-Fiや有線LANの接続が切れていると、プリンターだけでなくパソコン全体がオフライン状態になってしまいます。
ネットワーク関連のトラブルは頻繁に発生するため、手順を覚えておくと安心でしょう。
Wi-Fi・有線LAN接続の確認と再接続
まず確認すべきは、Wi-Fiや有線LANが正常に接続されているかどうかです。
タスクバー右下のネットワークアイコンを確認し、接続状態を確認しましょう。
| アイコンの状態 | 意味 | 対処法 |
|---|---|---|
| Wi-Fiマーク(通常) | 正常に接続中 | ネットワーク設定を再確認 |
| Wi-Fiマーク+「!」マーク | 接続はあるがインターネット不通 | ルーターを再起動する |
| ×マーク付きアイコン | ネットワーク未接続 | Wi-Fi再接続またはケーブル確認 |
| 地球儀アイコン | ネットワーク未検出 | アダプターの再起動・ドライバー確認 |
有線接続の場合は、LANケーブルが正しく差し込まれているかを確認してください。
Wi-Fi接続の場合は、一度Wi-Fiをオフにしてから再度オンにして接続し直すと改善するケースが多いです。
ルーターやモデムの再起動も非常に効果的な方法です。
ネットワークアダプターのリセット方法
Wi-Fiの再接続で解消しない場合は、ネットワークアダプターのリセットを試してみましょう。
ネットワークアダプターリセットの手順
①「スタート」を右クリック→「デバイスマネージャー」を開く
②「ネットワークアダプター」を展開し、使用中のアダプターを右クリック
③「無効にする」を選択し、しばらく待ってから「有効にする」を選択
この操作でアダプターが再初期化され、接続が復帰することが多いです。
またコマンドプロンプトから「netsh winsock reset」や「ipconfig /release」「ipconfig /renew」などのコマンドを実行することで、ネットワーク設定をリセットすることも可能です。
ルーター・モデムの再起動で接続を復帰させる
ルーターやモデム側の問題でネットワーク接続が切れている場合は、機器の再起動が最も手軽で効果的な方法です。
ルーター・モデムを再起動する際は、電源をオフにしてから少なくとも30秒以上待ってから再度電源を入れることが重要です。
すぐに電源を入れ直してもキャッシュが残ることがあるため、十分な間隔を置きましょう。
再起動後はパソコンのWi-Fi接続を一度切断し、再接続してみましょう。
IPアドレスが正しく割り当てられることで、ネットワーク接続が正常に復帰するでしょう。
サインインできない・オフライン状態でのサインイン方法
続いては、サインインに関連したオフライン状態の問題とその対処法を確認していきます。
Windowsでは、Microsoftアカウントでサインインしているときにネットワークがオフラインになると、サインイン自体ができなくなるケースがあります。
このような状況でも、いくつかの方法で問題を解決できます。
オフライン状態でもサインインできるローカルアカウントの活用
Microsoftアカウントはインターネット接続が必要なため、ネットワーク障害時にはサインインできないことがあります。
このような場合に備えて、ローカルアカウントをあらかじめ作成しておくことが非常に有効です。
ローカルアカウントはインターネット接続なしでサインインできるため、オフライン時のバックアップ手段として活躍します。
ローカルアカウント作成の手順(Windows11の場合)
①「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」を開く
②「他のユーザーを追加」をクリック
③「このユーザーのサインイン情報がありません」→「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択
④ユーザー名とパスワードを設定して完了
作成後はサインイン画面の左下に表示されるユーザー名をクリックすることで、ローカルアカウントでのサインインが可能になります。
PINサインインでオフライン時も快適にアクセスする
Windowsでは、Microsoftアカウントに紐づく形でPIN(暗証番号)を設定することができます。
PINはデバイスに保存されるため、インターネット接続がなくてもサインイン可能です。
| サインイン方法 | オフライン時の使用可否 | 備考 |
|---|---|---|
| Microsoftアカウント(パスワード) | 初回以降はキャッシュあり | オフライン長期間後は使用不可になる場合あり |
| PIN | 使用可能 | デバイスに直接保存されるため安定 |
| Windows Hello(顔認証・指紋) | 使用可能 | 生体認証のためデバイスが正常なら利用可能 |
