20の素因数分解は?計算方法と答えの求め方も!(2²×5:素数の積:因数分解との違い:約数の個数:最大公約数・最小公倍数など)
20を素因数分解すると、答えは2²×5です。
小学校や中学校の算数・数学では、素因数分解を使って約数の個数、最大公約数、最小公倍数などを求める場面があります。
ただ答えだけを暗記すると、数字が変わったときに手が止まりやすいでしょう。
20を例に、素数で割る考え方から因数分解との違い、関連する計算まで順番に確認していきます。
20の素因数分解の答え

それではまず20の素因数分解の答えと、基本となる見方について解説していきます。
20を素数の積で表した結果
20の素因数分解は、2²×5です。
2²は2×2を表すため、実際に計算すると2×2×5=20になります。
20=2×2×5
20=2²×5
素因数分解では、同じ素数が続く場合に指数を使うと見やすくなります。
20の場合は2が2回かけられているので、2×2ではなく2²とまとめられます。
この書き方は、約数の個数や最小公倍数を求める際にも役立つ表現です。
素因数分解で使う素数の意味
素数とは、1とその数自身以外では割り切れない、2以上の自然数を指します。
代表的な素数には、2、3、5、7、11、13などがあります。
なお、1は素数ではありません。
1はどの数にもかけられる特別な数ですが、約数が1つしかないため素数の条件には当てはまりません。
20を分けるときは、最終的に2と5だけが残ります。
どちらも1と自分自身以外では割れないため、これ以上細かく分ける必要はありません。
答えを書くときの注意点
20=2²×5と書くときは、掛け算の順序を入れ替えて5×2²としても計算結果は同じです。
しかし、一般的には小さい素数から順番に並べる書き方がよく使われます。
そのため、2²×5と表すと、ほかの問題との比較もしやすくなります。
20の素因数分解の答えは2²×5です。
2、2、5のすべてが素数になっていることを確認すれば、分解は完成です。
途中で20=4×5として終えてしまうと、4は素数ではないため素因数分解にはなりません。
4をさらに2×2へ分け、素数だけの掛け算にすることが大切です。
20を素因数分解する計算手順
続いては20を実際に分ける計算方法を確認していきます。
最小の素数で割る方法
素因数分解では、まず2、3、5、7といった小さい素数で割り切れるかを考えます。
20は偶数なので、最初に2で割ることができます。
20÷2=10
10÷2=5
5÷5=1
割ったときに使った数を順に並べると、2、2、5です。
したがって、20=2×2×5=2²×5となります。
偶数を見つけたら2で割れるか確認する習慣をつけると、計算が速くなるでしょう。
枝分かれで考える方法
割り算がまだ苦手な場合は、数を掛け算に分ける枝分かれの方法でも求められます。
20は4×5に分けられます。
ここで5は素数ですが、4は2×2に分けられる数です。
20
20=4×5
20=2×2×5
20=2²×5
このように、合成数がなくなるまで掛け算を分けていきます。
最後に残ったすべての数が素数かどうかを確認することが、枝分かれでの重要なポイントです。
20の因数を利用する考え方
20の因数には、1、2、4、5、10、20があります。
この中から20になる組み合わせを探すと、1×20、2×10、4×5が見つかります。
素因数分解では、素数に近い組み合わせを選ぶより、合成数を最後まで分けることが必要です。
| 20の分け方 | さらに分ける必要 | 最終結果 |
|---|---|---|
| 1×20 | 20を分ける | 2×2×5 |
| 2×10 | 10を分ける | 2×2×5 |
| 4×5 | 4を分ける | 2×2×5 |
途中の分け方が異なっていても、正しく分解を続ければ最終結果は同じになります。
これが素因数分解の面白い特徴の一つです。
因数分解と素因数分解の違い
続いては因数分解と素因数分解の違いを確認していきます。
因数の基本的な意味
因数とは、ある整数を掛け算で表したときに使われる数です。
たとえば20=4×5では、4と5は20の因数です。
20=2×10の場合は、2と10が因数になります。
つまり因数は、掛けると元の数になる数と考えると理解しやすいでしょう。
1と20も20の因数ですが、問題によっては1とその数自身を除いた因数を扱うこともあります。
素因数分解だけにある条件
素因数とは、因数の中でも素数であるものを指します。
20の因数には4や10もありますが、これらは素数ではありません。
一方、2と5は素数であり、20を作るために使える素因数です。
20=2²×5という形まで分けると、掛け算に含まれる数がすべて素数になります。
因数分解は数を掛け算の形に分ける考え方です。
素因数分解は、その掛け算を素数だけになるまで続ける計算です。
20=4×5は因数分解の途中としては正しいものの、素因数分解の答えとしては不十分です。
4=2×2と分けて初めて、素因数分解が完了します。
式を見分けるための確認方法
式が素因数分解になっているか迷ったら、掛け算に含まれる数を一つずつ確認します。
2、3、5、7のような素数だけで構成されていれば問題ありません。
4、6、8、9、10のような合成数が残っていれば、まだ分けられます。
| 式 | 素因数分解かどうか | 理由 |
