20をローマ数字で表すとき、アルファベットの並び方に迷う人は少なくありません。
時計の文字盤、映画の続編、結婚記念日、書類の章番号など、ローマ数字は日常のさまざまな場所で目に入ります。
この記事では、20の正しい書き方であるXXと読み方を中心に、ローマ数字の基本規則、間違えやすい表記、時計や記念日での使われ方まで丁寧に紹介します。
20のローマ数字の表記

それではまず、20のローマ数字と読み方について解説していきます。
XXで表す理由
20のローマ数字は、XXと書きます。
ローマ数字では、Xが10を意味するため、10を表すXを2つ並べると20になります。
X + X = XX
10 + 10 = 20
ローマ数字は、基本となる記号を足したり引いたりして数を作る仕組みです。
XXは同じ記号を左から右へ順番に足すだけなので、初めて学ぶ人にも理解しやすい表記でしょう。
なお、英語のアルファベットのエックスを2回書く形に見えますが、単なる文字列ではなく、数を示すための決まった表現です。
20をXXと覚えると、21はXXI、22はXXII、23はXXIIIと自然につなげて考えられます。
読み方の基本
XXは日本語では、にじゅうと読みます。
ローマ数字そのものを声に出して読む場合は、エックスエックスと呼ぶこともあります。
ただし、数字として意味を伝える場面では、20、にじゅう、twentyなど、その文章に合う読み方を選ぶのが一般的です。
たとえば、映画タイトルの「Rocky II」はロッキー・ツーと読まれますが、年号や章番号では第20章、第20回と日本語に置き換えるほうが自然な場合があります。
文脈に合わせて数字の意味を読み取ることが、ローマ数字を使いこなすポイントになります。
20周辺の数字一覧
20の前後をまとめて確認すると、XXの位置づけがさらにわかりやすくなります。
| 数字 | ローマ数字 | 考え方 |
|---|---|---|
| 17 | XVII | 10に5と2を足す形 |
| 18 | XVIII | 10に5と3を足す形 |
| 19 | XIX | 10に9を足す形 |
| 20 | XX | 10を2つ足す形 |
| 21 | XXI | 20に1を足す形 |
| 22 | XXII | 20に2を足す形 |
| 23 | XXIII | 20に3を足す形 |
| 24 | XXIV | 20に4を足す形 |
| 25 | XXV | 20に5を足す形 |
20はXが2つだけの短い表記なので、数字の並びを確認する基準にも向いています。
20のローマ数字はXXです。
Xは10を示す記号なので、Xを2つ並べれば20を正しく表せます。
ローマ数字の基本記号
続いては、XXを理解するために欠かせない基本記号を確認していきます。
七つの主要記号
一般的なローマ数字では、主に七つの記号を使います。
数が大きくなるほど記号の種類も増えますが、20までならI、V、Xを中心に覚えると十分です。
| 記号 | 数値 | 主な使用例 |
|---|---|---|
| I | 1 | I、II、III |
| V | 5 | V、VI、VIII |
| X | 10 | X、XV、XX |
| L | 50 | L、LX、LXX |
| C | 100 | C、CC、XC |
| D | 500 | D、DC |
| M | 1000 | M、MM |
ここで重要なのは、Xは10、Lは50、Cは100という対応です。
たとえば30はXXX、40はXL、50はLとなり、20のXXから先も規則を利用して読めます。
加算の規則
ローマ数字では、基本的に大きい数の記号の右側に小さい数の記号を置くと、数を足す意味になります。
VIはVの5にIの1を足して6、XIIはXの10にIIの2を足して12です。
XIは10 + 1で11
XVは10 + 5で15
XXは10 + 10で20
XXは加算規則の代表的な例です。
左右のXはどちらも同じ10を表しており、特別な計算をせず20と判断できます。
ローマ数字を読むときは、まず同じ記号が並んでいないかを見ると、数のまとまりをつかみやすくなります。
減算の規則
小さい数の記号を大きい数の左側に置くと、引き算を表すことがあります。
IVは5から1を引いた4、IXは10から1を引いた9、XLは50から10を引いた40です。
ただし、すべての組み合わせで引き算ができるわけではありません。
20は減算の規則を使わず、Xを2つ並べるだけで完成します。
そのため、20をIXXのように書くのは誤りです。
ローマ数字は、記号を自由に足し引きするものではありません。
20はXX、19はXIX、24はXXIVというように、慣用的な規則に沿って表記します。
XXの書き方と間違いやすい表記
続いては、20を正しく書くためのポイントと間違いやすい表記を確認していきます。
大文字で書く基本
ローマ数字は、通常大文字のアルファベットで書きます。
20ならXXであり、小文字のxxと書くよりも、正式な表記としては大文字を選ぶのが無難です。
時計の文字盤、建物の銘板、論文の章立て、映画のタイトルなどでも、大文字が使われることが多いでしょう。
パソコンで入力する場合は、半角英字でXを2回入力すればXXになります。
全角のXXではなく、用途に指定がない限り半角のXXにすると、デザインや検索でも扱いやすくなります。
IXXとXXの違い
19を表すXIXと20を表すXXは、見た目が似ているため注意が必要です。
XIXは10に9を加えた数で、最後のIXが9を意味しています。
一方のXXは、10を2回加えた20です。
| 表記 | 数値 | 読み取り方 |
|---|---|---|
| XVIII | 18 | 10 + 5 + 3 |
| XIX | 19 | 10 + 9 |
| XX | 20 | 10 + 10 |
| XXI | 21 | 20 + 1 |