| ローカルアカウント | 使用可能 | 最も安定したオフラインサインイン方法 |
PINはあらかじめ設定しておくことで、突然のネットワーク障害時でもスムーズにサインインできます。
「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」からPINの設定が可能です。
Microsoftアカウントのキャッシュ認証を活用する
一度Microsoftアカウントでサインインしたことがある場合、Windowsはパスワードのキャッシュをデバイスに保持しています。
そのため、ネットワークが切れていても一定期間はMicrosoftアカウントでサインインできることがあります。
ただし、長期間オフラインが続くとキャッシュが無効になる場合があるため、PINやローカルアカウントを用意しておくのが安心です。
また、企業や学校のAzureアカウントでサインインしている場合は、管理者による設定が必要になることもあります。
プリンターオフラインのその他の解除方法と予防策
続いては、プリンターオフラインを解除するためのその他の方法と、今後オフライン状態を防ぐための予防策を確認していきます。
ここまでの手順で解消しない場合でも、まだ試せる方法はいくつかあります。
また、繰り返しオフラインになる場合は予防策を講じることが重要です。
プリンターの削除と再追加で完全リセット
設定・スプーラー・ドライバーを確認してもオフラインが解消しない場合、プリンターをいったん削除して再追加する「完全リセット」が有効です。
プリンターの削除と再追加の手順
①「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
②該当プリンターを選択して「削除」をクリック
③プリンターの電源を一度オフにして、再度オンにする
④「プリンターまたはスキャナーを追加する」をクリックして再検出・再追加する
この手順でプリンターの設定情報がすべてリセットされ、オフライン状態が解消されるケースが非常に多いです。
無線接続の場合は、再追加の際にWi-FiのSSIDやパスワードが必要になることもあるため、事前に確認しておきましょう。
Windowsのトラブルシューティングツールを活用する
Windowsには、プリンターやネットワークの問題を自動的に診断・修復する「トラブルシューティングツール」が搭載されています。
手動での確認が難しい場合は、まずこのツールを活用してみましょう。
プリンタートラブルシューティングの起動方法(Windows11)
「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」→「プリンター」の順に進み「実行」をクリックするだけで自動診断が開始されます。
ツールが問題を発見した場合は、自動的に修復を試みてくれます。
完全には解決できないこともありますが、原因の特定に役立つことが多いです。
オフラインを繰り返す場合の予防策
プリンターが何度もオフラインになる場合は、根本的な原因を取り除く予防策が必要です。
| 症状・状況 | 考えられる原因 | 予防策 |
|---|---|---|
| Wi-Fi接続が頻繁に切れる | 電波の不安定・干渉 | ルーターをプリンターの近くに配置 |
| スリープ後にオフラインになる | 省電力設定による通信遮断 | ネットワークアダプターの省電力設定をオフ |
| IPアドレスが変わってしまう | DHCPによる動的IP割り当て | プリンターにIPアドレスを固定(静的IP設定) |
| ドライバーが不安定 | 古いドライバーや非対応バージョン | 定期的にドライバーを最新版に更新 |
特にプリンターのIPアドレスを固定する設定は、ネットワーク経由で接続している場合の繰り返しオフラインを防ぐ非常に効果的な方法です。
プリンター本体の設定メニューまたはルーターの管理画面からMACアドレスによるIP固定設定を行うことで、安定した接続を維持できます。
まとめ
本記事では、パソコン・プリンターのオフライン状態の解除方法について詳しく解説しました。
オフラインになる原因はさまざまですが、多くのケースでは設定の見直し・ネットワーク接続の確認・スプーラーの再起動などで解決できます。
まずは「プリンターをオフラインで使用する」設定の確認という基本的な手順から始め、それでも解消しない場合はドライバーの再インストールや完全リセットへと進んでいくのがスムーズな対処法です。
サインインに関する問題については、PINの設定やローカルアカウントの準備をあらかじめ行っておくことで、ネットワーク障害時でも安心してパソコンを使い続けられます。
繰り返しオフラインになる場合は、IPアドレスの固定やルーターの環境改善など根本的な予防策も検討してみてください。
本記事の内容を参考に、快適なパソコン・プリンター環境を整えていただければ幸いです。