【Excel】エクセルでピクセルをmmに変換する方法(DPI・解像度・単位換算・印刷設定・サイズ計算)を知っておくと、画像サイズ、印刷サイズ、資料作成、ラベル設計、図面に近いレイアウト調整がしやすくなります。
ピクセルは画面上の点の数を表す単位で、mmは実際の長さを表す単位です。
この2つを変換するには、DPIという解像度の考え方が必要になります。
この記事では、ピクセルをmmに変換する計算式、DPI別の換算、エクセルでのサイズ計算、印刷設定でズレを減らすコツをわかりやすく解説します。
エクセルでピクセルをmmに変換する結論はDPIを使って計算すること
それではまずエクセルでピクセルをmmに変換する基本結論について解説していきます。
ピクセルをmmに変換するには、ピクセル数をDPIで割り、1インチの長さである25.4mmを掛けます。
つまり、ピクセル数 ÷ DPI × 25.4でmmに換算できます。
ピクセルをmmに変換する式は、ピクセル数 ÷ DPI × 25.4です。
例えば300ピクセルを300DPIで印刷する場合、300 ÷ 300 × 25.4で25.4mmになります。
DPIは1インチあたりの点の数
DPIは、1インチの中にどれだけの点を配置するかを表す数値です。
300DPIなら、1インチあたり300個の点で表現するという意味になります。
DPIが高いほど同じピクセル数でも印刷サイズは小さくなり、密度は高くなります。
ピクセルだけでは実寸は決まらない
1000ピクセルの画像でも、72DPIで印刷するか300DPIで印刷するかによって実寸は変わります。
そのため、ピクセルからmmへ変換する時は、必ずDPIをセットで考える必要があります。
ピクセル数だけで何mmかを決めることはできない点が重要です。
印刷用途では300DPIが目安になりやすい
一般的な印刷では、300DPIが目安として使われることがあります。
Web画像や画面表示では72DPIや96DPIが使われる場面もあります。
どのDPIで計算するかは、印刷物、資料、画面表示などの用途に合わせて決めましょう。
ピクセルからmmへ変換する計算式を確認していきます
続いてはピクセルからmmへ変換する計算式を確認していきます。
エクセルで換算表を作る場合は、ピクセル数、DPI、計算結果のmmを別々の列にすると見やすいです。
同じ式をコピーすれば、画像サイズの一覧をまとめて変換できます。
横幅と高さを別々に計算する
画像には横幅と高さがあるため、それぞれのピクセル数をmmに変換します。
横幅が1200ピクセル、高さが800ピクセルなら、横幅用と高さ用で同じ式を使います。
これにより、印刷した時の実寸サイズをイメージしやすくなります。
DPIを固定セルにすると便利
複数の画像を同じDPIで変換する場合、DPIを1つのセルに入力して絶対参照で固定すると便利です。
例えばB1に300DPIを入力し、各行のピクセル数をB1で割る形にします。
DPIを変えたい時はB1だけ修正すれば、すべての換算結果が更新されます。
小数点以下の表示を調整する
mmへの変換結果は、小数点以下が長くなることがあります。
資料やラベル作成では、小数点以下1桁または2桁程度に丸めると見やすいです。
ただし、精度が必要な印刷物では、丸めすぎないように注意しましょう。
|
ピクセル数 |
DPI |
計算 |
mm換算 |
|---|---|---|---|
|
300 |
300 |
300 ÷ 300 × 25.4 |
25.4mm |
|
600 |
300 |
600 ÷ 300 × 25.4 |
50.8mm |
|
1200 |
300 |
1200 ÷ 300 × 25.4 |
101.6mm |
|
1200 |
96 |
1200 ÷ 96 × 25.4 |
317.5mm |
DPIごとのサイズ差を確認していきます
続いてはDPIごとのサイズ差を確認していきます。
同じピクセル数でも、DPIが変わるとmm換算の結果は大きく変わります。
この違いを理解しておくと、画面では大きいのに印刷すると小さい、または印刷すると想定より大きいといったズレを防ぎやすくなります。
72DPIや96DPIは画面表示の目安