| XXIX | 29 | 20 + 9 |
IXXは一見すると19を超えた数のように思えるかもしれません。
しかし、標準的なローマ数字の書き方では使用しないため、20として書くべき形はXXです。
同じ記号の並び方
I、X、C、Mは、原則として同じ記号を3つまで連続して並べられます。
そのため、XXは問題ありませんし、XXXは30を表せます。
一方、XXXXを40として使う表現は、現代の標準的なルールではXLが基本です。
ただし、時計の文字盤では4時をIVではなくIIIIと表す例も見られます。
これは見た目のバランスや伝統的な意匠によるもので、一般的な数の表記規則とは分けて考えるとよいでしょう。
20はXX
30はXXX
40はXL
記号を3つまで並べるという目安を覚えると、20から40付近の数字がぐっと読みやすくなります。
時計の文字盤とXX
続いては、時計に見られるローマ数字とXXの関係を確認していきます。
時計に20がない理由
一般的なアナログ時計の文字盤には1から12までの数字しかないため、20を表すXXは通常表示されません。
時計でよく見かけるローマ数字はIからXIIまでです。
たとえば10時はX、11時はXI、12時はXIIと表記されます。
XXが時計本体の文字盤に登場する機会は少ないものの、時計の製造年、限定モデルの記念表記、シリーズ名などでは使われることがあります。
時計にローマ数字が使われる背景を知ると、XXも同じ数の表現体系に属していることがわかります。
四時表記の特徴
時計の文字盤では、4をIVではなくIIIIと書くデザインがよく見られます。
これは時計業界で広く使われてきた表記で、文字盤全体の左右の見た目を整えやすいと考えられています。
VIIIとのバランスがよいことや、製造上の都合、歴史的な慣習など、複数の説があります。
XXは20を表す標準的な書き方ですが、時計の表記を見ると、ローマ数字には用途別のデザイン上の例外もあると理解できます。
数の正しさと、見せ方としての表記は、必ずしも同じではありません。
文字盤を読む練習
時計のローマ数字を読む練習では、まずIからXIIまでを順番に確認するのがおすすめです。
| 時刻 | ローマ数字 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 1時 | I | 1本の線 |
| 4時 | IVまたはIIII | 5の前に1 |
| 5時 | V | 基本記号の5 |
| 9時 | IX | 10の前に1 |
| 10時 | X | 基本記号の10 |
| 12時 | XII | 10に2を足す形 |
12時までを覚えた後にXXを見ると、Xが2つなので20だとすぐ判断できるでしょう。
時計はローマ数字への親しみを持つきっかけとして便利な存在です。
記念日と映画におけるXX
続いては、記念日や映画などで使われるXXの意味を確認していきます。
二十周年の表現
企業や団体、学校、結婚生活などの二十周年を表す際に、XXがデザインとして使われることがあります。
たとえば、20周年記念を英語風に表現する場面では、Anniversary XXのような見せ方が選ばれることもあります。
ローマ数字にすると、通常の数字よりも記念碑らしい格調を出しやすい点が特徴です。
ロゴ、招待状、記念誌の表紙、イベントのポスターなどでは、XXだけを大きく配置して二十周年を印象づけるデザインもあります。
XXは20という数字を示すだけでなく、節目や歴史を感じさせる視覚的な記号としても使われます。
記念行事では、数字の意味がひと目で伝わるよう、近くに20周年やTwenty Yearsなどの補足を添えると親切です。
映画作品の続編表記
映画、ドラマ、ゲーム、書籍のシリーズでは、続編番号にローマ数字が使われることがあります。
第2作ならII、第3作ならIII、第10作ならXのように表し、作品名に重厚感や伝統的な印象を与えます。
第20作を示す場合はXXです。
ただし、実際の読み方は作品ごとの公式表記に従う必要があります。
英語圏の作品でXXが使われている場合は、トゥエンティ、ナンバー・トゥエンティ、またはタイトル固有の読みになる場合があります。
検索するときはローマ数字だけでなく、アラビア数字の20も一緒に使うと目的の作品を探しやすくなります。
章番号と年代表記
書籍の章番号、建築物の銘板、式典のプログラム、歴史的な年代表記でもローマ数字は利用されます。
第20章ならChapter XX、第二十回ならXX Editionのように書かれることがあります。
また、世紀を表す場合、21世紀はXXI century、20世紀はXX centuryです。
この使い方では、XXが二十世紀や第20番目を示す重要な記号になります。
年号については、2020年をMMXXと表せます。
2000はMM
20はXX
2020はMMXX
大きな数字も、千、百、十、一のまとまりに分けると読み解きやすくなります。
20のローマ数字のまとめ
ここまでの内容をまとめていきます。
20のローマ数字はXXです。
Xは10を表すため、Xを2つ並べることで20になります。
読み方は基本的ににじゅうであり、記号として読む場面ではエックスエックスと呼ぶこともあります。
XXは、21のXXIや29のXXIX、30のXXXを理解する土台にもなります。
一方で、20をIXXと書くのは標準的なローマ数字の規則に合いません。
時計の文字盤ではXXを直接目にすることは多くありませんが、IからXIIまでの表記を知ることで、ローマ数字の基本感覚をつかめるでしょう。
二十周年の記念ロゴ、映画やゲームの続編、章番号、二十世紀の表記などでは、XXが印象的に用いられます。
迷ったときは、Xが10、XXが20という基本に戻ると判断しやすくなります。
正しい規則を押さえれば、ローマ数字は暗記だけでなく、仕組みから自然に読めるようになります。