|---|---|---|
| 20=4×5 | いいえ | 4が2×2に分けられるため |
| 20=2×10 | いいえ | 10が2×5に分けられるため |
| 20=2×2×5 | はい | すべて素数のため |
| 20=2²×5 | はい | 2×2×5を指数で表したため |
素数だけになっているかという一点を見れば、答えの確認がしやすくなります。
テストでは指数を使った2²×5の形で書くと、整理された印象にもつながります。
20の約数と約数の個数
続いては20の約数と、約数の個数を求める方法を確認していきます。
20の約数の一覧
約数とは、割り算をしたときに余りなく割り切れる数です。
20を割り切れる正の整数を小さい順に並べると、1、2、4、5、10、20になります。
したがって、20の正の約数は全部で6個です。
約数は、掛け算の組み合わせとして考えると見つけやすくなります。
| 掛け算 | 対応する約数 |
|---|---|
| 1×20=20 | 1と20 |
| 2×10=20 | 2と10 |
| 4×5=20 | 4と5 |
それぞれの組み合わせから2個ずつ約数が得られるため、合計は6個になります。
20は平方数ではないので、同じ約数が重なることもありません。
指数を使った約数の個数
20=2²×5と素因数分解できていると、約数の個数は計算式で求められます。
指数に1を足した数を掛ける方法を使います。
20=2²×5¹
約数の個数=2+1と1+1を掛ける
3×2=6個
2の指数は2なので、2の部分は0個使う、1個使う、2個使うという3通りです。
5の指数は1なので、5の部分は使わないか1個使うかの2通りになります。
その組み合わせが3×2=6通りあるため、20の約数は6個と分かります。
約数を漏れなく書くコツ
約数を列挙するときは、1から順番に割っていく方法が基本です。
20÷1、20÷2、20÷4、20÷5は余りなく割り切れます。
一方で、20÷3や20÷6は整数にならないため、3や6は約数ではありません。
また、1と20、2と10、4と5のように、約数は対になることが多い点も覚えておきたいところです。
約数を探すときは、割り算だけでなく掛け算の組を使うと整理しやすくなります。
20では1と20、2と10、4と5の3組が約数をすべて示しています。
素因数分解から約数の個数を出し、掛け算の組から約数そのものを確認すると、計算ミスを減らせるでしょう。
20を使う最大公約数と最小公倍数
続いては20とほかの数を比べるときに便利な、最大公約数と最小公倍数を確認していきます。
最大公約数の求め方
最大公約数は、2つ以上の数に共通する約数のうち最も大きい数です。
たとえば20と30の最大公約数を求めてみましょう。
20の素因数分解は2²×5で、30の素因数分解は2×3×5です。
両方に共通する素因数は2と5なので、2×5=10となります。
20=2²×5
30=2×3×5
共通する部分は2×5
最大公約数は10
共通する素因数を選ぶときは、指数が小さい方を使います。
20には2が2個ありますが、30には2が1個しかないため、共通部分として使える2は1個だけです。
最小公倍数の求め方
最小公倍数は、2つ以上の数の公倍数のうち最も小さい正の整数です。
同じく20と30で考えると、必要な素因数をすべてそろえる必要があります。
2は多い方の2個、3は1個、5は1個を使います。
20=2²×5
30=2×3×5
最小公倍数=2²×3×5
最小公倍数=60
最小公倍数では指数が大きい方を選ぶと覚えると、最大公約数との違いが分かりやすくなります。
20の倍数と30の倍数を並べても60にたどり着けますが、素因数分解を使う方が大きな数でも効率的です。
最大公約数と最小公倍数の使い分け
最大公約数は、物を余りなく同じ数ずつ分ける問題で使われることが多いでしょう。
たとえば20個と30個の品物を、同じ内容のグループにできるだけ多く分ける場合などです。
最小公倍数は、異なる周期が再びそろう時期を求める問題に向いています。
20分ごとと30分ごとの予定が次に同時になる時刻を考える場合、60分後が答えになります。
| 計算 | 素因数の扱い | 20と30の結果 |
|---|---|---|
| 最大公約数 | 共通する素因数の小さい指数 | 10 |
| 最小公倍数 | 必要な素因数の大きい指数 | 60 |
素因数分解の結果を縦に並べると、共通部分と不足部分が見えやすくなります。
計算の目的に応じて、共通だけを見るのか、すべてをそろえるのかを判断しましょう。
20の素因数分解のまとめ
20の素因数分解は、2²×5です。
20を2で割ると10、さらに2で割ると5となり、最後に5で割ると1になります。
使った2、2、5はすべて素数なので、20=2×2×5=2²×5と表せます。
因数分解では20=4×5のような形も扱えますが、素因数分解では4を2×2まで分ける必要があります。
また、20の正の約数は1、2、4、5、10、20の6個です。
素因数分解の指数を利用すれば、2²×5¹から3×2=6個と求められます。
20と30のように複数の数を扱う場合にも、素因数分解は最大公約数や最小公倍数を求める土台になります。
素数だけの掛け算に最後まで分けることを意識すると、関連する計算にも自信を持って取り組めるでしょう。