72DPIや96DPIは、画面表示を考える時に出てくることが多い数値です。
このDPIで計算すると、同じピクセル数でも印刷サイズは大きめになります。
Web用画像のサイズ感を印刷へそのまま持ち込むと、想定と違う結果になることがあります。
300DPIは印刷向けの目安
300DPIで計算すると、同じピクセル数でも印刷サイズは小さめになります。
その代わり、細かい点で表現するため、印刷時の見た目はきれいになりやすいです。
チラシ、写真、ラベルなどでは、300DPIを基準にサイズを考える場面が多いでしょう。
用途ごとにDPIを切り替える
資料の画面表示、家庭用印刷、業務用印刷では、適したDPIが異なります。
エクセルで換算表を作るなら、DPIを入力するセルを用意して自由に変更できるようにすると便利です。
DPIを固定値と思い込まず、用途に合わせて変えられる設計にすることが大切です。
ピクセルからmmへの変換で一番多いミスは、DPIを考えずにサイズを判断してしまうことです。
印刷サイズを決める時は、ピクセル数、DPI、25.4mmの関係を必ず確認しましょう。
エクセルで換算表を作る方法を確認していきます
続いてはエクセルで換算表を作る方法を確認していきます。
ピクセルとmmの変換は、画像や印刷物が複数あるほど手計算では面倒になります。
エクセルで換算表を作っておけば、サイズ確認や印刷前の調整が楽になります。
ピクセル幅とピクセル高さの列を作る
まず、画像名、横ピクセル、高さピクセル、DPI、横mm、高さmmの列を作ります。
画像ごとにピクセル数を入力すれば、実寸サイズを一覧で確認できます。
ラベルや写真を複数扱う時に便利です。
計算式を下へコピーする
横mmの列には、横ピクセル ÷ DPI × 25.4の式を入れます。
高さmmの列には、高さピクセル ÷ DPI × 25.4の式を入れます。
式を下へコピーすれば、複数の画像サイズを一括で変換できます。
条件付き書式でサイズ超過を見つける
印刷枠に収まるか確認したい場合は、条件付き書式を使うと便利です。
例えば横幅が100mmを超えたら色を付けるように設定できます。
これにより、印刷前にサイズオーバーの画像をすぐ見つけられます。
横ピクセルがA2、DPIがB2にある場合、mm換算はA2/B2*25.4で計算できます。
DPIを固定セルにする場合は、絶対参照を使うとコピーしやすくなります。
印刷設定でズレを減らす方法を確認していきます
続いては印刷設定でズレを減らす方法を確認していきます。
エクセル上で計算したmmサイズが正しくても、印刷設定によって実際の大きさが変わることがあります。
特に拡大縮小印刷、余白、プリンター設定は確認しておきたいポイントです。
拡大縮小を確認する
印刷時に拡大縮小が設定されていると、計算したmmサイズと実寸がズレます。
実寸に近づけたい場合は、拡大縮小が100パーセントになっているか確認しましょう。
ページに合わせて印刷を使うと、見た目は収まってもサイズが変わる場合があります。
余白とセルサイズを調整する
印刷物の端に近い位置へ配置する場合、余白設定の影響を受けます。
セルの幅や高さも、画面表示と印刷結果で完全に一致しないことがあります。
正確なサイズが必要な場合は、試し印刷をして実測するのが確実です。
画像の縦横比を固定する
画像をエクセルに貼り付けてサイズ調整する場合、縦横比が崩れると見た目が不自然になります。
図の書式設定で縦横比を固定し、幅または高さを指定すると調整しやすいです。
バーコードやロゴのような画像では、縦横比の崩れが読み取りや印象に影響します。
まとめ
エクセルでピクセルをmmに変換するには、ピクセル数 ÷ DPI × 25.4の式を使います。
ピクセルは画面上の点の数であり、mmは実際の長さなので、DPIを決めないと実寸は求められません。
印刷用途では300DPIが目安になることが多く、画面表示では72DPIや96DPIが使われる場面もあります。
エクセルで換算表を作れば、複数画像の横幅、高さ、印刷サイズをまとめて管理できます。
計算結果だけでなく、印刷時の拡大縮小、余白、プリンター設定まで確認すると、ピクセルからmmへの変換をより実用的に使えます。